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テックリード(リードエンジニア)ってどんな仕事?転職を目指す際に求められる知識・スキルとは

[最終更新日]2021/06/29

テックリードってどんな仕事?

今後のキャリアアップを検討中のエンジニアの方のなかには、テックリードを目指したいという方もいることでしょう。
どのように努力すればなれるか、またそもそも自分はテックリードに向いているかという点も、気になるポイントに挙げられます。

テックリードを目指す場合は、SEやプログラマー、プロジェクトマネージャーといった職種と異なるポイントがあります。例えば仕事内容や年収は、知っておくべき重要なポイントです。
また、テックリードになるためのステップ、必要な知識やスキル、将来のキャリアパスといった点も、テックリードならではの特徴があります

目次

1)テックリード(リードエンジニア)とは

テックリードとは、技術面に関するリーダー、および外部からの窓口となるエンジニアを指す職種です。「リードエンジニア」や「テクニカルリード」とも呼ばれます。

この職種は欧米で広く認知されており、日本でも徐々に広まっている職種です。
納期を守って良いプロダクトを提供し、メンバーのスキルアップを図る上でも重要な役割を果たします。

テックリードを目指す方にとって、業務内容や任される役割、年収、キャリアパスを正しく理解することは重要です。
もちろん技術を武器とする職種ですが、技術だけ伸ばせばよい職種でもないことに注意が必要。本記事ではこれらの点について、順に解説していきます。

テックリードの業務内容

テックリードの業務内容 ■チームの生産性を上げる ■コードの品質を向上させる ■プロダクトの設計/進捗管理

テックリードに任される業務はさまざまですが、主な業務には以下の3つが挙げられます。

  • チームの生産性を上げる
  • コードの品質を向上させる
  • プロダクトの設計/進捗管理

それぞれの業務について、順に確認していきましょう。

チームの生産性を上げる

どのプロジェクトにおいても重要視される項目の1つに、開発チームの生産性が挙げられます。
メンバーのスキルアップもさることながら、以下のとおりスムーズな開発を行えるよう動くことも重要です。

  • 技術的に可能か、また難易度が高すぎないかチェックする
  • 過去のプロジェクトから再利用できる技術がないかチェックする
  • 不必要な業務や業務フローを取り除く
  • 手待ち時間の発生や、タイトなスケジュールとならないかチェックする

メンバーが安心して全力で取り組める環境を整えることは、テックリードに課せられた重要な職務の1つです。

コードの品質を向上させる

良い品質のシステムをつくるためには、コードの品質向上が欠かせません。高い品質のコードは、以下に挙げる3つの特徴を兼ね備えています。

  • 高いパフォーマンス
  • セキュリティの確保
  • メンテナンスのしやすさ

テックリードは上記の点を意識し、チーム全体で高い品質のコーディングができるよう行動することが求められます。

プロダクトの設計/進捗管理

プロダクトの設計も、テックリードに課せられた重要な業務です。
開発環境や言語、データベースの選択も重要ですが、デザインや関連するシステムとの連携、拡張性も重要なポイント。設計に不備があるとシステムの品質も下がってしまうため、特に注意を払ってチェックしなければなりません。

加えて進捗管理も、テックリードの業務に含まれます。
スケジュールの遅延やトラブルが発生した場合は、優先順位を見直す必要が生じる場合も。コミュニケーション能力はもちろん、目的に沿った臨機応変な対応も求められます。

テックリードとエンジニアリングマネージャーとの違い

テックリードとエンジニアリングマネージャーは、どちらもメンバーを管理し、サポートする点では同じです。一方で、以下の相違点があります。

項目 リードエンジニア エンジニアリングマネージャー
部下の有無 持たない場合が多い 部下を持つ
メンバーのサポート 技術的な面が主体 技術面だけでなく、キャリアパスにも責任を持つ
組織における影響範囲 特になし。自らがエンジニアリングマネージャーの部下となる場合もある チームメンバーや役職を決定する

技術的な面に限ったリーダーがテックリード、組織も含めた管理を行う職種がエンジニアリングマネージャーと考えるとよいでしょう。

テックリードの年収・キャリアパス

将来イメージ

テックリードとして働くなら、年収やキャリアパスも気になるもの。それぞれについて、確認していきましょう。

年収は500~700万円が主流。ただしスキルや勤務先により、大きく変わる

テックリード(リードエンジニア)の年収は、求人ボックスが以下のとおり公表しています。

  • 平均値は672万円
  • ボリュームゾーンは576~661万円
  • 分布は404~1,091万円と幅広い

おおむね、500~700万円が主流と考えるとよいでしょう。但し年収の分布は、幅広いことに注意が必要です。ご自身のスキルや勤務先によっても大きく変わりますから、年収を上げるためにも転職先の選択は重要です。

テックリードからのキャリアパスは多種多様

テックリードからのキャリアパスは、以下のとおり多種多様です。

  • VP of Engineering(VPoE。管理職をサポートし、技術部門をマネジメントする)
  • エンジニアリングマネージャー
  • ITアーキテクト
  • CTO

上流工程からマネジメント、経営まで、さまざまなステップアップ先があります。これまで培ったスキルを活かし、キャリアアップできることも特徴に挙げられます。

2)テックリード(リードエンジニア)に求められる知識・必要なスキル

テックリード(リードエンジニア)には、いくつかの知識やスキルが求められます。代表的な4つの項目を、以下にまとめました。

  • マネジメントスキル
  • テクニカルデザインを正しく行えるスキル
  • コードレビューのスキル
  • メンバーのサポートを行えるスキル

いずれもテックリードとして活躍するためには、欠かせない項目です。それぞれの習得に取り組むべき理由を、順に確認していきましょう。

マネジメントスキル

#その1 マネジメントスキル

スムーズに開発プロジェクトを進めることは、テックリードに課せられた役割の1つです。
常に広い視野で全体を把握し、状況に応じて適切な対応を取らなければなりません。論理的な思考力や課題を解決する力、型にはまらない弾力的な思考などが役立ちます。

加えてテックリードは、その判断や言動がプロダクトの成否に影響しかねません。気持ちが安定していること、いつでも安心してコミュニケーションを取れることも重要なポイントです。

このためテックリードは、技術的なスキルが高いだけでは不十分。プロジェクトマネジメントに代表される、マネジメントスキルの習得が求められます。

テクニカルデザインを正しく行える スキル

#その2 テクニカルデザインを正しく行えるスキル

技術的な面で求められるスキルに、テクニカルデザインが挙げられます。
テクニカルデザインの文書に書かれている内容は、見た目だけにとどまりません。開発で使用する技術や設計内容も書かれています。テックリードはその内容が適切かどうかチェックし、OKかどうか判断しなければなりません。

もしこの段階で不備があると、プロジェクトを失敗に導いてしまいます。
テクニカルデザインを正しく行うためには技術に関する豊富な知識を持ち、プロジェクトに反映させることが必須です。日ごろから社内外の情報をチェックし、適切な指摘を行えるよう努力を重ねることが重要です。

コードレビューのスキル

#その3 コードレビューのスキル

テックリードの主な業務には、メンバーのコードレビューも含まれます。
プロダクトに不備やバグを出さないためには、誤りや不適切な記述をもれなく見つけ、正しく指摘することが必要です。

件数が多い場合でも、手を抜いてはいけません。加えてメンバーから信頼されるためには、指摘事項にも一貫性を持たなければなりません。

もちろんコードレビューをしっかり行うためには、自らも優れたコードを書けるエンジニアであることが求められるでしょう。
この点でもテックリードは、誰よりも技術を知っている、スキルの高いエンジニアであることが求められます。このため、自らコードを書く時間を確保することも必要です。

メンバーのサポートを行えるスキル

#その4 メンバーのサポートを行えるスキル

テックリードは技術をよく知っているということから、メンバーから質問されたり、相談を受けたりする場面も少なくありません。加えて、メンバーのサポートを行うよう求められる場合もあるでしょう。

どのような場合でも、正しい判断を行うためにはよく話を聞くことが欠かせません。その上で適切なアドバイスを行い、納得してもらうことが重要です。これにより、メンバーのモチベーションを高める効果も期待できます。

適切なサポートを行うことで、テックリードの信頼は高まるものです。「あの方の言うことなら間違いない」と思われれば仕事も進めやすくなり、プロジェクトの成功を後押しする要因ともなります。

3)テックリード(リードエンジニア)を目指す際の3つのポイント

これからテックリードを目指す方が押さえておきたいポイントは、以下の3つに分けられます。

  • まずはエンジニアとして、リーダー・マネジメントを経験する
  • テックリードからの「その後のキャリアパス」を描いておく
  • ITエンジニアの転職支援に強い転職エージェントを利用する

いずれのポイントも、希望をかなえるためには重要です。それぞれについて、順に解説していきましょう。

まずはエンジニアとして、リーダー・マネジメントを経験する

POINT1 まずはエンジニアとして、リーダー・マネジメントを経験する

テックリードは、経験豊富なエンジニアであることが必要です。それはあなたがテックリードとして認められる要件として、以下の項目が挙げられるためです。

  • 高い技術力を持つこと
  • プロジェクトに参加し、メンバーを率いて成功に導いた実績があること
  • 困難な状況でも創意工夫を行い、解決した実績を持つこと

組織内の多くの方から「あの方なら技術力も高く、経験豊富で信頼できる」と思われることは、業務を遂行するための重要な条件です。

未経験の方はどの項目にも該当しないため、いきなりテックリードとして採用されることは期待薄です。もしテックリードを目指すならば、まずはエンジニアとして何らかのプロジェクトに入った上で技術力を伸ばし、マネジメントの経験を積むことが近道です。

テックリードからの「その後のキャリアパス」を描いておく

POINT2 テックリードからの「その後のキャリアパス」を描いておく

さきに紹介したとおり、テックリードの先に目指せる職種は多種多様です。
一方でそれぞれの職種は、いずれも専門性が大変高いことが特徴。目標とする職種を早めに決めた上でスキルアップすべき項目を選定し、あなたの能力を向上させることが重要です。
将来を考えないまま仕事を進めていると、そのうち周りに抜かれてしまいかねません。

このこともあり、テックリードを目指す場合はその後のキャリアパスも描いておくことが求められます
早めにキャリアパスを決めれば、能力開発もしやすくなります。また転職活動を行う際は将来を見据えられた人材のほうが採用されやすいことも、知っておきたいポイントに挙げられます。

ITエンジニアの転職支援に強い転職エージェントを利用する

POINT3 ITエンジニアの転職支援に強い転職エージェントを利用する

テックリードは比較的新しい職種の1つであり、SEやプロジェクトマネージャーほど認知度が高くありません。
そのため転職エージェントの活用が有効ですが、ITエンジニアの転職をあまり扱わない転職エージェントに依頼してしまうと、目標とかけ離れた企業ばかりを紹介されてしまうおそれがあります。

このためテックリードを目指す方は、ITエンジニアの転職支援に強い転職エージェントを選びましょう。
転職のプロから、適切なアドバイスと企業に関する情報が得られます。もちろん書類でアピールすべきポイントや、面接のアドバイスも受けられる点は誰にとっても心強いはずです。
正しい方法で転職を行うことにより、希望する未来に近づくことが可能です。

次の章では、おすすめの転職エージェントを紹介します。良い転職を実現するため、ぜひチェックしてください。

4)テックリード(リードエンジニア)への転職に、おすすめの転職エージェント4点

ここからは、テックリードとして活躍できる職場への転職を検討している方向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。
紹介するサービスはどれもテックリードへの転職支援実績のあるエージェントです。

エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーのタイプも変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3登録し、「ここがフィットする」エージェントに利用を絞っていくと良いでしょう。

マイナビITエージェント

マイナビエージェント。ITエンジニアの方へ
企業名 株式会社マイナビ
エンジニア求人数 約15,000件(2021年6月現在)
テックリード求人数 101件(2021年6月14日 非公開求人含む)

マイナビITエージェントは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
マイナビの転職サービスの特徴として、「丁寧・じっくり型のサポート」、および「企業とのパイプが太い」点が挙げられます。

エンジニア系の求人も常時豊富に取り揃えており、テックリードに関する求人数は101件(2021年6月14日現在)。特に都市部在住の方は、求人企業の選択肢の豊富さとサポートの「質の高さ」が期待できるでしょう。

テックリード以外の職種の提案も含めて、キャリアについて手厚なサポートを受けたい人におすすめです。

doda エンジニアIT

doda。企業との強いリレーションで口コミ転職者満足度No.1。ITエンジニアの転職ならdoda
企業名 パーソルキャリア株式会社
エンジニア求人数 約19,000件(2021年6月現在)
テックリード求人数 241件(2021年6月14日 非公開求人含む)

doda エンジニアITは、大手総合型転職サービスdodaがITエンジニア向けに設けた「エンジニア特化型」の転職エージェントサービスです。

大手転職サービスならではの求人数の多さと、担当にキャリアアドバイザーのほかに「プロジェクト担当」といって求人企業への採用支援を行うスタッフも就いてくれます
これにより、転職者は応募企業についての詳細情報をキャッチアップしやすくなり、ミスマッチ転職を回避しやすくなるのです。

テックリード向けの求人は2021年6月14日時点で241件と非常に豊富に取り揃えています。
複数の候補から、自分に合う求人をアドバイザーとじっくり相談しながら進めていけるでしょう。

レバテックキャリア

レバテックキャリア。IT/Web業界のエンジニア・クリエイター専門
企業名 レバテック株式会社
エンジニア求人数 約11,000件(2021年6月現在)
テックリード求人数 203件(2021年6月14日 公開求人のみ)

レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営する転職エージェントです。
同サービスの特徴としては、アドバイザーの殆どが「エンジニア実務経験者」であること。IT業界についてエンジニアリングの技術的な事柄についても通じた担当が付いてくれる可能性が高いです。

テックリード向けの求人は2021年6月14日時点で203件あり、dodaエンジニアITに次ぐ豊富さです。サービス登録後、いくつかの求人をピックアップしてどこを優先的に進めていくかアドバイザーと相談していけるでしょう。

ギークリー

GEEKLY(ギークリー)。IT・web・ゲーム業界専門の人材総合会社。
企業名 株式会社Geekly(ギークリー)
エンジニア求人数 約10,189件(2021年6月現在)
テックリード求人数 185件(2021年6月14日 公開求人のみ)

ギークリーは、「ゲーム・Webサービス分野の転職支援に強い」とされる転職エージェントです。
拠点は東京のみとなっており扱う求人も東京23区内のものが大半ですが、その分アドバイザーのサポートの丁寧さで高い評価を得ており、40代・50代といったミドル・シニア層の転職支援実績も豊富です

ギークリーは好待遇の非公開求人を取り扱うことが多く、東京都内での求人を探しているエンジニアはその求人品質をチェックしておく価値があるでしょう。
テックリード向けの求人は2021年6月14日時点で182件と、マイナビITエージェントやレバテックキャリアに劣らずの豊富さとなっています。

まとめ)まずは優れたエンジニアとして認められるスキルを身につけよう

エンジニアイメージ

テックリードは他のエンジニアの見本となる、優れたエンジニアがなれる職種です。
実力を十二分に発揮するためにはご自身で実力をつけることはもちろん、周りからも認められることが重要すです。技術力だけではなく、マネジメントや対人力など、多種多様なスキルが求められます。

もしテックリードを目指すならば、まずは今の職場で優れたエンジニアと認められるよう努力を重ね、スキルを身につけることが近道です。
1つレベルの高い仕事を任された場合は、期待以上の成果を出すよう心がけることも重要。また職場にいる優秀なエンジニアを参考にすることもよい方法です。

もっともスキルがあっても、なかなか重要な仕事を任されないケースはあります。その場合は転職エージェントを活用することも、有効な手段です。一人で悩む前に、ぜひご相談ください。

参考文献:

エッジテクノロジー「テックリードとは?なるには?リードエンジニアの役割・仕事・スキル・年収・将来性
インターノウス「テックリードとは?エンジニアチームリーダーとしての役割を解説
Brocante「テックリードとは?役割や必要なスキル、年収を徹底解説します!
技術評論社「継続は力なり―大器晩成エンジニアを目指して 第11回 テックリード
レバテック「テックリードとは?役割や年収、キャリアパス、求人の傾向を解説
キャパ「テックリードとは?求められるスキル・仕事内容・将来性を解説!
Shimpei Takamatsu「テックリードという役割
アクロビジョン「エンジニアリングマネージャーの業務内容6つ!どのような役割を担うの?
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アクロビジョン「リードエンジニアってどんな仕事?業務内容5つと必要なスキル3選紹介
ギークリー「テックリードのキャリアパスについて解説!年収や仕事内容は?転職エージェントが求人例をもとに紹介します」

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