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20代で派遣から正社員になるには?未経験から正規雇用を目指すための4つのルート

[最終更新日]2022/03/25

20代派遣社員から正社員へ。

現在、派遣社員として就業している20代の人の中には、「いずれは正社員として働きたい」と思いながらも、「なかなかチャンスが巡ってこない」「はじめの一歩がなかなか踏み出せない」と感じている人もいるはずです。

派遣社員から正社員への転職は「いつの間にか実現していた」というものではありません。意識的に行動して実現を目指さないと、ただ時間だけが経過してしまうことも考えられます。

目次

20代で派遣から正社員になるために意識したいポイント

はじめに、そもそも20代派遣社員の方が正社員になれる可能性があるかどうか?についてですが、結論から言うと可能性は十分にあります

もし今まで正社員として採用された経験がないとしても、20代では「今後の成長への期待度」が高いからです。

ただし、冒頭でも述べたとおり、何も行動を起こさずに現状のまま過ごしていると正社員になるチャンスを逃してしまうことも考えられます。
派遣社員から正社員になる!と決意したら、次のことを意識して行動につなげていくことが大切です。

  • 1日でも早くから、正社員への転職活動を始めること
  • 「企業が正社員に求めていること」は何かを理解する
  • 正社員になるための具多的な方法を知る

20代のうちに正社員へ向けて転職活動を行う

20代派遣から正社員へのポイント1 1日でも早く、行動を起こすこと。 ・近年、若年者の正社員化に前向きな企業が増えている ・若いほどポテンシャル採用の可能性が高まる

一般的に、非正規雇用(派遣社員など)から正規雇用(正社員)への転身は、若ければ若いほど成功率が高くなります。

その理由は、「近年、若年者の正社員化に前向きな企業が増えている」こと、そして「若いほどポテンシャル採用の可能性が高まる」からです。

30代・40代と比べて、20代は新しい仕事を覚えるための柔軟性があり、環境の変化にも適応しやすいことから、企業は若手の人材を求める傾向があります。

派遣社員を卒業して正社員になるのであれば、20代のうちに動いておくのが得策です。

「企業が正社員に求めていること」は何かを理解する

20代派遣から正社員へのポイント2 多くの企業が「正社員に求めていること」を知る。 ●成長意欲 ●コミュニケーション力 ●柔軟性・適応力

「正社員になりたい」という気持ちを強く持つことは重要ですが、「企業側が正社員に何を求めているか」を理解しておくことも大切です。

現状、派遣社員として働いている人に対して「なぜ今まで正社員として採用されなかったのだろう?」「本人に何か問題があるのでは?」といった目を向ける採用担当者がいるのは事実です。

多くの企業が20代の正社員に何を求めているのか理解し、企業側のニーズに応えることができれば、採用される確率も高まるはずです。

次に挙げるのは、企業が20代の正社員に求める主な資質・能力です。

企業が20代の正社員に求める主なもの

  • 仕事に対して、「成長したい」などの意欲があること
  • 相手の話を聞く姿勢や意見を伝える力などのコミュニケーション能力を備えていること
  • 新しい環境にすぐ馴染めるための柔軟性、適応力があること

見方を変えると、これらの点が「不足している」と企業から評価された場合、派遣から正社員への転換は難しいでしょう。

仕事に対する成長意欲が不十分と思われかねない言動をしていないか、しっかりと話を聞いて的確に意見を述べるコミュニケーション能力が備わっていると感じてもらえるか、社会人として職場環境に馴染めるか、といった点を意識して選考等にのぞむ必要があります。

正社員になるための方法を知る

20代派遣から正社員へのポイント3 「正社員になるための具体的な方法」を知る。①転職エージェントの活用 ②派遣先で正社員を目指す ③紹介予定派遣を利用する ④資格取得などでスキルアップ

派遣社員から正社員を目指すのであれば、「どうすれば正社員になれるのか」を具体的に知る必要があります。

ときどき「目の前の仕事を一生懸命やっていれば、いずれ正社員になるチャンスが巡ってくるはず」と考える人がいます。

今の就業先で仕事に対して真剣に取り組むのはもちろん大切なことですが、それだけでは正社員になるためのアクションとしては十分とは言えません。

正社員になるための方法として、主に次の4点が考えられます。

「この方法が自分に合いそう」という方法からチェックしてみてください。

また、詳しくは次項以降で解説していきますが、いずれの方法にも共通しているのは「現状維持ではなく、何らかの具体的な行動が必要」という点です。

待っていれば自然と正社員になれるわけではなく、正社員になるための方法を知り、具体的な行動を取り入れるという意識を持つことが大切です。

派遣から正社員ルート①|転職エージェントを利用する

派遣からの正社員ルート1転職エージェントの活用 ●正社員化に向けてもっとも一般的で、かつおすすめの方法。

すぐにでも正社員になりたいのであれば、迷わず転職エージェントを活用することをおすすめします。

転職エージェントは転職希望者と募集企業の仲介役となって、企業と人材のマッチングを行っています。
転職エージェントを活用する大きなメリットの1つに、担当キャリアアドバイザーがつくことが挙げられます。

キャリアアドバイザーは転職に際してキャリアプランのアドバイスや応募書類・面接対策のサポートをしてくれるだけでなく、求人の紹介や採用選考のスケジュール調整に至るまで、転職活動に必要な支援を行ってくれます。

転職エージェントサービスの仕組み

転職エージェントサービスの仕組み
転職エージェントサービスは複数活用がおすすめ

派遣社員が正社員を目指す上で必要としているサポートを適切なタイミングで行ってもらえますので、転職活動が初めての人でも安心して取り組むことができるのです。

さらに、転職エージェント各社は一般には出回らない「非公開求人」を保有しています。

非公開求人への応募はキャリアアドバイザーを介してのみ可能なため、自分で応募するよりも競争率が低くなる傾向があります。
非公開求人は各エージェントで重複していないことも多いため、転職エージェントは1つだけでなく2〜3つに登録しておくといいでしょう

20代の派遣社員が正社員を目指す際の、おすすめの転職エージェント

JAIC(ジェイック)──利用者の81.1%が正社員転職に成功

JAIC(ジェイック)は、既卒・第二新卒・フリーターに特化した転職支援サービスです。

転職者に対して単に求人情報を紹介するだけでなく、社会人未経験者に対して独自の研修プログラムを実施するなど、サポート・支援に対して積極的な働きかけをするサービスとして、多くの20代転職者から注目を集めています。

サポート対応地域は東京・神奈川・大阪・宮城・愛知・広島・福岡・熊本。オンラインでの面談も受け付けています。

ジェイックの活用メリットとデメリット・注意点

ジェイックの特徴は、正社員への就職に向けての体制が非常に充実している点が挙げられます。

ジェイックを利用された方のうち、実に81.1%以上※が正社員就職を実現させているのです(※2022年1月現在 公式サイトより)。

ジェイックなら、フリーター・既卒の通常の就職成功率の2倍!
 

画像引用元:ジェイック公式HP

「正社員への就職に向けての体制」としてまず挙げられるのが、無料の研修サービスです。
社会人に必要なスキルやスタンスであったり、営業職に求められる知識・スキルに関するノウハウを、無料で学ぶことができます。

その他、面接対策をはじめとする活動サポートも充実しています。

また、ジェイックが保有する多くの求人は、メーカー・商社業界などの「営業職」です。
内定後の定着率を重視しているため、金融・不動産・飲食などの、離職率の高い求人に関しては紹介しない、という方針を取っています。

一方のジェイックのデメリット・注意点は、営業職以外の求人は少なめである点です。

営業職以外の求人を希望する」という人は、マイナビエージェントワークポートパソナキャリアなどの幅広い職種で求人が豊富な転職エージェントも併せて登録しておくと良いでしょう。

ワークポート──未経験者向け支援、特にIT・Web業界へのサポートに強い

ワークポート。各業界専門の総合転職エージェント。

ワークポート(WORKPORT)は「業界・職種未経験者」のサポートに優れており、なかでもIT・Web業界の支援に強い転職エージェントです。
全都道府県の地域を対象としており、オンライン面談も受け付けています。

また、ワークポートに登録した際に担当となってくれる転職コンシェルジュ(アドバイザー)は、積極的な求人提案をしてくれることでも知られています

転職先を検討するにあたって、できるだけ多くの求人を比較した上で応募先を決定したい人や、担当アドバイザーからの提案を多く受けたい人は、ワークポートのサポートがマッチしやすいでしょう。

ワークポートの活用メリットとデメリット・注意点
図参照:ワークポート 転職コンシェルジュとの面接シーン

引用元:転職エージェントのWORKPORT(ワークポート)で 転職相談サービスを体験してみた!

ワークポートは「未経験職種」へのサポートが手厚いことでも知られています。
そのため、今の職種から新たにジョブチェンジを検討している方は、ワークポートのサービスが適しているでしょう。

ワークポートのここが強み! ■あなたの可能性を最大限に引き出すプロの力 ■個別の面接対策、書類作成のアドバイス

引用元:ワークポート 「転職コンシェルジュの転職相談サービス

検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、転職先の選択肢を広げる際にもおすすめです。

他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。

「〇ヶ月以内に転職したい」など、具体的な期限を決めて転職活動を進めたい人におすすめのサービスといえます。急ぎの転職に向いているのは、ワークポートを利用するメリットといえるでしょう。

一方のワークポートのデメリット・注意点は、担当アドバイザーの品質にバラつきがある点です。応募・エントリーを急かされたり、希望する分野への知識の浅いアドバイザーが就いてしまうこともあるでしょう。

丁寧かつ実績のあるアドバイザーに担当に付いてほしい」という場合は、パソナキャリアマイナビIT AGENT(IT/Webエンジニア向け)といった各分野で評判の高いの転職サービスがおすすめです。

ハタラクティブ──未経験からの正社員内定率80.4%

ハタラクティブ。20代に特化した就職支援サービス。未経験からの正社員就職サポート。あなただけの仕事がきっとみつかる。

「ハタラクティブ」はレバレジーズ株式会社が運営する、主に20代の既卒・第二新卒者にターゲットを絞った転職サービスです。

業界・職種未経験者や、初めて正社員としての就業にチャレンジしたい人に、適切なキャリアアドバイスや転職活動のサポートを行ってくれます。

紹介先企業についても、業種・職種未経験歓迎の求人や、若年層を長期育成したいといった考えの募集企業が多いのが特徴です。

サポート対応地域は東京・神奈川・埼玉・愛知・大阪・福岡。オンラインでの面談も受け付けています。

ハタラクティブの活用メリットとデメリット・注意点
あなただけの仕事がきっと見つかる!
 

参照:ハタラクティブ公式

ハタラクティブの最大の特徴は、20代の既卒・第二新卒を中心とした若年層に特化した転職支援をしているところです。ハタラクティブの登録者は20代が9割以上を占めており、社会人未経験者のフリーターのサポートも積極的に行っています。

転職活動が初めての人は、「まず何から始めたらいいのか」「転職先の候補はどのように選んだらいいのか」といったことが分からず、不安を感じているかもしれません。ハタラクティブの就活アドバイザーは、職種や応募企業の選び方から、面接指導のような実践的なことまで、マンツーマンでしっかりとサポートを行ってくれます。

就活アドバイザーは紹介先企業へ実際に足を運んでいるので、求人票や企業のHPだけでは分からない詳細な情報を把握しており、各企業の社風や求める人物像に合った面接対策を行うといった、きめ細やかなレクチャーを可能にしています。

ハタラクティブ利用者の実に80.4%が内定を勝ち取り、転職を実現しています。高い内定率の秘訣は、就活アドバイザーのきめ細やかなサポートにあるといえます。

例えば、転職者とのヒアリングの際に「面接応対シート」を用いて、企業面接の際にどのような点に注意すべきかについて回答例を含めた面接対策を時間をかけて行ってくれます。

求人の募集要件で若干の経験・スキル不足があった際も、ハタラクティブのアドバイザーは「チャレンジしてみましょう」というスタンスを取ってくれます。
「未経験職にも挑戦したい」と熱意を持った転職者に、ハタラクティブは特におすすめのサービスになるでしょう。

一方のハタラクティブのデメリット・注意点は、全体的な求人数は少なめ・特に地方の求人が少ない点です。

求人をなるべく多く確認して、比較検討したい」という人は、マイナビエージェントワークポートパソナキャリアなどの幅広い職種で求人が豊富な転職エージェントも併せて登録しておくと良いでしょう。

就職ショップ──未経験からの正社員内定率80.4%

あなたの可能性はあなたが思うよりもずっと大きい。就職ショップ

就職ショップは20代・既卒・フリーターを中心とした若手人材向けに特化したサービスとなっています。

扱っている求人はすべて未経験者歓迎・人物重視のため、社会人経験が短い人や経歴にあまり自信がない人でも問題なく利用できるのが特徴です。

「あなたの可能性は、あなたが思うよりずっと大きい」というキャッチフレーズの通り、キャリアコーディネーターが就職・転職希望者の可能性を十分に引き出し、若手育成に力を注ぐ企業を紹介してくれます。

サポート対応地域は関東・関西。オンラインでの面談も受け付けています。

就職ショップの活用メリットとデメリット・注意点

就職ショップの大きな特徴は、他の就職支援サービスと比べて、未経験向けの求人数が多い点が挙げられます。

一般的な転職サイトを利用した場合、膨大な数の求人の中から「未経験歓迎」の条件に合うものを自分で検索しなくてはなりませんが、就職ショップならはじめから未経験歓迎の企業がそろっているので、安心して応募ができます。

これらの求人は、いずれも就職ショップを通じてのみ応募可能な「非公開求人」となっています。他サービスから応募することはできないため、ライバルが少なく競争率が低い状態で選考を進めることができるのです。

また、就職ショップでは応募時に書類選考「なし」で直接面接へと進むことができる求人が多いといいます。

すべて無料! 就職ショップご利用の流れをご紹介!

※引用元:就職ショップ公式HP

就職ショップのキャリアコーディネーターは、企業採用担当と綿密な打ち合わせをもって人材ニーズをヒアリングして、募集条件に合致する転職者には書類選考を経ることなく面接の場を設けてくれるのです。

「未経験者歓迎の求人を紹介してほしい」「書類選考に苦手意識がある」という20代の方は、就職ショップのサポート体制は特におすすめでしょう。

一方の就職ショップのデメリット・注意点は、全体的な求人数は少なめ・特に地方の求人が少ない点です。

求人をなるべく多く確認して、比較検討したい」という人は、マイナビエージェントワークポートパソナキャリアなどの幅広い職種で求人が豊富な転職エージェントも併せて登録しておくと良いでしょう。

かいご畑──未経験者向けの転職支援に強い。資格取得サポートも充実

介護の求人・転職・募集ならかいご畑

介護職としての経験の浅い方、資格取得と並行して転職活動をしたい方には、かいご畑がおすすめです。

かいご畑は、介護業界での人材紹介を主事業とする株式会社ニッソーネットが運営する転職・就職支援サービスです。

同サービスの特徴は、派遣社員として登録した人向けにキャリアアップ応援制度(無料で資格取得ができるサービス)があること、また仕事探しの際に専任コーディネーターがOne to Oneでサポートしてくれる点が挙げられます。

全国の求人に対応しており、北海道、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、静岡、愛知、大阪、京都、神戸、広島、福岡に拠点があります。対面でのサポートも受けやすいでしょう。

かいご畑介護の活用メリットとデメリット・注意点

かいご畑を通して、運営会社である株式会社ニッソーネットに派遣社員として登録することで、「キャリアアップ応援制度」を利用できます。

キャリアアップ応援制度では、以下の資格取得講座を無料で受けることができます。

資格講座名 講座の内容
介護職員初任者研修 かつてのホームヘルパー2級に対応する、介護の基礎知識と技術を学ぶ。
実務者研修 かつてのホームヘルパー1級に対応し、介護職員基礎研修も加わる。
介護福祉士 受験対策講座 介護職唯一の国家資格取得に向けた対策講座。
介護資格が0円で取得できる!

かいご畑は派遣社員・パートの求人がメインで、「土日勤務のみ」「扶養範囲内での勤務」「短時間勤務」といった求人も多く用意されており、「自分に合った勤務形態を探しやすい」という評判も多いです。

一方のかいご畑のデメリット・注意点は、他の転職エージェントと比べると、アドバイザーからの転職支援サポートは少なめである点です。

求人探しほか面接対策等の支援サービスをじっくり受けたいという人は、あわせてきらケアマイナビ介護職カイゴワーカーといった求人数が豊富な介護職向けサービスも並行して登録しておくと安心でしょう。

マイナビエージェント──じっくり・丁寧なサポート。若手社会人への転職支援に強い

マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。

とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。

サポート対応地域は全国で、地域ごとに専門のアドバイザーが対応しています。

マイナビエージェントの活用メリットとデメリット・注意点

業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。

マイナビエージェント主な専門領域
 

引用元:マイナビエージェント公式HP

また、大企業だけでなく中小企業の求人も豊富に保有しているため、企業規模に関わらず自分の希望に合った会社を探している人に向いています。

マイナビエージェントサポートの期間:dodaやリクルートエージェント等はサポート期間が3か月間。マイナビエージェントは無期限でサポートを受けられます。

一般的に、大手転職エージェントのサポートは「3ヶ月間」などの期限が設けられています。

一方、マイナビエージェントでは期間の制限はなく、「無期限」でサポートを提供してくれます。「思いのほか活動期間が長引いてしまった…」とった場合も、マイナビエージェントであればサポートを継続してもらえるのです。

期間を定めることなく、かつ転職者の経歴と想いに合った転職先を紹介していくマイナビエージェントのスタイルは、「内定率のアップ」や「納得できる転職の実現」に大きく寄与しています。

実際にマイナビエージェントを利用して転職に成功した人は、入社後にミスマッチを感じることも少ない傾向があります。

一方のマイナビエージェントのデメリット・注意点は、サポートは手厚いが、転職意欲の低い人は優先度を下げられる可能性がある点、そのほか職種・業種によっては提案される求人が少ない場合もあることです。

dodaリクルートエージェントといった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。

派遣から正社員ルート②|派遣先の会社で正社員を目指す

派遣からの正社員ルート2 派遣就業先での正社員化 ●熱心に仕事に取り組む、「ここで働きたい」という意思を伝える等のアクションを。

現在派遣社員として働いている人で、「今の就業先で正社員に登用してもらえたら」と考えている人は多いと思います。

派遣社員として仕事をする中で職場の雰囲気や一緒に働く人の顔ぶれを知っているため、仮に正社員になった際は、そのままスムーズに仕事に馴染むことができるでしょう。

ただし、派遣社員から正社員に登用されるのは決して「よくあること」「すぐに希望通りになること」ではありませんので注意が必要です。

派遣の「3年ルール」について

派遣社員として就業している人なら、派遣の「3年ルール」について聞いたこともあるでしょう。

派遣社員は同じ派遣先で3年を超えて就業してはいけないことになっています。3年が経過した場合、現在の派遣先での契約が満了となり、別の就業先を派遣会社に紹介してもらうか、または派遣先での直接雇用に切り替えてもらうことになります。

この際に直接雇用となった場合、派遣から正社員への転向が実現したことになります。

ですが、直接雇用する際の雇用形態は必ずしも正社員とは限りません。契約社員やアルバイトなど、いわゆる非正規雇用の場合もあり得るのです。

また、一般的に派遣先での正社員登用はレアケースと言われています。
仮に派遣社員として非常に優秀で、能力を高く評価されていたとしても、正社員として採用する前提で考えてもらえないケースが多いのです。

「派遣先からの評価・信頼を高める」ことによって、正社員の声がかかる可能性は高められる

派遣先での正社員登用を阻んでいる原因の1つに派遣契約中の引き抜き行為が禁止されているという背景があります。

3年の就業期間が満了するのを待たずして、就業先企業の上司や人事担当者から派遣社員に「うちで正社員になりませんか?」と気軽に声をかけるわけにはいかないのです。

さらに、大半の企業が一過性の要員として派遣社員を配備しており、正社員の中途採用とは全くの別物と見なしていることが少なくありません。そのため、企業側で「派遣社員を正社員登用する」という発想そのものがないこともあるでしょう。

ただし、派遣社員として就業している人が「どうしても採用したい人材」であれば、話が変わってきます。就業先企業が派遣会社と交渉し、直接雇用を打診してよいか相談を持ちかけることも少なくいのです。

派遣制度の性質上、直接雇用のチャンスは決して多いわけではありませんが、企業によっては積極的に行っているところもあります。

派遣先で正社員になりたいと本気で思っている人は、熱心に仕事に取り組むとともに「ここで働きたい」という意思を会社に伝える等、チャレンジしてみる価値は充分あるでしょう。

派遣から正社員ルート③|紹介予定派遣を活用する

派遣からの正社員ルート3 紹介予定派遣の活用 ●紹介予定派遣の実績豊富な人材派遣会社を利用しよう。

派遣社員として就業する際、「紹介予定派遣」という形で採用してもらえることがあります。

紹介予定派遣とは、派遣社員として数か月間就業したのち、派遣先企業・派遣社員の双方が合意すれば正社員に登用することを前提に採用することを指します。

派遣会社を通じて紹介予定派遣の仕事を案内してもらうことができれば、そのまま派遣先で正社員になれる可能性は高いでしょう。

ただし、正社員採用の際には通常の採用時と同様に面接や筆記試験などの選考が行われるケースが多いです。

そのため、紹介予定派遣ルートで正社員を目指す方は、紹介予定派遣からの正社員化の実績が豊富な人材紹介会社を利用した方がよいでしょう。

紹介予定派遣からの正社員化の実績が豊富な人材紹介会社

人材紹介会社 特徴

Adeco(アデコ)
  • 30年以上にわたり人材紹介を行っている老舗企業。企業との信頼関係も厚い
  • 高時給の案件が多く、外資系企業の派遣案件が他社と比べて豊富
  • 豊富なキャリアサポート。各種セミナー、提携スクールの割引制度もあり
  • サポート地域:全国

テンプスタッフ
  • 求人数が多く、職種も幅広いため選択肢を広げられる
  • 福利厚生とスキルアップ制度が充実している
  • 丁寧な面談を通して、希望する働き方に寄り添った相談・求人紹介をしてくれる
  • サポート地域:全国

スタッフサービス
  • 派遣求人数は全国No1。大手・有名企業の案件も常時多数。
  • 全国都道府県に支店があり、対面サポートも受けやすい
  • スキルアップのための支援制度が充実している
  • サポート地域:全国

派遣から正社員ルート④|スキルアップをしてから正社員を目指す

派遣からの正社員ルート4 スキルアップして、正社員に ●ハローワークの職業訓練、就業サポート付きのプログラミングスクールがおすすめ

現状のスキルに自信が持てずにいる場合や、より条件の良い職場で働きたい場合、まずはスキルアップを果たしてから正社員を目指したいと考える人もいることでしょう。
スキルアップと聞くと漠然としていて、何をすべきか分かりにくいかもしれません。

転職活動で通用するスキルを身につけるのであれば、何かしら新しく学ぶことが重要になります。
これまで持っていなかった知識やスキルが身につくことで、以前と比べて着実にスキルアップしていると実感できるだけでなく、履歴書や職務経歴書に記載できる「見えるスキル」にすることができるのです。

具体的には、スキルアップの方法として次の3通りが考えられます。

①資格を取得する②ITエンジニアはスクールの活用を③ハローワークの職業訓練を活用する
  • ①資格を取得する
  • ②ITエンジニアを目指したい方は「エンジニアスクールの活用」を
  • ③ハローワークの職業訓練を活用する

それぞれの方法について、順を追って見ていきましょう。

現職の業務のスキルアップと併せて、資格の取得を

スキルアップの定番と言えば「資格取得」です。
試験に合格するためには一定以上の勉強をしなくてはなりませんので、資格を取得したことが相応の勉強をしたことの証明になります。

履歴書の「保有資格」欄は書類選考や面接の際には必ず見られる項目の1つですので、資格を取得しておくことで転職を有利にすることにもつながるでしょう。

ただし、資格と言ってもやみくもに何でも取ればいいわけではありません。

ときどき手当たりしだいに数多くの資格を取ろうとする「資格コレクター」のような人がいますが、関連性の薄い資格をたくさん取ると「なぜその資格を取ろうと思ったのか」「資格の取得によって何をしたいのか」といった目的意識が問われてしまうことにもなりかねません

資格取得を目指すのであれば、就きたい職種や携わりたい仕事に役立つ資格や、業務理解につながる資格を選ぶことが大切です。

次に挙げるのは、正社員として働く上で役立つと言われている資格です。正社員がスキルアップを目指す場合にも人気のある資格ですので、興味があるものを選んで取得を目指してみるといいでしょう。

正社員化に役立てる、おすすめの資格例

資格 説明
ビジネスキャリア検定 主に「総合職」として、職務を遂行する上で必要となる知識の習得と実務能力の評価を行うことを目的とした検定です。

人事・人材開発や経営戦略など主に管理部門系統の職種8分野を扱っており、法律に関する内容や基本的な業務のシステム、心構えを問われます。

管理部門(人事や総務、経理等)での正社員化を目指す人に、特におすすめの資格です。

公式サイト:JAVADA中央職業能力開発 ビジネスキャリア検定
秘書検定 社長のスケジューリング方法など秘書としての仕事の基本に加え、お茶の出し方や車内・会席での座席の選び方などマナーも学べる検定です。

秘書に関わらず、正社員化に向けて目指す職種・業種で接遇・マナーを強く求められる場合におすすめの検定です。

公式サイト:ビジネス系検定 秘書検定
日商簿記 主に経理関係業務に役立つ資格です。

そもそも簿記とは、「日々の経営活動を記録・計算・整理して経営成績と財政状態を明らかにする技能」であり、売上やコスト等の管理を行う業務でしたらどんな職種・業種でも役立つ知識です。

検定は3級~1級とあり、級ごとに求められるレベルが異なっています。
20代から正社員化を目指すとしたら、2級を視野に入れて検討することをおすすめします。

参考サイト:商工会議所の検定試験
Microsoft Office Specialist(MOS) マイクロソフト製品である、ExcelやWordなどを使いこなすうえでの知識・スキルを証明できる資格です。

MOSは世界共通の資格試験であるため、海外でも使用できる資格です。

試験科目はWord、Excel、Powerpoint、Access、Outlookの5つに分かれており、正社員化を目指す職種・業種でよく使用するであろうソフトに絞って受験することが可能です。

公式サイト:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
ITパスポート ITを活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。

出題範囲は経営戦略(ストラテジ系)・情報管理(マネジメント系)・情報技術(テクノロジ系)に分類されており、IT分野に限らず経営や経営に関わる法律の基礎知識等も、受験勉強を通じて包括的に学ぶことができます。

公式サイト:ITパスポート試験
介護初任者研修 「介護職員初任者研修」は、介護職の入門的な実務知識を得られる資格です。介護士の正社員を目指す際は、まずはじめに取っておきたい資格です。

カイゴジョブエージェントやかいご畑などの転職エージェントでは、介護資格取得のサポートを受けながら転職活動を進めることもできます。

参考:介護の仕事で働く前に「介護職員初任者研修」は取得した方が良い?おすすめの取得法・勉強法紹介
ファイナンシャル・プランナー ファイナンシャル・プランナーは顧客である個人や中小企業事業主の相談に応じてアドバイスを行う、資産相談に関する専門家をいいます。

銀行・証券会社等の金融関係の分野で正社員化を目指す人は、意識しておきたい資格のひとつです。ファイナンシャルプランナーの資格検定で得られる知識は、不動産や建築関連の業種でも重宝されます。

参考サイト:FP技能検定トップ – 日本FP協会
サービス接遇検定 サービス業務に対する心構え,対人心理の理解,応対の技術,口のきき方,態度・振舞いなどが審査される検定です。

ホテルやアパレル、飲食、金融など対人業務がメインとなる業界を希望する方におすすめです。

参考サイト:ビジネス系検定
宅地建物取引士 宅地建物取引業を営む際に、一定数専任での勤務が必要と法律で定められているのが「宅地建物取引士(宅建士)」です。

かなり高額となる不動産取引では、正しい法律知識を持って相手に不利益とならないように説明することが重要となり、宅建士でないと説明できないこととなっています。

参考サイト:一般財団法人不動産適正取引推進機構

ITエンジニアを目指したい方は「エンジニアスクールの活用」を

20代で正社員を目指すのであれば、ITエンジニアは有力な選択肢の1つとなります。ITエンジニアは人材不足が常態化しており、プログラミングができる人材を積極採用したいと考える企業は少なくないからです。

「理系の大学を出たわけではないし・・・」「IT関係が得意ではないのだけれど・・・」と不安を感じる人は、まずエンジニアスクールで基本的なことを学んでから正社員を目指すといいいでしょう。

スクールで学んで基礎ができている人材であれば、実務未経験であっても採用される可能性はあります。

また、以下に紹介するエンジニアスクールは、就職サポートも付いていますので、「スクールのレッスンを終えた後に、正社員として転職する予定」という方におすすめです。

これからITエンジニアの正社員を目指す人の、おすすめエンジニアスクール

エンジニアスクール 特徴

コードキャンプゲート
  • オンラインプログラミングスクールで、現役エンジニアによるマンツーマンの指導が評判!
  • 学習内容:HTML5/CSS3、JavaScript/jQuery、PHP、MySQL 等

DMM WEBCAMP
  • オンライン教材で自主学習をし、最終的にはチーム開発に必要な知識まで習得できるプログラミングスクール
  • 学習内容:HTML / CSS / JS/ jQuery / Ruby / Rails、ECサイトの開発、ポートフォリオの作成 など

Tech Academy(テックアカデミー)
  • コース数が非常に豊富(29コース:2020年11月現在)な、オンライン型のプログラミングスクール
  • 学習内容:PHP、JAVA、jQuery、Ruby、Python、Scala、Kotlin、Unity、ブロックチェーン、AI、Node.js、Google Apps Script、AI、データサイエンス、UI/UX…等

ハローワークの職業訓練を活用する

ハローワークには、スキルアップをサポートしてくれる機関として職業訓練が用意されています。学ぶ意欲さえあれば誰でも受講できますので、職業訓練を活用して正社員になるための基礎的なスキルを習得するのは効率的な方法と言えます。

一例として、職業訓練には次のようなコースがあります。

Web制作PC・オフィスプログラミング宅建不動産・金融FP医療事務介護
  • Web制作
  • パソコン、オフィス
  • プログラミング
  • 宅建不動産、金融FP
  • 医療事務
  • 介護

いずれも基礎コースと実践コースがあり、それぞれのコースは3ヶ月から6ヶ月で構成されています。

職業訓練のメリットは、無料で受講できるだけでなく、一定の条件を満たせば月額10万円の給付を受け取りながら学べる点にあります。

さらにハローワークでの求人案内も利用できますので、身につけた知識やスキルを生かして正社員を目指したい人にとって適した仕組みと言えるでしょう。

まとめ)目的意識を持って正社員採用への道を切り開こう

20代の人が派遣社員から正社員を目指すこと自体は、取り組み方しだいで十分可能です。
意欲のある若手を求める企業は数多くありますので、これまで派遣社員として就業してきたことを過度に負い目に感じる必要はありません。

これまでのことよりも「これからのこと」を見てくれる企業もたくさんあるのです。

ただし、派遣社員から正社員を目指すには一定のハードルがあることも理解しておきましょう。

しっかりと目的意識を持ち、必ず正社員になるという強い意思を持って取り組めば、正社員採用への道は必ず開けていくはずです。