SAPコンサルに転職するには?仕事内容・年収・将来性・求められるスキル
[最終更新日]2023/01/27

「SAPコンサル」という働き方に興味を持っている人は多いでしょう。
SAPは、以前から主なソフトウェアの1つに挙げられてきました。「2027年問題」を控えて、SAPに関する技術者への注目は高まってきています。
本記事ではその1つであるSAPコンサルに焦点を当てて、SAPコンサルとはどのような仕事か、また他職種からSAPコンサルへの転職の可能性について考えます。
目次
1)SAPコンサルの仕事とは

SAPとは、ドイツのSAP社が開発する統合基幹業務システム(ERP)を指します。
長年の間代表的なERPとなっているため、導入実績も豊富。180か国40万社の企業で活用されており、大企業・中小企業問わず活用可能な製品です。
また最新のERPである「SAP S/4HANA」の全世界における導入社数も、継続して右肩上がりの上昇を続けています。
参考文献:
SAP「Global Company Information」
SAP「SAP Corporate Fact Sheet SAP SE at a Glance, Status January 2021」
SAPジャパン「SAP 2020年第4四半期決算発表 売上高は通年の見通しを上回り、営業利益とフリーキャッシュフローが好調に増加 クラウドでお客様のビジネス変革を加速する「RISE with SAP」」
SAPを導入する上で、SAPコンサルは重要な役割を果たします。本記事ではまず、SAPコンサルの仕事内容について触れた後、年収イメージや将来性について解説していきます。
SAPコンサルの仕事内容

SAPコンサルは要件定義やコンサルから保守まで、さまざまな業務を担当します。そのなかでもSAPを新規導入し他社や他のシステムから乗り換える業務は、主な項目に挙げられます。導入に際して、SAPコンサルは以下の業務を行うことになります。
- 顧客から業務の課題をヒアリングし、適切なソリューションを提示する。必要に応じてカスタマイズを行う
- 業務効率化や業務改革、経営改善に役立つ提案を行う
- 導入やカスタマイズのプロジェクトを管理し、納期通り決められた品質で納める
- データの移行をスムーズに実施する
「SAPを活用して、企業が抱えるさまざまな課題を解決する」という姿勢が、SAPコンサルには求められます。このため、「要件通りシステムを完成し納品すればOK」という考えではいけません。
SAPの導入により、顧客企業に対して経営状況の改善をもたらすことが求められる職種です。
SAPコンサルの年収イメージ・将来性

ひとくちにSAPコンサルといっても、その年収は400万円から1,200万円までと大きな幅があります{※参考: カカクコム「求人ボックス SAPの仕事の年収・時給・給料情報」。
価格コム「求人ボックス」の調査によると、平均年収は605万円。一方で最も多いランクは500万円台で、年収がアップするにつれて該当する人数がゆるやかに下がる傾向を示しています。
これはスキルアップすることで、年収が上がる可能性を示すものといえるでしょう。一例として、以下のケースが考えられます。
- いくつかのプロジェクト経験がある:年収700万円程度
- プロジェクトリーダー経験あり:年収800~900万円程度
- 複数の業務知識を活かせる、プロジェクトマネジメント経験あり:年収1,000万円以上
SAPコンサルタントの将来性は、後述する2027年問題の影響によりしばらくは明るいと考えられます。
加えて豊富な業務知識を持ち合わせることで、「SAP S/4HANA」への移行が一段落した後も活躍できる職種といえるでしょう。
2)SAPコンサルの市場は?現在どんな状況?
SAPコンサルの年収の高さや将来性の良さには、どのような理由があるのでしょうか。これは、SAPの現状に大きく関連します。ここでは「2027年問題」をキーワードに、SAPコンサルを取り巻く事情についてみていきましょう。
「2027年問題」について

「2027年問題」とは、SAPを導入する企業で多く使われている「SAP ECC 6.0」のサポート期限が2027年までということに由来します。
サポートが切れるとトラブルが発生しても対応してもらえず、業務に大きな支障を生じるおそれがあります。何よりも頻繁に行われる法令改正に対応できないことは、大きなデメリットといえるでしょう。
このため「SAP ECC 6.0」ユーザーは、遅くとも2027年までに新製品である「SAP S/4HANA」へ移行するか、他社製品に乗り換えるかの選択を迫られています。これが「2027年問題」です。
もっとも「SAP S/4HANA」へ移行する場合でも、単にアップグレードすれば済むものではありません。新規導入に近い作業を要するため、2027年問題を契機の1つとして多くのSAPコンサルが求められています。
「2027年問題」によって、SAPコンサル市場はどう変わる?

2027年問題により「SAP S/4HANA」への乗り換えをせず、他の製品に乗り換える企業は一定数あるものと考えられます。これにより既存顧客が減少し、SAPの勢いが衰えるのではないかという意見もあります。
もっとも「SAP」から離れる企業もあれば新規導入する企業もあるため、増加分が減少分を上回ればSAPの将来は明るいといえるでしょう。
実際、「SAP S/4HANA」の導入社数は以下のとおり、順調に上昇しています。
時期 | 契約した企業数 |
---|---|
2017年第4四半期 | 8,500社 |
2018年第4四半期 | 11,100社 |
2019年第4四半期 | 13,800社 |
2020年第4四半期 | 16,000社 |
出典:SAP「SAP Corporate Fact Sheet SAP SE at a Glance, Status January 2021」
SAPは大規模なシステムですからカスタマイズが行われるケースも多く、導入には一定の期間が必要です。
「SAP ECC 6.0」のサポート期限となる2027年を控えて、SAPコンサルの需要はますます高まるといえるでしょう。
実際にSAPジャパンは2019年4月に、「今後5年間で数千人規模のSAPコンサルタントを育成する」ことを公表しています。
3)【年齢別】これからSAPコンサルを目指す人の、キャリアプランの建て方
これからSAPコンサルを目指す場合、キャリアプランは気になるもの。せっかく転職するなら、後悔のない戦略を立てて臨みたいものです。
SAPコンサルを目指すための戦略は、あなたの年代によって大きく異なります。
ここでは20代、30代、40代以降の3つに分けて、SAPコンサルで活躍できるキャリアプランをどう立てるべきか、方法を解説していきます。
20代エンジニアがSAPコンサルを目指す場合

20代エンジニアは、SAPコンサルを目指しやすい年代といえます。
まずは「SAP認定コンサルタント」の取得を目指しましょう。
また「SAP S/4HANA」の導入プロジェクトに積極的に関わることは、その後のキャリアの足固めとなる点で有効です。将来活躍するためにも担当する業種や職種に関する業務知識に加えて、上流工程のスキルを身につけることも重要です。
その後はSAPコンサル一筋で進む場合と、キャリアチェンジを行う場合に分かれます。もし将来転職を検討している場合は、他社のERPなどの知識やスキルも身につけておくと役立ちます。
30代エンジニアがSAPコンサルを目指す場合

30代エンジニアで多い流れの1つに、SAPコンサルから他職種への転職があります。これからSAPコンサルを目指す方は、いわば流れを逆向きに進むようなものですから、相応のスキルと覚悟が必要です。
30代からSAPコンサルを目指す場合は、「インダストリーコンサルタント」を目指すことをお勧めします。
インダストリーコンサルタントは特定の業種に関する深い業務知識を持ち、顧客と議論しながら企業の課題を解決する職種です。
一般的にITエンジニア・ITコンサルの仕事は、特定の技術・知識にフォーカスを当てたソリューション・サービスと言えます。それに対してインダストリー(産業)コンサルタントは、更に業種にも特化してソリューションを行います。
契約単価が高いため、会社に利益をもたらしやすいことも特徴に挙げられます。
業績を認められれば社内での評価も上がり、出世も期待できます。また実績を生かして独立し、フリーランスで活躍する道もあります。
40代以降のエンジニアがSAPコンサルを目指す場合

40代以降のエンジニアがSAPコンサルを目指す場合は、少なくとも以下のスキルが必須となります。
- 特定の業界に関する、幅広く深い業務知識
- PMなど、マネージャーレベルの経験
- 企画力
入社後は速やかにSAPのスキルを用いて、第一線でのコンサルができるようにしなければなりません。並行して業務知識のアップデートやプロジェクトマネジメントなど、持てるスキルを十二分に発揮していただくことになるでしょう。
40代以上からSAPコンサルになることは、並大抵のことでは実現できません。しかしスキルが高い人材と認められれば、月100万円以上の収入を得ることも夢ではありません。
4)これからSAPコンサルを目指す人が準備すべきポイント4点
これからSAPコンサルを目指す方にとってSAPのスキルはもちろん重要ですが、必要なスキルはそれにとどまりません。以下に挙げる4つのポイントも重要です。

- 会計や企業経営に関する知識やスキル
- 顧客の課題を適切に解決できるスキル。論理的思考力も必要
- プロジェクト管理を適切に行い、予定通りにシステムを完成させるスキル
- ITエンジニアの転職に強い転職エージェントを活用する
それぞれについて、詳しく解説していきましょう。
会計や企業経営に関する知識やスキル

SAPコンサルとして仕事をする場合、どのような形で関わる場合でも会計や企業経営に関する知識やスキルは欠かせません。なぜならERPを導入する目的は業績をアップすることであり、決算の数字を改善するためです。
すでに企業経営に関するプロジェクトや業務パッケージ導入に関わった経験をお持ちならば、この点はクリアできるでしょう。
但し会計のルールは法令改正により頻繁に変わりますから、最新の情報を常にチェックし、知識をアップデートすることが必須です。一方でそのような知識がない場合は、勉強が必要です。1つの手段として、日商簿記2級を取得し知識を得る方法があります。
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あわせて知っておきたい事項に、不適切な会計処理があります。
脱税は犯罪行為 であることはいうまでもありませんが、知らず知らずのうちに加担することはぜひとも避けたいもの。事例などをチェックし、法に触れる方法を知っておくことは、あなたの身を守ることにもつながります。
顧客の課題を適切に解決できるスキル。論理的思考力も必要

SAPコンサルが顧客企業の業績アップに貢献するには、顧客の課題を適切に解決できるスキルが求められます。主に必要となるスキルには、以下の3点が挙げられます。
- 顧客の話を丁寧に聞き、ニーズを正確に把握する
- 顧客企業に関する情報をもとに、本当に業績アップに貢献する手法を考える
- 顧客との関係性を維持しつつ、耳の痛い話もしっかり伝える
なぜなら顧客企業は、自社の業績を改善する方法をすべて知っているとは限らないためです。むしろ外部の方が見たほうが、適切な解決策を見出しやすい場合もあるでしょう。
もちろん顧客の話を丁寧に聞くことは重要ですが、それは関係性を維持するためと、本当の課題を探るためです。聞き取った内容を検証もせずに顧客の話をうのみにして、顧客の要望通りに行うことは良くありません。
さまざまな情報をもとに業績アップに貢献する手法を自ら検討し、顧客に対して提案することが重要です。顧客が気づかない点を指摘できれば、感謝される可能性も少なくありません。
この点でSAPコンサルには、論理的思考力も欠かせないスキルとなります。ときには顧客に対して、耳の痛い話を伝えなければならない場合もあるかもしれません。その場合でも包み隠さず真摯に伝えて、顧客の協力を得ることは重要です。
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プロジェクト管理を適切に行い、予定通りにシステムを完成させるスキル

SAPコンサルは、開発の上流工程に携わる場合が多いです。そのためシステムのカスタマイズや追加開発が必要な場合は、他の社内メンバーや協力会社に任せることになるでしょう。このような場合でも納期通りにシステムを納品し、予定通りに稼動させる責務は変わりません。
従ってSAPコンサルには、プロジェクト管理のスキルも求められます。
定期的に進捗状況をチェックし、課題が出たら早期に手を打つことで、納期遅延と品質低下の防止につながります。
もっとも、ただ細かく管理すればよいものでもありません。要は、期日通りに決められた品質の成果物が納品できればよいわけです。お互いに仕事が進めやすいコミュニケーション方法を工夫することも、プロジェクト成功の秘訣です。
ITエンジニアの転職に強い転職エージェントを活用する
SAPコンサルに求められるスキルは、一般的なITエンジニアと大きく異なります。エンジニアの職種の違いをあまり意識しない転職エージェントに依頼すると、意に沿わない求人を紹介されるおそれもあります。
このためSAPコンサルを目指す場合は、ITエンジニアの転職に強い転職エージェントの活用をお勧めします。
転職活動の際には、殆どの人が「転職エージェント」を利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。

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ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。

上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。
あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
転職エージェントを活用することで、あなたのスキルがどのレベルにあるか、また転職の可能性がどの程度あるかを客観的に知ることが可能です。
加えて非公開求人からも紹介を受けられること、転職活動のサポートを受けられることも大きな魅力に挙げられます。応募企業に関する詳しい情報の提供や書類の添削、面接のアドバイスは、ありがたいサービスといえるでしょう。
5)SAPコンサルへの転職に、おすすめの転職エージェント4点
ここからは、SAPコンサルへの転職を果たすうえでのおすすめの転職エージェントを紹介します。
紹介するサービスはどれもSAPコンサルへの転職支援実績のあるエージェントです。
エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーの性格も変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3登録し、「ここがフィットする」というエージェントに利用を絞っていくと良いでしょう。
マイナビITエージェント
企業名 | 株式会社マイナビ |
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エンジニア求人数 | 約15,000件(2022年8月現在) |
SAP関連のエンジニア求人数 | 約500件(2022年8月現在 非公開求人含む) |
マイナビITエージェントは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
マイナビの転職サービスの特徴として、「丁寧・じっくり型のサポート」、および「企業とのパイプが太い」点が挙げられます。
マイナビITエージェントにおいて、SAP関連のエンジニア求人数は591件(2021年2月25日 非公開求人含む)。国内のエンジニア向け転職エージェントの中でも、トップレベルの求人の多さです。
SAPコンサルの求人を幅広くチェックしたい方、転職に向けて手厚いサポートを受けたい人におすすめです。
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レバテックキャリア
企業名 | レバテック株式会社 |
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エンジニア求人数 | 約15,000件(2022年8月現在) |
SAP関連のエンジニア求人数 | 300件(2022年8月現在 公開求人のみ) |
レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営する転職エージェントです。
同サービスの特徴としては、アドバイザーの殆どが「エンジニア実務経験者」であること。IT業界についてやエンジニアリングの技術的な事柄についても通じた担当が付いてくれる可能性が高いです。
エンジニアのキャリアアップを目指している方、キャリア相談を受けたいという方はレバテックキャリアのサービスがフィットしやすいでしょう。
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ワークポート
企業名 | 株式会社ワークポート |
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エンジニア求人数 | 約19,000件(2022年8月現在) |
SAP関連のエンジニア求人数 | 約400件(2022年8月現在 公開求人のみ) |
ワークポートは、株式会社ワークポートの運用する転職エージェントです。
人材紹介を行って17年(2021年現在)の実績と、古くからIT業界に特化してサービスを行ってきたこともあり、SAPコンサルへの転職支援実績も相応に高いことが期待されます。
ワークポートのサービス特徴として、「担当アドバイザーが積極的な求人提案をしてくれること」が挙げられます。ご自身が応募できる範囲の求人がどれだけあるか不安な方は、ワークポート担当者の提案力が助けになることもあるでしょう。
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ビズリーチ
企業名 | 株式会社ビズリーチ |
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エンジニア求人数 | 約2万件(2022年8月現在) |
SAP関連のエンジニア求人数 | 約1,000件(2022年8月現在) |
TVCMでおなじみのビズリーチは、ハイクラス向け転職サービスですが、SAP関連の求人も多く取り揃えています。また、ビズリーチの特徴として、「企業からのスカウトメールが活性している」点が挙げられます。
すでにエンジニアやITコンサルとして一定のキャリア・実績のある方でしたら、ビズリーチに登録しておくことで多くのスカウトメールを獲得できる可能性があります。
30~40代エンジニアで、ステップアップ・キャリアアップの転職を目指す人は登録しておいて損はないでしょう。
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まとめ)努力は必要。しかし「SAP S/4HANA」の導入など、経験を積める場は豊富

SAPコンサルの需要は高いとはいえ、現場で活躍するためには相応の努力を要します。また上流工程に携わる仕事ですから、システムだけでなく業務に対する深い理解も必要です。人一倍の努力が求められる職種といえるでしょう。
一方で今は「SAP S/4HANA」の大量導入を控える時期であり、経験を積める場が豊富であることもポイントに挙げられます。
特に20代は、やる気があればチャレンジできる職種といえるでしょう。また30代以上も、SAPコンサルにふさわしいスキルがあればチャレンジできます。
SAPエンジニアになることで、ご自身のスキルと経験を大きく引き上げられる可能性があります。我こそはという方は、ぜひご検討ください。