パワハラを理由に転職する際に「転職理由」はどう伝える?面接時の対応を解説
[最終更新日]2023/04/28

職場で上司や先輩からパワハラを受けていることを理由に転職したい——。
決して誰も望んでいない状況のはずですが、現実には起こり得る事態です。このとき、おそらく多くの人は次のようなことを考えるのではないでしょうか。
「転職理由を応募先企業にどう伝えたらいいのだろう?」
「パワハラが原因で仕事を変わりたいと伝えたら印象が悪いだろうか?」
「転職そのものが不利になることはないだろうか?」
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目次
1)「パワハラが原因で退職」は面接の場で伝えてもいい?
はじめに考えておくべきこととして、パワハラが退職を検討する上で直接の原因になったことを面接の場で伝えていいものかどうか、という点が挙げられます。
たとえ事実だったとしても、ありのままを伝えることによって選考で不利になるようでは元も子もありません。
そこで、まずは「パワハラが原因で退職する」ことについて、一般的な「パワハラ」の定義にさかのぼって整理しておきましょう。
また、退職理由としてパワハラを挙げることは果たして適切かどうかについても、考えをまとめておく必要があります。
そもそも、「パワハラ」の定義とは
あり得るケースとして、本人は「パワハラ」と感じていても、客観的に見た場合にパワハラといえるかどうか微妙である状況が挙げられます。
上司や先輩はときに厳しく部下・後輩を指導することがあります。言い換えると、厳しく指導されたからといって必ずしもパワハラ被害に遭っているとは断言できないことがあるのです。
厚生労働省ではハラスメント対策サイト「あかるい職場応援団」を開設しています。同サイトによれば、パワハラにあたる行為は次のように定義されています。
《パワハラの定義》

- 優越的な関係を背景とした言動
- 業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの
- 労働者の就業環境が害されるもの
※厚生労働省「あかるい職場応援団」より抜粋
たとえば、仕事で同じミスを繰り返していることを理由に厳しく指導されたとしても、パワハラに該当しない可能性があります。
一方、恐怖心を煽るような言動、暴力、嫌がらせといった業務上必要な範囲を超えた行為が頻発しているようであれば、第三者から見た場合にもパワハラといえるでしょう。まずは自分の状況に照らし合わせ、第三者から見てもパワハラといえるケースなのか慎重に振り返ってみる必要があります。
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「退職理由」でパワハラを伝えるのはなるべく避けるべき

では、応募先企業の採用担当者や面接官にとって、退職理由にパワハラ被害を挙げる応募者はどう映るのでしょうか。
結論から言うと、退職理由の筆頭に「パワハラ」を挙げるのは印象として決して良いものではありません。なぜなら、応募先企業の方々にとってあなたは初対面の人物であり、実際に職場で何が起きていたのかは推測する以外ないからです。
仮にあなたに対して同情する気持ちが芽生えたとしても、どこかで「本人にも問題があったのではないか」「大げさに話しているのではないか」といった疑義を抱く可能性も否定できないのです。
採用選考は、つらい目に遭った記憶を知ってもらう場でも、同情してもらうための場でもありません。
あなたを採用することでどういったメリットがあり、具体的にどのような貢献をしてくれそうか、応募先企業は知りたいと考えています。
そこへ「前職でのパワハラがいかに酷いものだったか」を話されても、面接官には響かないことが考えられます。
よほどパワハラの実態について触れておく必要に迫られない限り、退職理由にパワハラを挙げるのは避けたほうが無難でしょう。
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2)「退職理由はパワハラです」で、企業側が受け取る印象
「パワハラが退職の原因となったのは事実なので、そこは率直に伝えたい」
「パワハラをする側に非があるのだから、隠すようなことではない」
このように考え、パワハラが退職理由であることを隠さず伝えたいと感じる人もいるはずです。
では、仮に「退職理由はパワハラです」とストレートに伝えた場合、応募先企業はどのような印象を受けるのでしょうか。
「この応募者を採用するかどうか」を判断するのが採用選考の目的であることを踏まえると、応募先企業が受ける印象として主に次の2つのパターンが考えられます。
またすぐに辞めてしまうのでは?

人材採用には決して少なくないコストがかかっています。費用や時間を投じてようやく人材を採用できたとしても、入社してから短期間で辞めてしまったら、苦労が水の泡になってしまいます。
企業側は採用するからには長く働いてもらいたいと考えるため、しっかりと定着しそうな人物を求める傾向があります。「またすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまうと、選考で不利になる可能性があるのです。
採用選考の場でパワハラが退職理由と答えた場合、「ストレスに弱いのではないか」「注意するとすぐに辞めてしまうのではないか」といった不安を感じることが考えられます。
その結果、入社後に定着しにくい・早期に退職してしまうといったリスクを避けるために、別の応募者を採用したほうがよいと判断することは十分に考えられるでしょう。
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問題を人のせいにする性格なのでは?

どのような仕事においても、トラブルや問題はつきものです。人間関係についても同様で、さまざまなタイプの人と職場内外でうまくやっていけることは、社会人として非常に重要な能力の1つといえるでしょう。
仕事上で何らかの問題を抱えたとき、自分自身が解決・改善すべきことを棚に上げて人のせいにする傾向がある人は、残念ながら一定数いるものです。
もし自分自身が「パワハラ被害に遭っているのは事実」と確信していたとしても、第三者から見たときに「実は本人の側にも原因があるのでは?」「人のせいにしているだけなのでは?」と受け取られてしまう可能性があります。
問題を人のせいにする傾向があるとすれば、たとえ職場が変わっても同じことを繰り返す確率が高いでしょう。このような傾向のある人は採用選考において敬遠されがちです。したがって、パワハラ被害について採用面接で伝える際は十分に慎重な伝え方をする必要があるでしょう。
3)「パワハラ」を退職理由にする際の3つの注意点
ここまでで述べてきたように、パワハラについて採用面接の場で言及するのは極力避けるようにするのが得策です。しかし、転職理由を伝える上でどうしても退職理由に触れなくてはならないケースは出てくるでしょう。そうした場合、あえてパワハラを退職理由として挙げることも考えられます。
では、パワハラを退職理由に挙げるとしたら、どのようなことに注意しておいたらいいのでしょうか。とくに気をつけておきたいポイントとして、次の3点が挙げられます。

- 個人的な感情を乗せすぎず、事実のみを簡潔に伝える
- 自身でパワハラの改善に努めたことを伝える
- 「これから先、どんな働き方をしたいか」将来に向けての視点も伝える
個人的な感情を乗せすぎず、事実のみを簡潔に伝える

パワハラ被害によって退職・転職を検討する状況に追い込まれるのは、本人にとって非常につらく悔しい経験です。
ただし、第三者から見たときにどう映るかを考えた場合、本人が感じているほど重大な事実として受け取ってもらえないケースが少なくありません。
自分が受けたパワハラ被害がいかに過酷な経験だったかを面接の場で語り始める人がいますが、こうした「感情」を前面に出した伝え方は説得力に欠けます。
感情的な伝え方は主観の域を出ておらず、あくまで個人的な「感想」や「思い」の1つとして受け取られやすいからです。
もしパワハラの実態について触れる必要があるなら、事実のみを簡潔に伝える程度に留めましょう。「いかに酷いパワハラを受けたか」について熱弁をふるうよりも、「組織としてどのような傾向があったか」を中心に据えて話すほうが、職場全体を冷静に見ていたことが伝わるはずです。
パワハラを退職理由として挙げるのであれば、個人的な感情を込めすぎていないか、主観に偏っていないかを十分にチェックしておく必要があります。
自身でパワハラの改善に努めたことを伝える

パワハラが原因で退職したと伝えた場合、企業側は「つらいことがあると、すぐに逃げる傾向があるのでは?」と受け取る可能性があります。
パワハラを受けたことで即座に転職を決めたわけではなく、自分が置かれた状況を改善しようとできる限りの手段を講じたことを伝えるのは重要なポイントといえます。
手を尽くした結果、どうしてもパワハラによって仕事に集中できない状況が続いた結果、環境そのものを変えるために転職を決意したのであれば、転職理由として納得度の高いものとなるはずです。
また、こうしたエピソードは、困難な状況に追い込まれたときにどのような行動を取る傾向があるのか、自分自身の人となりを伝える効果もあります。
不満を言ってばかりで行動しなかったのではなく、具体的な解決策を模索して試行錯誤した形跡が見られることが重要です。直面してきたパワハラが理不尽なものだったとしても、目の前の問題に対して真摯に向き合い、何とか解決したいと考えてきたことを伝えるようにしましょう。
「これから先、どんな働き方をしたいか」将来に向けての視点も伝える

前職で受けたパワハラは、あくまでも過去の話題です。企業側が退職理由をたずねるのは、「退職した理由を転職によって解決できるかどうか」を知りたいからです。
つまり、「なぜ退職するのか(過去)」は前置きであり、本当に知りたいのは「転職してどうなりたいのか(未来)」の部分なのです。
退職した/したい直接の理由がパワハラだったとすれば、その体験を通じて「今後はどんな職場で働きたいのか」といった希望条件が必ず出てくるはずです。
「これから先、どんな働き方をしたいか」に比重を置いて伝えることによって、「パワハラが原因で辞めた」という暗い話題を、将来に向けた明るい話題として伝えることができます。
将来に向けた話に比重を置くと、自然と表情や話し方も明るくなりやすく、好印象を与えられる確率が高まります。企業側としても、入社後のことを見据えて考えてくれる応募者を採用したいと感じるでしょう。
このように、過去のパワハラの話を将来に向けての視点で伝えることで、多くのメリットを得られるのです。
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4)退職理由の伝え方や企業選びで悩むようなら、転職エージェントの利用がおすすめ
パワハラを理由に退職した・しようとしている人が、採用選考で退職理由を適切に伝えるのは決して容易なことではありません。
マイナスイメージをできるだけ与えない退職理由の伝え方について客観的なアドバイスを求めるのであれば、転職エージェントに相談するのが得策です。
次に挙げるのは、数多くの転職成功者を輩出してきた実績のある転職エージェントです。転職後に再びパワハラ被害で悩むことのないように慎重な企業選びをする意味でも、しっかりとした実績のある転職エージェントを活用しましょう。
転職活動の際には、殆どの人が「転職エージェント」を利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。

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ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。

上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。
あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
リクルートエージェント──国内No1の求人数 転職支援ツールも充実
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
リクルートエージェントの活用メリットとおすすめポイント
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一方のリクルートエージェントの注意点としては、これらサポートの提供は適切かつとても「スピーディ」であるということです。担当者によっては、活動ペースを急かしてくることもあるかもしれません。
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マイナビエージェントの活用メリットとおすすめポイント
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引用元:マイナビエージェント公式HP
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doda(全世代向け)、リクルートエージェント(全世代向け)、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)といった求人数が豊富でかつ担当から積極的なスカウトや提案の受けられるサービスも並行して登録しておくと、安心でしょう。
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パソナキャリア──全都道府県に拠点あり、地方転職に強い&じっくり相談に乗ってもらえる
パソナキャリアはキャリアアドバイザーのフォロー品質の高さに定評のある転職エージェントです。
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パソナキャリアの活用メリットとおすすめポイント
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パワハラが原因で転職する場合、「パワハラについてどう説明するか」を中心に転職理由を考えがちです。
しかし、応募先企業が知りたいのは「あなたがどんなパワハラ被害に遭ったのか」ではありません。パワハラを受けた体験を中心に据えるのではなく、選考を通過するための転職理由にできるよう、しっかりとブラッシュアップしておく必要があるでしょう。
転職理由の伝え方に迷いや不安があるようなら、第三者のアドバイスにも耳を傾けるなどして一人で悩みを抱えないようにすることが大切です。
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