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管理職の転職は難しい? 転職を成功させるための5つのポイント

[最終更新日]2020/12/18

管理職の転職は難しい?

「管理職の転職は難易度が高い」

こんな話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。とくに現在管理職として活躍していて、転職を意識したことのある人であれば、転職の難易度について一度は考えたことがあるはずです。

いま管理職として働いている人は、転職してキャリアアップを目指すのであれば、次の職場でも管理職採用を狙いたいと考えるでしょう。

もし本当に管理職として転職を成功させることが難しいとしたら、転職をためらってしまう人もいるかもしれません。果たして、管理職の転職は難易度が高いというのは本当なのでしょうか。

目次

1)なぜ管理職の転職は難しいと言われているのか

一般的に、役職に就いていない人と比べて管理職の転職は難しいと言われています。

実際に転職を試みた管理職の人がなかなか転職先を見つけられず苦労した経験や、実際に転職したものの後悔した経験がクローズアップされ、「管理職の転職=難しいもの」というイメージを持たれていると思われます。

ただ、実際に管理職の転職には一般社員と比べて難易度が高くなりやすい原因があるのも事実です。管理職の転職を困難なものにしている理由として、主に次の3点が挙げられます。

管理職向けの求人の母数が少ない転職者の実績を測ることが難しい転職者-企業間の条件のマッチングが難しい
  • 管理職向けの求人の母数自体が少ない
  • 転職者の実績を測ることが難しい
  • 転職者と企業間での年収・労働条件のマッチングが難しい




管理職向けの求人の母数自体が少ない

チェスの駒

たとえば、いま現在の勤務先のことを考えてみてください。

管理職「候補」として中途入社し、しばらく経って管理職に抜擢された人はいるかもしれませんが、はじめから管理職として採用される事例はめずらしい(あるいは前例がない)という職場が多いはずです。

組織の内情を知らない人を外部から引っ張ってきて、はじめから管理職としてのポストを与えるのは、企業としてもリスクを負うからです。

実際、管理職としてのスキルや経験を求める求人や、管理職採用を前提としている求人は、一般社員向けの求人と比べてかなり限られています。

そもそも管理職向けの求人が少なく、応募できる数そのものが限られているため、管理職が転職できる機会が少ないと思われやすいのです。



転職者の実績を測ることが難しい

両手を組む男性

管理職として転職する場合、これまでの成果や実績をアピールする必要がありますが、「管理職として」挙げてきた実績を客観的に示すのは容易ではありません。

プレイングマネージャーであれば自分が担当する仕事の成果は比較的アピールしやすいはずですが、管理職としての成果となると部下が挙げた成果や部下の成長といった観点での評価が求められます。

ところが、部下がめざましい成果を挙げたとしても、上長としてのあなたの手腕によるものなのか、もともと部下自身が優秀だったのか、はっきりと見極めるのは非常に難しいと言わざるを得ません。

また、ある組織で優秀と言われてきた管理職が、別の組織でも手腕を発揮できる保証はありません。
部下のパーソナリティや企業文化が異なる環境で管理職として十分な活躍ができるかどうかは、就業を開始してみないと分からない面が多々あります。



転職者と企業間での年収・労働条件のマッチングが難しい

年収交渉イメージ

管理職は社員をマネジメントする立場のため、残業手当は支給されないことがほとんどです。

管理職は年俸制を採用しているケースもよくあることから、入社時点での年収など条件面がクリアになりやすい傾向があります。

給与条件が明確になっているのは一見すると良いことのように思えますが、実は転職のマッチングを難しくしている要因の1つとも言えます。

管理職として転職する人の多くは現状以上の条件を望むため、はじめから好条件を提示できる企業でなければ入社を承諾したがらない傾向があるのです。

採用する企業側としては、前職での経歴や実績をよほど高く評価していない限り、はじめから高い報酬を約束することに慎重な姿勢を示すケースが多いでしょう。
そのため、転職者と企業間で条件をうまくマッチングさせることが難しくなりやすいのです。



2)管理職で転職することのメリット・デメリット

管理職として転職するのは決して簡単なことではありませんが、難しいことを承知の上で転職活動を進める人は少なくありません。

それは、管理職で転職することには相応のメリットがあるからです。反面、管理職として採用されることには一定のデメリットがあることを覚悟しなくてはならないのも事実です。

大切なのは、管理職として転職することのメリットとデメリットの両面をよく理解した上で、それでも管理職採用を目指すかどうかを決断することでしょう。そこで、管理職が転職する際の主なメリットとデメリットについてまとめました。



管理職転職のメリット

管理職としての経験が有利に働く場合がある管理職としてキャリアアップできる可能性がある

管理職としての経験が転職活動で有利に働く場合がある

すでに管理職を経験している人の多くは、役職に見合った裁量を与えられ、自分で判断を下しながらチームを率いてきた経験を持っています。

自分なりの仕事観やキャリア観を非管理職よりも強く意識する傾向があるため、転職活動の際にアピール可能な材料が豊富になりやすいと言えます。

チームや部署を指揮・統括した経験を求めている企業であれば、管理職としての経験を高く評価してもらえる可能性もあります。


管理職としてキャリアアップできる可能性が広がる

外部から管理職を採用しようとしている企業であれば、これまで社内になかった新しい風を吹き込んでくれる人材を探している場合があります。

前職の実績や経験に期待を寄せてもらうことができれば、これまでよりも難易度の高い仕事や責任の重い仕事を任せてもらえることがあります。

転職せずに同じ職場で働いた場合、この先何年も経験することのなかった役割を、転職することによって即座に任される可能性もあるのです。

管理職にとって、転職することでキャリアをショートカットできるのはメリットの1つと言えるでしょう。



管理職転職のデメリット

入社後に強いプレッシャーがかかる名ばかり管理職になる可能性がある

入社後に強いプレッシャーがかかる

管理職として転職するということは、入社直後から責任の重い職務を遂行することを意味しています。企業の文化や風土が異なる中で初対面の部下を統率していかなくてはなりません。

しかも、管理職として担当部署全体の成果に対する責任を負うことになりますので、相当なプレッシャーがかかることは覚悟しておくべきでしょう。

こうしたプレッシャーは、管理職としてのあなたの能力や資質に対する期待値が高くなればなるほど強くなります。慣れない環境でも成果を出していくことができる自信がなければ、転職に踏み切るリスクは高いと言わざるを得ません。


名ばかり管理職になる可能性がある

管理職として役職を与えられるのであれば、仕事内容や報酬も役職に見合ったものになると想像しがちですが、必ずしもそうとは限らないことに注意が必要です。

職場によっては、管理職と言っても肩書が与えられるのみで、仕事内容そのものは一般社員とほとんど変わらない場合があります。

また、報酬が思ったほど高くなく、残業手当も支給されないことから、前職よりも年収がダウンしてしまうケースもないとは言えません。

管理職採用という条件を鵜呑みにしてしまうのではなく、仕事内容や役割についてよく確認しておきましょう。



3)管理職の転職を成功させるための5つのポイント

管理職の転職を成功させるには、非管理職として転職するとき以上に留意しておくべきポイントがあります。

これまでに非管理職として転職に成功した経験がある人でも、管理職になってから初めての転職であれば、前回の転職活動とは勝手がちがうことを十分に理解しておく必要があります。

とくに次に挙げる5つのポイントについては、管理職として転職を成功させるために意識し、必ず準備を整えてから転職活動に臨むようにしましょう。

自己分析・キャリアの棚卸しを行う転職条件に優先順位をつける企業研究は入念に管理職の経験を具体的に説明できるようにしておく管理職のサポートに強い転職エージェントの活用
  • 自己分析・キャリアの棚卸しをしっかりと行う
  • 転職に求める条件に優先順位をつけておく
  • 企業研究は入念に
  • 管理職としての経験を具体的に説明できるようにしておく
  • 管理職のサポートに強い転職エージェントの活用




自己分析・キャリアの棚卸しをしっかりと行う

PCで作業する男性

ひとえに「管理職経験者」と言っても、経験してきた職務や仕事内容はさまざまです。

応募先企業の採用担当者は他人であり、あなたのこれまでの仕事ぶりについて知りません。
「役職を伝えれば、だいたい仕事内容も察しがつくだろう」などと高をくくらず、経験してきた仕事内容を客観的に分かりやすく伝えることが大切です。

そのために必要になるのが自己分析キャリアの棚卸しです。自分にとっても強みはどこにあるのか、具体的にどのような仕事に携わり、貢献してきたのかを言語化していきましょう。

マネジメント経験について伝える場合も、マネジメントした人数や与えられていた役割をきちんと洗い出し、自分の言葉で伝えられるように準備を進めましょう。





転職に求める条件に優先順位をつけておく

電話で話す男性

せっかく転職するなら、と多くの希望条件を挙げてしまう人は多いのですが、実際にはあらゆる希望条件が完璧に叶うことはほとんどありません。転職先を決めるにあたって、妥協できない条件やこだわっておきたい条件を決め、優先順位をつけておきましょう。

たとえば、「企業規模にはあまりこだわらないが、年収は現状よりも下げたくない」「今よりも広い裁量が与えられるのであれば、業種について強いこだわりはない」といったように、自分にとって重要な条件を明確にしておくのです。

こうすることで、応募すべきかどうか、採用されたとして入社すべきかどうか、といった判断を下すときの軸となります。

反対に、優先順位が曖昧なまま転職活動を進めてしまうと、魅力的に見える条件が提示されるたびに目移りしてしまい、結果的に自分にとって重要な希望条件を叶えられない恐れがあります。





企業研究は入念に

企業研究をする男性

応募する企業に関するリサーチは必須です。
情報収集が不足していたことで入社後ミスマッチが発覚することは避けたいですし、求める人材像を把握していなければ面接選考で効果的なアピールをすることは難しいからです。

企業がどのような人材を求めているのか、業績や社風、トップの考えなど、収集できる情報はすみずみまで調べておきましょう。

また、対象の企業がどのような状況であるか知ることも大切です。欠員募集なのか、新規プロジェクトの立ち上げに携わることになるのかによって、求められる能力や資質は大きく異なるでしょう。

なぜ今このタイミングで管理職を外部から採用しようとしているのか、名ばかり管理職ではないのか、といった点も慎重に調べておく必要があります。





管理職としての経験を具体的に説明できるようにしておく

面接中の男性

管理職に求める能力は業種や企業規模によって異なります。
プレイヤー寄りの実務寄りのタイプを求める企業では個人としての実績を重視するはずですし、マネジメント寄りの管理者タイプを求める企業であれば率いた部署としての成果を重視するでしょう。

自身の管理職としての能力を知ってもらうには、これまでの管理職経験について具体的な言葉で説明するのが最も近道です。

しかし、管理職としての経験が豊富になればなるほど活躍してきた期間も長くなるため、限られた面接時間内で十分に伝わる説明をするのは容易ではなくなります。

強調しておきたいポイントや印象的なエピソード、アピールしておくべき実績など、伝えるポイントを整理して書き出しておくなど、管理職としての経験を具体的に説明するための事前準備は欠かせません。





管理職のサポートに強い転職エージェントの活用

管理職の転職を成功させるには、自力で転職を乗り切るための努力をすることに加えて、管理職のサポートに強い転職エージェントを活用することが重要です。

転職エージェントの仕組み。転職エージェントは、求人紹介や書類添削・面接対策などのサポートを行ってくれます。

転職エージェントは企業と転職者の橋渡し役となり、転職者に求人紹介やキャリアプランのアドバイスなどを行うだけでなく、求人企業の採用担当者とも打ち合わせを行い、求める人材像の把握や条件交渉をしています。

転職者が自力で転職活動をする場合、転職者側からの視点でしか判断できないことがほとんどですが、転職エージェントを仲介することで企業側からの視点も得やすくなるのです。

これにより、転職者は自分の市場価値を客観的に把握するための材料が増え、自分に合った企業への転職を成功させられる確率が高まります。

管理職の転職こそ、転職エージェントを有効活用して転職成功率を引き上げておくことをおすすめします。



4) 管理職転職のサポートに手厚いおすすめ転職エージェント

握手する男性二人

管理職採用の求人は秘匿性が高いものが少なくないため、人材を募集する企業は一般的な転職サイトに求人を出さないケースもよく見られます。

その場合、転職エージェント経由での紹介によってのみ応募可能な非公開求人がよく利用されます。非公開求人はそれぞれの転職エージェントが独自に取り扱っていることが多く、あるエージェントでは紹介可能な案件が別のエージェントでは全く扱われていない、といったことは十分にあり得ます。

自分に合った企業をタイムリーに紹介してもらえるチャンスを広げておく意味でも、転職エージェントは1社だけでなく複数のサービスに登録しておき、並行して活用していくほうが望ましいでしょう。

以下に挙げる転職エージェントは、いずれも管理職の転職サポートに強いサービスです。自分に合ったものをいくつかピックアップして登録しておきましょう。



JACリクルートメント

JAC Recruitment。転職にグローバル戦略を。外資系や海外転職はJACリクルートメント。
サービス名 JACリクルートメント
特徴 ミドル世代の転職者へのサポートに強く、かつグローバル企業、海外勤務の求人情報も多数
実績豊富なキャリアコンサルタントに対するサービス満足度も高い、「ステップアップの転職」を目指す際はぜひ登録しておきたい転職サービス!
企業名 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント(1988年3月)




パソナキャリア ハイクラス

あなたに相応しい、役割と報酬がある。そして次のステージへ。パソナキャリアハイクラス転職支援サービス。
サービス名 パソナキャリア ハイクラス
特徴 パソナキャリア ハイクラス転職支援サービスは、人材サービスを展開するパソナグループが運営するハイクラス・エグゼクティブ向けの転職支援サービスです。
パソナキャリアが取り扱っている求人の中でもとくに管理職や役員クラスといった、いわゆるハイクラス人材を求める企業に特化しています。
企業名 株式会社パソナ(1976年)




dodoエグゼクティブ

doda エグゼクティブ転職、ハイクラス・管理職の求人情報 年収1,000万円以上の求人と、非公開求人
サービス名 dodaエグゼクティブ
特徴 国内求人数TOPクラス、かつ全国展開の「doda」が展開する、ハイクラス・エグゼクティブに特化した転職支援サービス

次のステージにステップアップしたい」30代~50代の方に、熟練のキャリアアドバイザーが「満足いく転職」を共に目指してくれます。
企業名 パーソルキャリア株式会社(1989年6月)




リクルートエージェント

転職エージェントならリクルートエージェント。非公開求人からご希望に沿った求人をご紹介。転職エージェントがあなたの転職を成功に導きます。
サービス名 リクルートエージェント
特徴 転職後の利用者満足度によると、99%の方が「満足」!20代~40代まで幅広い利用者の方からの高い満足を実現する、業界最大手の転職エージェント。
企業名 株式会社リクルート(1977年11月)








まとめ)管理職の転職は「決して簡単ではないがチャンスも多い」

階段を昇る男性

管理職の転職は一般社員よりも難易度が高いと言われる一方で、管理職としてキャリアアップするきっかけをつかむ人もいます。

管理職として転職するというリスクを取る分、得られるチャンスは非管理職よりも多くなると言えるでしょう。

現在、管理職として活躍している皆さんが転職するとしたら、今回解説してきたような管理職が転職するメリット・デメリットや転職成功のポイントを十分に理解し、必要な準備を整えた上でスタートを切るべきです。
間違っても、勢いで転職活動を始めてしまい準備不足で後悔することのないようにしましょう。

決して簡単ではないものの、成功すれば多くのチャンスを得られる管理職の転職。今後のキャリアをより充実したものにしていくためにも、選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。



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