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社会人の「コミュニケーションが苦手…」を克服する方法は?

[最終更新日]2024/03/14

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「コミュニケーションが苦手…」社会人がコミュ力を克服する方法は?
  • 仕事内容や働く環境を問わず、重要なのは人間関係
  • 円滑な人間関係を築く上で求められるのはコミュニケーション力
  • よって、コミュニケーション力は社会人にとって非常に重要

これは、多くの社会人が実感していることではないでしょうか。
私たちの社会は人間関係で成り立っています。人間関係を良好なものにしていくには、コミュニケーション力が不可欠です。

一方で、コミュニケーションに苦手意識を持っている人は、いかにしてそれを克服すべきか、常に頭を悩ませる課題と感じているのではないでしょうか。

目次

1)そもそも、「コミュニケーション力・コミュ力」とはどんなもの?

コミュニケーション力という言葉は広く使われており、しばしば耳にしたことがあるはずです。
しかし、コミュニケーション力とは具体的にどのような能力のことを指すのか、具体的に説明するのは容易ではありません。

コミュニケーション力(コミュ力)を高めるには、まずそれがどんな能力であるのかを理解しておくことが大切です。
とくに仕事において求められるコミュニケーション力の定義について、本来の意味や定義を確認しておきましょう。

コミュニケーション力とは

コミュニケーション力…自分と他者の双方向の働きかけの能力

コミュニケーション力が高い人」と聞いて、どのような人物をイメージするでしょうか。

外交的で快活な印象を受ける人でしょうか。あるいは、淀みなく流暢に話し、自身の考えや意見を伝えられる人のことでしょうか。
──実は、こうした外向性や話術の巧みさは、コミュニケーション力の本質ではありません

コミュニケーションは自分他者の間で成り立つものです。

自分一人で完結するコミュニケーションというものは存在しません。
ここで重要になるのが「他者」の存在です。コミュニケーションと聞くと「自分をいかにうまく表現するか」「言いたいことをどれだけ的確に伝えるか」といった点が注目されがちですが、実際には「相手の話をいかに聞くか」「相手の言いたいことを正確に理解できるか」といった能力も非常に重要です。

会話はしばしばキャッチボールにたとえられるように、双方向のやりとりが円滑にできて初めて「コミュニケーションが円滑に行われている」といえます。つまり、コミュニケーション力とは「双方向の働きかけ」の能力を指しているのです。

日本人の半数以上は「コミュニケーションが苦手」と感じている

日本人の半数以上はコミュニケーションが苦手と感じている

「双方向の働きかけを円滑にする」と言葉で表すのは簡単ですが、実際のところコミュニケーションを円滑にできていると感じている人はどのぐらいいるでしょうか。

JTBコミュニケーションデザインが2,060人を対象に実施した調査※によれば、半数以上に相当する約58%もの人がコミュニケーションは「苦手」「やや苦手」と回答しています
もしあなた自身がコミュニケーションに苦手意識を感じているとしても、同じ感覚を抱いている人は大勢おり、決してめずらしいことではないのです。

コミュニケーションに苦手意識を持つことは、特殊なことでも恥ずかしいことでもありません。
ただし、多くの人が苦手だから改善が不要なのではなく、克服するための具体的な方策を講じていくことが重要です。

コミュニケーションが苦手であることを受け入れた上で、どう克服すればいいのかを考えていく必要があるでしょう。

引用元:JTBコミュニケーションデザイン「コミュニケーション総合調査<第3報>発表

2)コミュニケーションが苦手な社会人に見られる傾向

「コミュニケーションが苦手」とは、具体的にどのような傾向を指すのでしょうか。
前述のように、コミュニケーションは「双方向の働きかけ」のことを指します。よって、コミュニケーションが苦手というのは「相手との間での働きかけ」が苦手と言い換えることができるでしょう。

一般的に、コミュニケーションが苦手な人には次の傾向が見られます。これらは円滑なコミュニケーションを妨げる要因ともいえますので、自身に当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

  • 人の話を聞くのが苦手/自分・相手が一方的に話してしまう
  • 人の目を見て話すのが苦手
  • 自分から話しかけるのが苦手

人の話を聞くのが苦手/自分・相手が一方的に話してしまう

相手への「共感」を重視するあまり、「聞く」と「話す」のバランスを欠いている

コミュニケーションを改善するための方策として、相手への「共感」が重要といわれることがあります。

共感してくれる相手と話しやすいと感じる人が多いため、共感力を高めることはコミュニケーションの改善に役立つようにも思えます。

しかし、共感の意味合いを取り違えてしまうと、かえってコミュニケーションを阻害する原因にもなるため注意が必要です。

相手に共感しようとするあまり、「すごく分かります、実は私も……」といったように、自分の話に置き換えていないでしょうか。あるいは、聞き役に徹しようと相手に話させてばかりいないでしょうか。

こうした対応は、一見すると相手の話に耳を傾けているようでいて、結果的に自分の話ばかりしているように見えたり、相手の話に関心を持って聞いていないように映ったりすることがあります。

コミュニケーションが苦手な人の多くが、このように「聞く」と「話す」のバランスを欠いている傾向があります。相手に共感を示しているようでいて、実際には相手に負担をかけてしまっていることも考えられるのです。

人の目を見て話すのが苦手

人の目を見て話すことはコミュニケーションを円滑化する上で不可欠な要素の1つ

コミュニケーション力と聞くと、話す内容や話し方に注意が向けられがちです。しかし、人が会話の中で得ている情報は言葉によるものだけではありません。
話しているときの「視線」もまた、コミュニケーションの一部として重要な情報を含んでいます。

コミュニケーションに苦手意識を持っている人の多くは、相手の目を見て話すのが苦手な傾向があります。
そのため、会話中の視線が泳いでいるように見えたり、自信がなさそうに感じられたりすることが少なくありません

また、視線が定まらないと「何を考えているのか分からない」といった印象にもつながりやすいため、結果的に会話がぎくしゃくしたものとなり、コミュニケーションが円滑に進まないことが考えられます。

人の目を見て話すことは、コミュニケーションを円滑化する上で不可欠な要素の1つです。

コミュニケーションへの苦手意識から、自信を持って人の目を見ることができない人も多いでしょう。
しかし、目を見て話せないことによって、ますますコミュニケーションを図りづらくなるという悪循環に陥っている可能性もあるのです。

自分から話しかけるのが苦手

自分から話しかけようとしないことで、コミュニケーションの場数を踏むチャンスが失われがち

初対面の人が大勢集まる会合やパーティーの場で、あなたは自分から積極的に話しかけるタイプでしょうか。

おそらく、コミュニケーションに苦手意識を持っている人の多くが自分から話しかけるのは得意でなかったり、できれば自分からは話しかけたくないと感じたりするはずです。

自分から話しかけられない理由としては、話しかけるタイミングが見極められないことや、何を話せばいいのか話題が見つからないことなどが挙げられます。

もしくは、仮に話しかけたとして、会話の中で相手から変に思われるのではないか不快な思いをさせてしまうのではないかと先回りして考えてしまうこともあるはずです。

しかし、コミュニケーションへの苦手意識は、場数を踏まないことには改善するのは難しいと言わざるを得ません。
自分から話しかけようとしないことで、どうしてもコミュニケーションの場数を踏むチャンスが失われがちになってしまいます。

コミュニケーションの機会を逃していることで、コミュニケーション力の向上に自分でブレーキをかけてしまっている可能性もあるのです。

3)社会人がコミュニケーション下手を克服するための5つの方法

前項では、コミュニケーションが苦手な人に多い傾向について述べてきました。「まさに自分に当てはまる」と感じた人もいるのではないでしょうか。

ただ、現状でコミュニケーションに苦手意識を持っていること自体は、それほど大きな問題ではありません。

重要なのは、苦手意識があることを自覚し、どのように克服していくかを考え、実践していくことです。
コミュニケーション下手を克服するための方法として、次の5つが挙げられます。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

「何を話すか」ではなく「どう話すか」に重きを置く

印象に残りやすいのは会話の内容そのものではなく、「話し方」「話しぶり」

コミュニケーションが苦手な人ほど、会話の「内容」を重視しがちです。

話題の趣旨を捉えなくては」「的確な言葉を返さなくては」と一生懸命になるあまり、「何を話すか」の部分にフォーカスしてしまうのです。
自分が話しすぎてしまったり、逆に相手が話してばかりになったりする原因の一端は、会話の内容に重きを置きすぎていることにあると考えられます。

しかし、実際の会話では話題が次々に移っていったり、相手の考え方が自分の想定とは異なっていたりすることは決してめずらしくありません。

人の意識は流動的ですので、書物のように一貫したテーマや考えに基づいて会話が進むとは限らないのです。

話題が逸れたからといって無理に元の話題へと戻そうとしたり、自分と相手の考えの相違点を明らかにしようと躍起になったりするべきではありません。

会話を終えた後、印象に残りやすいのは会話の内容そのものではなく、むしろ「話し方」「話しぶり」でしょう。

コミュニケーション力を向上させるには、まず「何を話すか」よりも「どう話すか」を意識して会話を進める習慣を身につけることが大切です。

「ボディランゲージ」と「声の出し方」を意識する

話す相手に合わせてボディランゲージや声の出し方を使い分ける

コミュニケーション力の高い人ほど、実は会話の内容「以外」のところで多くの情報を伝えています。

身振り手振りや表情などのボディランゲージや、声のトーン・話のテンポといった非言語的な部分で適切な振る舞いができる人は、コミュニケーション力が高いといえます。

たとえば、会話の相手がゆっくりと話しているにも関わらず、早口でまくし立てるように返事をしていると余裕がない印象を与えやすくなります。
あるいは、同じことを伝えているようでも、身振り手振りを交えて話す人のほうがより熱心に話しているように映りやすいでしょう

このように、非言語的な要素を改善することは、コミュニケーション力を高める上で非常に重要です。

ポイントは、話す相手に合わせてボディランゲージや声の出し方を使い分けることです。
相手の話し方をよく観察し、話し方や声のトーンを真似るつもりで話してみましょう。

人は自分と似た相手に親近感を覚えやすいため、相手に合わせた話し方ができるだけでも「話しやすい人」と感じてもらえる確率が高まるはずです。

「相手の話を聞く」「話す」のバランスを8:2になるよう意識する

相手に対して関心を持つことで自然と「聞く」場面が増える

コミュニケーションに自信のない人ほど「自分の考えを誤解のないように伝えなくては」「相手に不愉快な思いをさせないように注意しなくては」と考えてしまい、結果的に一方的な話し方をしてしまったり、相手に話させてばかりになってしまったりしがちです。

会話においてはバランスが非常に重要です。多くの人は自分の話を聞いてくれる人に好感を持ちますので、「聞く」と「話す」のバランスが8:2になるように意識しながら話すようにしましょう

ただし、2割を占める「話す」が自分の話ばかりになってしまうようでは本末転倒です。
相手の話をより深く掘り下げたり、「〜ということですね?」と相手の話した内容を繰り返したりするだけでも十分です。

8:2のバランスを意識するといっても、「言いたいことを我慢して辛抱強く聞く」のは好ましくありません。

8:2を自然体で実現するには、相手に対して関心を持つのが最も近道です。
熱心に聞いているふりをするのではなく、本心から「なぜそう思うのだろう?」「ぜひ知りたい」と関心を寄せることで、自然と「聞く」場面が増えるでしょう。

「結論→理由」の順番で話す

ビジネスでは相手が知りたい順序を考えて伝えるようにする

とくにビジネスにおけるコミュニケーションでは、結論から伝えたのちに理由を添えたほうが伝わりやすい傾向があります。

経緯や背景を先に話し始めてしまうと、相手は「何の話をしようとしているのだろう?」と考えながら聞かなくてはならず、負担をかけてしまうことが考えられるからです。

逆に、結論を先に述べることによって、「なぜそう思うの?」「どういった理由で?」などと、相手から話を掘り下げてくれる場合もあるでしょう。

コミュニケーションは、「自分自身の中での事実はどうであるか」を伝えることではありません。
自分が感知し把握した事実を相手が受け取りやすい情報へと変換し、伝える順序を組み立てて話すことが大切です。

殊にビジネスでは、相手が知りたいと思っているのは「結局、どういうことなのか」という結論の部分です。
理由や経緯は結論を補完するための材料に過ぎません。
自分が話したい順序ではなく、相手が知りたい順序を考えて伝えるようにしましょう。

コミュニケーションの機会が少ない職種に転職する

ビジネスでは相手が知りたい順序を考えて伝えるようにする

営業や接客など、人との対話が生命線となる職種の場合、コミュニケーションへの苦手意識は仕事に大きな影響を与える可能性が高いといえます。

もしコミュニケーション力に不安を感じていて、対話が重視される仕事に就いているとすれば、コミュニケーションを図る必要に迫られる場面の少ない職種に転職するのも1つの考え方です

職種によってはコミュニケーションの機会が少ない仕事も存在しますので、常に人との接し方に気を遣い、消耗してしまうのを避けることができるはずです。

ただし、どのような職種に就いたとしても、人と一切関わらずに働こうとするのは現実的ではありません。

人との関わりを避けるために転職するのではなく、自分にとってコミュニケーションを大切にできる環境に身を置くことを重視して転職先を選ぶことが重要です。

コミュニケーションの頻度を下げることによって、1つ1つの対話の機会をより大切にしやすくなるはずです。対話の1つ1つに丁寧な対処をしやすくなれば、自分自身のコミュニケーションのあり方を振り返る余裕も生まれるでしょう。

まとめ)コミュニケーションの苦手意識は、社会人になってからも克服できる

コミュニケーション力が高まることで、仕事をしやすくなったり働くことをより楽しめたりする

もともとコミュニケーション力が高く、対話が上手な人がいるのは事実です。
社交性の度合いは個人の性格に影響される部分もあるため、コミュニケーションへの苦手意識を克服するのは難しいと感じていた人もいることでしょう。

しかし、今回解説してきたように、コミュニケーション力の本質を理解し、向上させるためのアプローチを知ることによって、後天的にコミュニケーションを克服していくことは十分に可能です。

もしこれまでコミュニケーションに苦手意識を持っていたとしても、努力や工夫によって克服していくこともできるのです。

コミュニケーション力が高まることで、仕事をしやすくなったり働くことをより楽しめたりするはずです。
ぜひ今回解説してきた方法を実践して、苦手意識を克服しコミュニケーション力を向上していくことに役立ててください。

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