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【20代の転職】は「転職後の人間関係」に悩みやすい?転職成功するためのポイント4つ

[最終更新日]2021/06/24

20代・第二新卒の転職で成功するための大切なポイント4つ

20代で転職を検討している皆さんの中には、「失敗したらどうしよう」「本当に転職して大丈夫なのだろうか?」と不安に感じる人も多いでしょう。

とくに社会人になって間もない人や、未経験の業界・職種への転職を考えている人は、転職に対する期待よりも不安のほうが上回っているかもしれません。

目次

1)20代の転職は成功しやすい?注意点は?

20代の転職事情❶ ☑ 転職の成功確率は他の年代と比べて高い ☑ 一方で、転職後の「人間関係」に悩むケースも

はじめに、20代で実際に転職した人たちの成功・失敗の結果について見ておきましょう。
転職した結果、成功(=転職してよかった)と感じている人と、どちらかと言えば失敗と感じている人の割合はどうなっているのでしょうか。

みんなの転職「体験談」。調査【20代の転職成功・失敗状況】

20代の転職の成功・失敗状況 成功…55% やや成功…33% ちょっと成功…8% 失敗…4% みんなの転職体験談調べ
成功・失敗状況 割合
成功 55%
やや成功、ちょっと失敗 33%
ちょっと成功、やや失敗 8%
失敗 4%

※「みんなの転職「体験談」。」に転職エピソードを提供いただいた20代の方163名のデータをもとに作成(集計期間:2017年3月~2021年1月までのもの)

上の図では、20代で転職した人の55%が「成功」と回答しており、「やや成功」と回答した人も含めると実に88%もの人が転職成功を実感していることが確認できます。

一方で、「やや失敗」「失敗」と回答した人が12%いることから、およそ10人に1人の割合で転職に失敗しているようです。

20代の転職は成功しやすい。ただし、近年は「若手の即戦力人材」を求める企業が多くなっている

20代の転職事情❷ 2020年のコロナ禍以降は、「即戦力人材」かどうかを重要視する傾向が高まっている。

20代の転職経験は9割近くが「成功」「やや成功」と感じている——。
この結果から、20代はかなりの高確率で転職に成功しているといえます。20代の転職は30代以降と比べると成功しやすく、チャンスが多いと考えることができるでしょう。

一方で、20代の中でも20代前半と後半では企業からのニーズが変化していきます。とくに20代後半からは即戦力となる人材が求められる傾向が強まっていくといわれています。

従来、20代の転職はいわゆる「ポテンシャル採用」の可能性も十分にあると考えられてきました。
しかし、コロナ禍を境に採用に対してシビアな姿勢でのぞむ企業が増えており、20代であっても実務経験を重視するなど、即戦力となり得る人材を優先的に採用する傾向が見られます。

「20代向けの求人状況」について(現役キャリアアドバイザー 武蔵野さん)

キャリアアドバイザー:武蔵野 圭太さん

40代 男性
IT・コンサルティング系人材紹介会社勤務。若手社会人からミドル・管理職層まで多くの転職支援を行い、転職成功へと導いた。
「ひとりひとりのキャリアを、大切なストーリーとして扱う」支援スタイルに、多くの利用者から高い評判を得ている。

武蔵野
さん

これまで第二新卒など20代前半の若手社会人の人たちは、やる気や印象で通してくれることも多かったです。ですが、コロナ禍以降は「即戦力人材」を求める企業が増えています。20代後半の人はなおさらですね。

特に実務未経験の分野に進もうとしている人は、事前に求められる知識・スキルを把握しておく等、しっかり準備をしておくことをおすすめします。また、書類審査の段階で落とされることのないよう、履歴書や職務経歴書の品質を高めることを意識すると良いと思います。

まずは「面接まで進む」こと、これが大事です。対面で話す機会を持てれば、企業も転職者に興味・関心を持ちやすくなりますし、転職者の方でも保有知識・スキル以外にもアピールできるところを伝えられます。

「20代のうちは意欲や熱意で採用される」といった転職市場の常識は、もはや過去のものとなりつつあるのです。

今後は20代後半の人はもちろんのこと、20代前半であっても、転職したい分野で必要とされる知識・スキルをできる限り培っておく必要があるでしょう。

20代の転職での主な失敗ケースは、「転職後の人間関係」、「職場風土・文化へのギャップ」

では、転職した結果「失敗」「やや失敗」と感じている20代の転職者の人達は、どういった点が失敗だったと捉えているのでしょうか。
下図は、失敗したと回答した人の失敗要因をまとめたものです。

参考:20代の転職で「やや失敗」~「失敗」と回答した人の失敗要因(※複数回答)

対人・人間関係の問題…40% 組織文化へのギャップ…35% 期待していた業務と異なっていた…30% 業務内容がハード・能力以上のものを求められた…30% 給与・待遇が悪化した…25% その他…5%
失敗要因 割合
対人・人間関係の問題 40%
組織文化へのギャップ 35%
期待していた業務と異なっていた 30%
業務内容がハード・能力以上のものを求められた 30%
給与・待遇が悪化した 25%
その他 5%

データ:「みんなの転職「体験談」。」に寄せられた20代の方の転職体験談エピソード(163件)をもとに、弊社作成

失敗の要因として多く挙げられているのが「対人・人間関係の問題(…40%)」「組織文化へのギャップ(…35%)です。
つまり、新たな環境で周囲との人間関係や企業風土になじめなかったと感じている人が多いことが分かります。

とくに転職が初めての人にとって、転職前の職場環境こそが社会人としてのスタンダードと感じるケースは少なくないでしょう。
転職して環境が変わると、以前は当たり前だと思っていたことが通用しなかったり、想像もしていなかった独特な企業文化に触れてカルチャーショックを受けたりすることも考えられます。

人間関係に関しても、「以前の職場ならあり得なかったタイプの人がいる」または「前職で合わないと感じていたタイプと同じような人に転職後も遭遇してしまった」といったケースは十分にあり得るのです。

参考:20代の転職で「やや失敗」~「失敗」と回答した人のコメント

ジョー・ヒガシ さん 営業 (男性 29歳 東京都)

仕事は未経験ながら法人営業でした。
一言で言うと、「きつかった」です。

何がきついって、「こういうやり方でやりなさい」の要求レベルがすごいことになってて。業務のそれこそ一つ一つにルールがあるんです。例えば、商談の際に議事録を取りますよね。それに対して「一言一句全部書くこと」が義務付けられてたり。

<中略>

そんなこんなのプレッシャーやら不満やらで、(このままいても、何も良い方向には進まないんじゃないか・・・)と思うようになり、転職してから僅か半年で、また退職することを決めました。

「前職に残っていたほうが良かった」とは感じません。
ただ、「失敗したな」とは思いますね。

引用元:転職体験談:建設会社人事から、未経験でITベンチャーの営業に転職したが・・・

ふ さん メーカー営業(男性 25歳 静岡)

いざ入社したら中途入社がほとんどで、かつ人間的に尊敬できる人は誰一人いませんでした。

表向きには「みんなで頑張ろう的」なムードなんです。だけど、ふと裏に回れば、そこでは陰口や文句のオンパレード。さすがに落胆しました。

肩書は営業職でしたが、商品のPRをすることもなく、日々電話で受注や見積もり依頼を受け、その対応に追われて。製品納品時には土日祝日も関係なくお客様の希望スケジュールに沿った立会と業者の手伝いです。

(仕事とプライベートの両立って、こんなに難しかったっけ…?)とよく感じました。

引用元:私の転職体験談:人材派遣営業から、メーカー営業に転職!

あい さん 事務職 (女性 29歳 東京都)

社員のデスクはプリント物が乱雑に積まれ、フロアは清潔とは程遠い状態で、いたるところにホコリが溜まっていました。
デスクの引き出しを開けたら、他人の資料がびっしりと入っていて、自分のものを入れる余裕もありませんでした。

一日に何度も、上司の怒鳴り声が聞こえてきました。──よくよく聞いてみると、精神的に追い詰められて休職と復職を繰り返している方が何名もいるとのこと。

更には、育成する担当の人の教え方が、みんな揃って下手なんです。それでいて、こっちが間違えると本気で怒ってくるのです。
「朱に交われば赤くなる」とでも言うのでしょうか。「社員に教える」文化というか風土が培われていない組織なのだな、と思いました。

引用元:転職体験談:29歳。派遣社員の経理から、正社員として事務職へ転職。

求人情報を見た段階では「雰囲気が良さそうな会社」「働きやすそうだ」と感じたとしても、いざ入社してみると職場の「現実」の部分が見えてくるものです。
これは転職する以上、多かれ少なかれ生じる問題といえるでしょう。対人関係や組織文化に何の問題も抱えていない企業のほうがめずらしいのです。

転職後に想像していた職場や仕事内容とのギャップを感じたとき、仕事の嫌な面や違和感を覚える面に意識が向いてしまうのか、それ以上に打ち込みたいことや実現したいことがあるのかは大きな違いとなります。

前者の場合、比較対象が前職の職場環境になりがちであるため、転職して良かったかどうかを相対的に判断してしまいやすいのでしょう。

転職理由が「前職の人間関係が悪いこと」のみになっている人、企業研究が浅い人は転職失敗しやすい

20代の転職事情❸ 転職理由が「ネガティブな理由」に留まっている人、企業研究が浅い人は転職失敗する傾向がある。

転職に失敗しやすいパターンとして注意しておきたいのが、人間関係を理由に転職を決めたケースです。
職場の人間関係から逃れたい一心で転職を決断すると、「少なくとも前職よりはましだろう」と自分にとって都合のいい想像をしがちになるからです。

どの企業も、求人情報では職場のネガティブな面を率先して見せようとはしません。
求人に掲載されている職場の写真や社員の様子などを目にすると、「今よりは人間関係が良さそうだ」と安易に判断してしまう恐れがあるのです。

こうした傾向は、転職先を選ぶ上で企業研究が浅くなりやすいというリスクにもつながっています。

目先の人間関係が判断基準になっているために、何年も先のキャリアプランや今後どのような働き方をしたいのか、といった遠くの目標に想像が及ばなくなりやすいからです。

このように「前職の人間関係が悪いこと」が転職理由の筆頭に挙がる場合は、企業研究も不十分になりやすく、転職に失敗するリスクが高まります。

転職後に自分はどんな働き方をしたいのか」という、転職の方向性と考えの軸をしっかりと定めておく必要があるでしょう。

2)20代からの転職を成功するために、取るべき行動4つ

20代の転職を成功するために意識しておくべきポイント☑ 「今回の転職は何のためか」を明確にする ☑ 「この会社で自分は活躍できるか」を確認  ☑ 職務経歴書の品質を高める  ☑ 転職エージェントを有効活用する

20代の転職で注意しておきたい点と失敗しやすいパターンについて見てきました。では、転職を成功させるにはどのような行動を心がければいいのでしょうか。

非常に重要な視点として、転職活動を「戦略的に」進めることが挙げられます。転職の目的を明確にし、掲げた目的を達成するために必要な情報を集め、効果的なアプローチを考えるのです。

このように戦略的な転職活動をする上で重要になるのが、次の4つのポイントです。

  • 「今回の転職は何のためか」を明確に!転職方針の「」を持とう
  • この会社で、自分は本当に活躍できるか」を入念に確認する
  • 職務経歴書の品質を高めるだけで、他の候補者より頭一つ抜けられる
  • キャリア相談は、社内の人や身近な人よりも転職エージェントに

それぞれ順を追って見ていきましょう。

「今回の転職は何のためか」を明確に!転職方針の「軸」を持とう

20代の転職成功に向けて ポイント#1 転職活動の「軸」(=最優先する目的)を明確にする

「せっかく転職するのだから、できるだけ条件の良い会社を見つけたい」と考えるのは自然なことです。

しかし、転職先に求める条件は多ければいいというものではありません。
たとえば「残業が少なく定時で退勤できる職場」と「給与の条件が良く昇給のチャンスも多い職場」は両立しないことも少なくありません。

このケースであれば、残業が少ないことを優先したいのか、給与水準が高いことを優先したいのか、自分の中で「軸」を定めておくことが不可欠です。

転職活動の方針を明確にするには、そもそも何のために転職するのか、根本的な理由や目的を絞っておくプロセスが欠かせません。

転職理由を今いちど整理し、最優先するべき条件を絞り込むとともに、妥協しても致し方ない条件は何であるのかを決めておきましょう。

このプロセスを飛ばして転職活動の「軸」がないまま動き始めてしまうと、求人を探している段階で目移りしやすくなり、志望動機がブレる原因にもなるため注意が必要です。

転職理由がネガティブなままだと、転職成功は難しい

武蔵野
さん

面接時に、転職理由でネガティブなことを伝えたらまず通らない、そう思っておいた方が良いと思います。

特に絶対NGワードは「自分のことを評価してもらえなかった。」ですね。
面接官からは、「自分のことを過大評価しているだけではないか」と思われてしまいやすいです。

それよりも、応募した会社になぜ入りたいと思ったのかについて、自身の今後のなりたい将来像・キャリアイメージと照らし合わせながら伝えていくのが良いと思います。

つまり、転職理由は「今後の働き方のイメージ」があって初めて伝えられるものです。そのイメージがないまま転職に臨むべきではないでしょう。

職場の人間関係をリフレッシュしたいという転職理由は現実的にはよくあるのですが、目先のことだけでなく、転職して入社してからのこともイメージしておきましょう。

多くの場合、転職しようと思う理由は複数あるものです。
転職を決意した理由がネガティブなものだったとしても、他にも転職して実現したいことや、叶えたい理想像があるでしょう。

ネガティブな転職理由をそのまま伝えるのではなく、今後につながるポジティブな転職理由へと変換していくことが大切です。

転職理由を突き詰めて考えておくことで、結果的に自己分析やキャリアの棚卸しといった重要なプロセスを経ることにもつながります。

転職の「軸」は、転職理由を熟慮する過程で形成されていくのです。

「この会社で、自分は本当に活躍できるか」を入念に確認する

20代の転職成功に向けて ポイント#2 「自分が活躍できる企業かどうか」を見極める

「応募しよう」と思える企業が出たら、「この会社で、自分は本当に活躍できるだろうか」をしっかり確認するための企業研究を行います。

その際に、特にチェックしておきたいのは以下の点です。

チェック項目 確認ポイント どこで確認するか
事業内容 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する 企業HP
主力商品・サービス その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する 企業HP、業界ニュース、競合他社のHP等
強み・独自性 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す
企業理念 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を家訓する
社風・雰囲気 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする 口コミサイト
求められる知識・スキル 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する 求人票

企業研究の本質は入社後の活躍・貢献をより具体的にイメージすることにあります。

入社直後から即戦力として活躍できるのが理想ですが、たとえ経験不足の面があったとしても、新たな職場で求められるスキル・経験のレベルを把握しておくことによって対策を取りやすくなるでしょう。

また、自分自身の現状と実際に求められる能力の差を埋めなくてはならないと認識していれば、入社後の新たな環境に謙虚かつ柔軟に適応しやすくなるはずです。

職務経歴書の品質を高めるだけで、他の候補者より頭一つ抜けられる

20代の転職成功に向けて ポイント#3 採用担当の印象に残る職務経歴書を作る

一般的に、転職時の書類審査の通過率は30%程、通過するのは「3人に1人」といいます。

書類審査に落とされるケースで多いのは、「職務経歴書が読みづらい」パターンです。例えば、以下のような傾向のある職務経歴書は審査で落とされやすいです。

書類審査で落とされやすい職務経歴書のパターン

  • 経歴説明にて、時系列が分かりづらい
  • 活動が具体的な「数値」に落とし込まれていない (「お客様から大変喜ばれた」といった抽象的な表現に留まっている)
  • 事実と考え(感情)が切り分けられていない (例「やりがいを持って真剣に取り組んだ結果、見事受注しました」等)

一方で、以下のような職務経歴書は、書類審査で通過しやすいです。

書類審査に通りやすい職務経歴書のパターン

  • これまでの成果や実績が明確に書かれている(具体的な数値に落とし込まれている)
  • 今後取り組みたいこと・挑戦したいことが明確で、かつ転職先の企業で実現可能な内容になっている
  • 熱意や人柄が文面から感じ取ることができる

評価の高い職務経歴書を作成できれば、その後の面接でも有利に働きます。
そしてそのためには、「採用担当の印象に残る経歴書を作る」必要があります。上記に挙げた「審査に通りやすい職務経歴書のパターン」については、基本すべて押さえられるように、準備しておくと良いでしょう。

また、職務経歴書の作成に自信がないという人は転職エージェントの書類添削のサービスを受けておくことをおすすめします。
職務経歴書は「第三者の視点」のチェックがあると品質を上げやすく、かつ転職エージェントでは応募する企業に併せての添削とアドバイスをしてくれます。

キャリア相談は、社内の人や身近な人よりも転職エージェントに

20代の転職成功に向けて ポイント#4 活動の「パートナー」として転職エージェントを有効活用する

自分が今後どのような働き方をしたいのか、どういったキャリアを形成していきたいのかを考える際は、客観的な視点に立ってアドバイスをしてくれる転職エージェントに相談するのが得策でしょう。

他の20代の転職希望者がどのようなキャリアプランを持っているのか、希望するキャリアに対して現状のスキル・経験は足りているのか、といったことを第三者の視点で判断してくれるからです。

転職エージェントサービスの仕組み。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人紹介やキャリアプランへのアドバイス、書類添削・面接対策などのサポートを行ってくれます。
武蔵野
さん

キャリア相談は、転職エージェントにした方が良いです。
会社の人にキャリア相談をしづらいときも多いでしょうし、すでに転職した人や社外の人は無責任に「辞めたほうが良いんじゃない」と言いがちです。ですが、本当に辞めるべきかはしっかり考えるべきですし、肝心なのは「辞めた後にどうするか」ですから。

若い頃は誰しも、「キャリアの道筋」といっても3本道くらいしかイメージを持てないものです。ですが、その人が知らないだけで本当は10本も20本もあるものです。
だから第三者に訊くのが大事なんですが、同じ会社にいる先輩達もせいぜい4本か5本くらいしか知らないものです。
そういう意味でも、キャリア相談は様々なキャリアの道筋を知っている転職エージェントに訊いた方が断然効果的です。

転職エージェントの見極めも大事

世の中には数多くの転職エージェントがありますが、転職エージェントごとに強みや転職サポートのスタンスは大きく異なります。

就活の際はどのサービスを利用してもあまり差がないように感じたかもしれませんが、転職活動においては活用する転職エージェントによって「合う・合わない」が大きく分かれる点に注意しましょう。

転職エージェントもビジネスとして運営されているサービスの1つです。転職先が成約すれば、担当キャリアアドバイザーに報酬が入る仕組みになっています。

そのため、中には転職希望者にとって最適な企業を薦めるよりも、成約しやすい(=選考に通りやすい)企業を薦めてくるケースもあります。

転職エージェントの担当キャリアアドバイザーの見極めの際には、以下の3点をチェックしておくと良いでしょう。

転職エージェントの利用で自分に合ったアドバイザーを見分けるポイント。キャリア相談に、親身に乗ってくれるか。求人を紹介する際に、「何故おすすめなのか」についてきちんと納得できる説明をしてくれるか。求人紹介の量・その後の連絡ペースが、適切と感じられるか
転職エージェントの利用で自分に合ったアドバイザーを見分けるポイント3つ
  • キャリア相談に、親身に乗ってくれるか
  • 求人を紹介する際に、「何故おすすめなのか」についてきちんと納得できる説明をしてくれるか
  • 求人紹介の量・その後の連絡ペースが、適切と感じられるか

例えば、2つ目の「何故おすすめなのかを説明してくれるか」については、担当のキャリアアドバイザーより求人を紹介された際に、「なんでこの企業を私に薦めたんですか?」「このなかで、いちばんお薦めだと思うのはどれですか?また、その理由は?」といった質問をしてみるのです。
その回答を聞けば、相手がしっかり考えて紹介しているかどうかがわかるでしょう。

あまりきちんと考えて求人紹介していないと感じられた場合や、何回かのコミュニケーションを経て「相性が合わない」と感じられるようでしたら、他の転職エージェントにシフトしていくか、またはキャリアアドバイザーの担当変更を検討することをおすすめします。

転職エージェントそれぞれの特徴を理解した複数利用を

転職エージェントは1社のみに絞るよりも、複数の転職エージェントを併用したほうが効果的です。各社で担当キャリアアドバイザーがつきますので、それぞれのアドバイスを聞いた結果、どのキャリアアドバイザーが最も自分に合っているのかが見極めやすくなるからです。

転職エージェントごとに保有する非公開求人の存在も見逃せません。ある転職エージェントで紹介されなかった企業が、別の転職エージェント経由で紹介されるケースは十分に考えられます。

転職成功はタイミングも大きく関わっていますので、チャンスを逃さないためにも複数の転職エージェントを併用することは重要なポイントといえます。

3)20代の転職におすすめの転職エージェント(タイプ別に紹介)

☑なるべく早く転職したい ☑キャリアアドバイザーにじっくり相談したい ☑初めての正社員転職・就職 ☑専門スキルを活かした転職をしたい

ここからは、20代の転職におすすめの転職エージェントを、タイプ別に紹介していきます。
以下4つのタイプから、自分に近いと感じるものからチェックしてください。

  • なるべく早く転職したい、積極的に求人提案を受けたいという人
  • キャリアアドバイザーにじっくり相談してもらいたい人
  • 初めての正社員転職・就職になる人
  • 専門スキルを活かしての転職を検討している人

どれか一つのタイプではなく、複数のタイプが当てはまるという人もいるでしょう。
その場合は、それぞれのタイプでおすすめしているサービスを見て、自分にマッチしそうなサービスを2~3ピックアップしてみてください。

なるべく早く転職したい、積極的に求人提案を受けたい人はdoda・リクナビエージェント

なるべく早く転職先を決めたい人はdoda&リクルートエージェント

20代の転職で、「なるべく早く転職したい」、「積極的に求人提案を受けたい」という人はdodaリクルートエージェントのサービス利用がおすすめです。

両サービスは共に国内最大手の人材紹介会社として、豊富な求人と充実したサービス体制があり、「的確かつスピーディな対応」への評判が高いです。
職務経歴書などの書類添削や応募企業の情報収集、面接対策についても、これまでの実績に基づいた適切なサポートを行ってくれます。

ただし、doda・リクルートエージェントは若手のキャリアアドバイザーも多く、当然その品質は一定ではありません。
相性の良くないアドバイザーや経験の浅いアドバイザ―が担当になったときにうまくリスクヘッジできるように、複数の転職エージェントに登録しておきサポート品質を比較確認できるようにしておいた方が良いでしょう。

サービス名 特徴

doda
  • 全年齢層におすすめ
  • 豊富な求人と、キャリアアドバイザーからの積極的な求人紹介の評判が高い
  • サービス内の求人一覧ページより、自身で求人の検索・応募もできる

リクルートエージェント
  • 全年齢層におすすめ
  • 国内No1の求人数と転職支援実績、キャリアアドバイザーの品質も高い
  • 「職務経歴書エディタ」や「面接力向上セミナー」等の転職支援ツール・サービスも充実

キャリアアドバイザーにじっくり相談してもらいたい人はマイナビエージェント・パソナキャリア

”キャリアアドバイザーに相談したいマイナビエージェント&パソナキャリア”

転職エージェントを「相談役」として活用したい方、または今後のキャリアをどうしていくか等で転職に不安を感じている方は、じっくり相談を聴いてもらえると評判の転職エージェントがおすすめになるでしょう。

相談をどれだけ聞いてもらえるかは担当となるキャリアアドバイザーによっても変わってきますが、以下の転職エージェントは「話をよく聞いてもらえた」という評判が多いです。

サービス名 特徴

マイナビエージェント
  • 全国の20代~30代前半の若手社会人におすすめ
  • キャリアアドバイザーの丁寧かつ転職者のペースに合わせたサポートが評判
  • アドバイザーが各専門分野に分かれており、適切なアドバイスを受けやすい

パソナキャリア
  • 全国・全世代におすすめ
  • 全国都道府県に支店があり、対面でのサポートを受けやすい
  • 「キャリアアドバイザーがじっくり相談を聴いてくれる」ことで評判が高い

初めての正社員転職・就職になる人はJAIC、就職ショップ、マイナビジョブ20’s、ハタラクティブ

初めての正社員・就職活動にはJAIC&就職Shop&マイナビジョブ20's&ハタラクティブ

今回が初めての正社員転職/就職を目指すことになるという人は、「フリーター・既卒者向け」の転職エージェント利用がおすすめです。

それらの転職エージェントでは、正社員未経験者の採用企業に対してどうアプローチしていくと良いかのノウハウを多く持っているからです。また、サポート体制が充実しているところも多く、「正社員になりたいけど、実現できるか不安を感じている」という人も相談しやすいでしょう。

具体的なサービスとしては、以下があります(※表参照)。

サービスの特徴を見て、自分に合いそうと感じたものから登録を検討してみてください。

サービス名 特徴

JAIC(ジェイック)
  • 20代~30代前半のフリーター・既卒・若手社員におすすめ
  • 「はじめての正社員」の就職・転職支援に強い
  • 無料の研修サービスも実施。社会人としてのスキルやスタンスを学ことができる

就職Shop
  • 20代のフリーター・既卒・第二新卒におすすめ
  • リクルートが運営する20代未経験に特化した転職サービス
  • 紹介する求人は全て直接訪問して取材した企業で、ホワイト企業多数

マイナビジョブ20’s
  • 20代第二新卒の転職者におすすめ
  • 20代ならではの悩み・課題に寄り添ったサポート
  • 適性診断やキャリア相談サービスで、今後のキャリアプランを描きやすい

ハタラクティブ
  • 20代のフリーター・既卒・第二新卒におすすめ
  • 業種・職種「未経験可」の求人が多い
  • 充実したキャリアカウンセリングで、内定率80%の実績!

専門スキルを活かしたい人は、「特化型」の転職エージェント

総合型と特化型の違い

ITエンジニアや管理業務、マスコミや介護など、これまで培った専門スキルを活かしての転職を検討している人は、「特化型」の転職エージェントがおすすめです。

特化型の転職エージェント利用いちばんのメリットは、担当となるキャリアアドバイザーがその分野の業界情報やトレンドに詳しいということです。

20代で一定の知識・経験を培いつつ今後もキャリアを積み上げる為にどのような知識やスキルの開発が必要かであったり、応募する企業でどのような知識・スキルが求められるかについて、具体的なアドバイスを貰いやすいでしょう。

分野 サービス名 特徴
IT・Web
マイナビITエージェント
■ITエンジニア実務経験者におすすめ
  • 業界の最新情報を熟知した専門のアドバイザーによる適切な支援
  • 書類添削、面接対策、企業への推薦紹介、内定後の条件交渉まで一貫して手厚いサポートをしてくれる

ワークポート
■ITエンジニア未経験者~実務経験者全般におすすめ
  • ITエンジニア、Webクリエイター(プロデューサ、ディレクター、プランナー)への転職支援に強い
  • 未経験職種・業種への転職支援に強く、積極的な求人提案を受けられる

レバテックキャリア
■ITエンジニア実務経験者におすすめ
  • エンジニア実務経験のあるアドバイザーからのサポート
  • 書類添削、面接対策のサポート品質が高い
マスコミ
マスメディアン
■テレビ・書籍・Web等のメディア系事業を目指す転職者におすすめ
  • 業界に精通したコンサルタントによる充実のサポート
  • 「宣伝会議」グループの人脈・情報を駆使して集めた良質な求人
アパレル
クリーデンス
■アパレル・ファッション業界を目指す転職者におすすめ
  • 業界に精通したコンサルタントによる充実のサポート
  • 他の転職サービスでは出会えない「非公開求人」も多数
管理業務
MS-Japan
■管理部門(経理・財務・人事・総務・法務等)の転職におすすめ
  • 職種の専門知識を持つアドバイザーがキャリア相談から転職支援まで手厚くサポート
  • 求人企業への情報に精通しており、優良企業に紹介してもらいやすい
外資系
ロバート・ウォルターズ
■外資系企業・日経グローバル企業の転職におすすめ
  • 外資系・グローバル人材に熟知したコンサルタントからのサポート
  • 選考から採用まで、スピード感のある対応
製造系エンジニア
メイテックネクスト
■製造系エンジニアへの転職を目指す人におすすめ
  • 製造系エンジニアの転職支援実績No.1
  • 応募企業に合わせた模擬面接のサポートが好評
介護
きらケア
■介護・福祉分野への転職を目指す人におすすめ
  • 業界に特化したアドバイザーが、マッチング度の高い求人を紹介してくれる
  • 条件交渉から内定後のアフターフォローまで、きめ細やかなサポート

まとめ)20代の転職は「よくある失敗パターン」に要注意

考える女性

20代は転職市場において多くのチャンスを手にできる年代です。若手の人材を求めている企業は多いため、転職そのものの難易度は他の年代と比べて高くないといえます。

ただし、20代の転職ならではの「よくある失敗パターン」があるのも事実です。

とくに初めて転職する場合は、転職理由や転職先の選び方が失敗パターンに該当していないか、入念にチェックしておく必要があるでしょう。転職しやすい年代だからこそ、「転職できればどこでもいい」といったスタンスで臨むのはリスクが高いのです。

今回解説してきた注意点を参考にして、失敗パターンに陥らないよう十分に留意して転職活動を進めてください。失敗パターンを把握した上で転職活動に臨むことで、転職成功率を高めることができるはずです。

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