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40代転職者が絶対知っておきたい、転職を成功させるポイント3つ

[最終更新日]2017/09/17


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「40代の転職は、厳しい」──世間で久しく言われ続けている、”40歳以上の転職市場”。

ですが、本当にそうなのでしょうか?

ここ数年で、40代の転職者はかなりのペースで増えてきています。転職市場ではどのような変化が起きているのか──。
そして、実際に40代の方が転職活動をする際に、意識・準備しておきたいポイントは、どういったものがあるのでしょうか。

目次

1)40代の転職者に、企業が求めるものとは

はじめに、先に「40代の転職成功者はここ数年でかなりの数で増えてきている」と述べましたが、実際どれくらい増えているのかというと、2010年の時期から6年後の2016年時期にかけて、40代の転職成功者数はなんと、330%もの増加率を辿っています(※ 一般社団法人日本人材紹介事業協会の調査データをもとに、独自に算出しています)。

ここで注目しておきたいのは、増えたのは「転職者」という表現ではなく、「転職成功者」となっているということです。世間では「40代の転職は厳しい」と言われながらも、実のところ40代の転職成功者は急激に増えてきている、ということですね。

40代の転職に携わられているキャリアコンサルタントの方々の多くも、40代を中心とする「ミドル転職市場」の今後において、以下のようなコメントを発信しています。

キャリアコンサルタントが予測する、これからの40代・ミドル世代の転職市場

  • 景気が後退しない限りは、ミドル世代の求人は減らないでしょうね。もちろん、各企業の若手志向は変わらないでしょうが、現状だとその若手が採れないので。現に、「対象年齢を上げて採ろう」と考える企業が増えてきています
  • 40代の方の労働力に対する意識・考え方の変化が出てきているように感じられます。以前のような、「40代=新しく覚えることは苦手」という認知は薄れてきていますね。また、課長職などのいわゆる中間管理職が不足傾向にあるので、そういった点からも、40代以降の転職者のニーズはあるでしょう。
  • ミドル世代の転職で外せないキーワードが「即戦力」。かつ、大手もベンチャー企業も変化を求めています。新規事業やプロジェクトの軌道修正など、相応の経験や実績を求められるフィールドでの「即戦力」が求められているので、そのあたりに応えられる可能性が高いのが40代の転職者、という見方もあると思います。
 

実際に40代の転職者を採用しているという企業の採用担当の方からも、40代の転職についての話を訊いてみました。

人事・採用担当の声(ITベンチャー 創業15年目 従業員約150名)

  • 40代以降の転職応募者は、多くの場合、転職応募者の意向に限らず幹部候補として選考しています。

    うちの会社は平均年齢が31歳と若めということもあって、40代の方が20代、30代の方と現場で混ざってバリバリ仕事をするプレイヤーとしての採用は……まあ、できないわけではありませんが、同じ枠に20代、30代のエンジニアが応募してきたら、やっぱりそちらの方が有利になりますね。理由は、よく言われることですが、「これからの伸びしろ」と、そして「コミュニケーション力」です。どうしても、同年代の人たち同士のほうが、コミュニケーションは活性しますからね。

    「プレイヤー」として40代の転職応募者を採用する場合は、飛び抜けたスキルや知識などのアピールポイントがない限りは難しいでしょう。

    40代の方には現場の開発者としてではなくマネジメントをお願いしたいと思っていますし、前職が同業の方であれば少なからずマネジメント経験があると思いますので、そこを重点的にお聞きしています。

    あと、これは余談になりますが、今の若い人達の間では、「現場業務(プレイヤー)がしたい、マネジメントはしたくない」という人が多いですね。自社でもそういう人は結構多く、その手のタイプの人たちは早いタイミングで退職して転職して行ってしまいます。つまり、若手にマネジメント思考があまり見られないので、どうしても30代後半~40代以降の転職応募者の方々にそれを期待してしまう…という図式が出来てくるような気がしています。

人事・採用担当の声(教育・育成事業 創業10年目、従業員300名)

  • ちょうど、30代後半~40代の転職者を募集しています。

    当社の最近の課題は、「組織の仕組化」ですね。これまでアルバイトから代表まで、皆プレイヤーとして走ってきましたが、ここから更に組織を拡大しつつ盤石にしていくためには、属人的なパフォーマンスではなく、組織的な統制・仕組化も必要になると考えています。そのためにも、40代以降の組織マネジメント経験者は、かなり欲しいところです

    ですが、最近2名ほど中堅社員採用を行って、失敗した経緯がありまして──。1名はマネジメント経験がなく、現場営業として採用したのですが、既存社員と相性が合わなくて…。どんなに前職で経験があっても、会社が変われば文化も違いますしね。前職のようなパフォーマンスがなかなか出せず、他のスタッフとのギクシャクした関係も続いて…、結果退職となりました。
    もう一名は、幹部候補で入ってきたんですけどね、今度は代表と意見が合わなくなって…。周囲も即戦力になることを期待していたんですが、「こんな組織ではパフォーマンスを発揮できない」と言われましたよ。

    どちらも、手痛い体験でしたね。なかなかシナジーが出ないもどかしさと、新しい人が入ってきて改めて感じる、当社の組織としての未熟さ──。そんな状態を親身になって、成長に向けて一緒に頑張ってくれる、中途の転職者が出てきてくれることを、願っています。もちろん、当社も転職者が満足してくれるような、体制にしていかないといけないですしね。

ここまでのキャリアコンサルタントの方や人事採用担当の方のコメントから、「40代の転職者を求める企業は、少なからずある」というのは感じ取ることが出来たのではないでしょうか。

ですが、企業は単に「40代の転職者が欲しい」とは言っていません。──多くの企業では40代の転職者に、マネジメントスキルを求めており、そして既存スタッフや異なる年代のスタッフとのコミュニケーションにおける調整力や協調性、更にはその業種で働く際の「即戦力」も求めているのです。

多くの企業が、40代転職者の方に求めるスキルやスタンス

  • マネジメントスキル
  • 調整力や協調性(特に異なる年代のスタッフとのコミュニケーションスキル)
  • 即戦力(業務に比較的早く馴染み、成果を発揮してくれるスピード感)

2) 40代の転職者の方が、準備しておきたい3つのポイント

「マネジメント」「マネジメントスキル」とは何か──を知っておくこと

何度かお伝えしています通り、40代での転職において、「マネジメントスキルの有無」はとても重要視されます。

「現在管理職についていない」という方でも、日常の業務において部下や後輩を指導したり、チームワークを組んでいる場合はそれらの経験をフォーカスし、マネジメントスキルに通じる箇所を見ておくと良いでしょう。

ですが、そもそも「マネジメントとは何か?」という問いがあったとき、皆さんはスラッと答えることが出来ますでしょうか?

──じつは、これが結構難しいんです。私の知り合いに、社会人向けの研修講師を行う方がいるのですが、管理職が参加する研修においても「マネジメントとは何か」という問いについてはっきりと答えられる管理職スタッフの方は殆どいないそうです。

せっかくなので、その研修講師の方に「マネジメントの定義」について聞いてみました。

研修講師
Xさん

マネジメントとは、「組織トップ」と「現場」を繋げ、組織の価値発揮を最大限高めていく為の「仕組み」を創ること

「組織トップと現場を繋げる」すなわち、マネジメントに携わる人は「組織」への理解を深めておく必要がある、ということです。更には、「組織の価値発揮を最大限高めていくこと」そして、そのための「仕組を創ること」。

 もしこれまでにおいて、上記のような視点でマネジメントの役割を意識していなかった、という方は、まずは今いる組織への理解を深めておく──ということも、これからの転職の際に役立てるのではないでしょうか。

ついでにもう一つ、「マネジャー・管理職スタッフに必要とされる3つの視点」も紹介します。いわゆる、「鳥の目・魚の目・虫の目」と言われているもので、ご存知の方もいらっしゃることでしょう。

マネジャー・管理職スタッフに必要とされる3つの視点

ここで強調しておくことは、どれか一つではなく、三つの視点が大切だ、ということです。

組織やチームの全体を見れていて、かつ業務プロセスや納品までの工程といった流れも把握し、更には業務の要点を点で見れる──これが、マネジメントをする際に求められる視点です。

 「マネジャーの役割」、「マネジャー・管理職スタッフに必要とされる3つの視点」──いちどこれらを意識したうえで、応募しようとしている求人企業を観察してみると良いかもしれませんね。そこでもし自分なりの働き方が見えてきたら、それは「マネジャーとしての働き方」に通ずるところかもしれません。

「グロース・マインドセット」を身に付ける!

40代の転職者の方が準備しておきたいポイントの2つ目は、「グロース・マインドセットを身に付ける」ことです。

グロース・マインドセットとは、その名の通り、「成長していこう」という意識付けのことです。
これだけ聞くと、「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思われたかもしれませんね。ですが、人は齢を重ねるごとにこの「グロース・マインドセット」はどんどん失われてしまう傾向にあるのです。

グロース・マインドセットの対極にあるのは、「フィックスト・マインドセット」と言われています。これは、「成長や、よりよい未来」よりも「現状がどうか」への意識が強くなっており、いわゆる「現状維持バイアス」が働いてしまっている状態です。

上記のホワイトボードに記載されている、「フィックスト・マインドセット」と「グロース・マインドセット」を見てみたときに、皆さんはどちらの方に意識が寄っていると思いますでしょうか?──知らずのうちに、フィックスト・マインドセット思考になっていたということはありませんか?

先に、40代の転職者は企業から「マネジメントスキル」のほかに「調整力」や「協調性」、「即戦力」を求められるとお話しました。そして、これらの調整力、協調性、そして新しい環境で即戦力になる為の成長をしていくために、このグロース・マインドセットが大切になってくるのです。

グロース・マインドセットが活性している人というのは、雰囲気にも現れます。そして、そういったポジティブな雰囲気に包まれている人というのは、転職の面談であったり、新しい職場内であっても自然と好反応を得られやすくなるものです。

グロース・マインドセットは意識付けだけで、どんどん変えていくことが出来ると言われています。もし現状において「自分はフィックスト・マインドセット寄りだな・・・」と思われるようでしたら、まずはグロース・マインドセットを意識するところから始めてみましょう。

常に「気持ちの余裕」を見せていること

40代の転職者の方が、転職の際に準備しておきたいポイントの最後が、「気持ちの余裕を持つこと」です。

皆さんは、今現在「気持ちに余裕」を持てていますでしょうか?──忙しない毎日、職場やプライベートでも気がかりなことが沢山あって、「普段あまり余裕を感じられていない」といったことはありませんか?

──多くの場合、「気持ちの余裕のある・ない」は周囲の人たちにも伝わっているものです。そして、人は「気持ちの余裕のある人」に集まるものです。

40代の転職は特に、転職活動よりも、転職後に新しい職場に入ってからの方が大変なものです。年下の同僚からは距離を置かれることもあるでしょうし、上司からすぐに結果を求められることもあるでしょう。
そのようなとき、どれだけ「気持ちの余裕」を持って、周囲と向き合っていけるか──。それは、歳を重ねれば重ねるほど、大切となってくるように感じられます。

3)まとめ 40代からの転職は、早め早めの「準備」を!

 ここまでの内容を、まとめてみましょう。

  • 40代の転職者を求める企業は、ここ数年で確実に増えてきている。
  • 企業は40代の転職者に【マネジメントスキル】や【調整力や協調性】、【即戦力】を求めることが多い
  • 40代の転職者が、事前に準備しておきたいことは以下3つ。
    ・「マネジメント」「マネジメントスキル」とは何か──を知っておくこと
    ・「グロース・マインドセット」を身に付ける!
    ・常に「気持ちの余裕」を見せていること

転職について検討しつつもまだ行動を起こせていないという40代の方は、まずは「その市場や企業を知る」であったり、「自身のキャリアプランを見直してみる」といった準備を、少しずつでも始めてみることをオススメします。どんなに悩ましい問題も、一つ一つ丁寧に見ていくと、意外と道は開けてくるものです。


皆さまが転職活動をされる際に、本記事の内容が役立てられることを、心より願っております。

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