ネガティブな転職理由でも、結果OK!?後ろ向きな理由から始まって、前向きな理由に終わらせる方法
[最終更新日]2023/04/22

転職活動をするにあたって、準備することのひとつに「転職理由」があります。──とはいっても、人は理由があるからこそ転職するのであって、本来でしたら準備するまでもないはずですよね。
準備が必要になる理由は、求人企業は「前向きな理由」を欲していているからでしょう。ですが、多くの転職者の方は「前向き」というよりは「後ろむき」な理由で転職を始めているというのが実情です。
──もし、皆さんがそんな「後ろ向きな理由」で転職を始めることになった場合、面談で説明する「転職理由」は、どのように対処していくと良いでしょうか?
目次
1)転職する人の、ほとんどはネガティブな理由から

転職される方々が、募集企業での面接で採用担当から「転職理由」を聞かれた際に応える内容としては、以下のようなものが多いそうです。
- 「現状より、更なるスキルアップを目指して転職をすることにしました」
- 「御社の経営方針と会社方針に共感しました」
- 「御社のサービスに魅力を感じて…」
事実ベースではどうかというと、転職者の支援を行っているキャリアアドバイザーの方では、以下のようなことをお話されていました。
- 宮野木
さん -
上記のような転職理由を話す転職者は多いが、本心からそう思っている転職者はほとんどいないのでは。
実際のところは「残業が多い」「やりがいがない」「給料が低い」といったネガティブな理由が頭を占めている転職者が殆どですね。
表面的な転職理由を述べていても、企業の面接担当は大体それを見抜いてしまいます。
転職者の方々の「本音」であったり、普段持っている「価値観・考え方」と繋がっていないと、ときに不信感を持たれてしまうこともあるので、注意すべきでしょう。
上記キャリアアドバイザーの方がお話されているように、私たちが転職活動を行う際、ふとすると面接時に伝える転職理由と、本来「転職したい」と思った理由について少なからずのギャップがあることが少なくないのかもしれません。
続いては、実際に転職をしようとする人の「本音」の理由がどのようなものが多いかについて、見ていきましょう。
転職する人の、本音の理由TOP8
(参考:「若年者の転職理由と職場定着の調査」(労働政策研究・研修機構)の内容を元に、補足・追記しています)
順位 | 内容 | 例 |
---|---|---|
1位 | 仕事内容に不満を感じて | 「ルーティンワークでやりがいがない」「仕事をまかせてもらえない」…など |
2位 | 自分のキャリアや将来性に不安を感じて | 「経験を生かせる仕事をさせてもらえない」「上がつかえていて昇進できない」…など |
3位 | 給料、賃金が低い | 「年収が物足りない」「昇給が殆どない」…など |
4位 | 会社の将来性や安定性が不安 | 「業績が悪化していて不安感が強い」「業界全体が先細り」…など |
5位 | 職場での人間関係(パワハラやセクハラ含む) | 「上司と関係性が悪化してしまった」「上司がパワハラ気質」…など |
6位 | 労働時間が長い | 「残業が多すぎる」「上司より先に帰りにくい」…など |
7位 | 仕事量が多い | 「仕事が終わらない」「できない人のしわ寄せがこちらにくる」…など |
8位 | 休日が取れない | 「平日の休みしか取れない」「休日出勤が多い」…など |
──こうして転職理由を見ていると、どれも「もっともな内容」ばかりです。たしかに、世の転職者のほとんどが、ネガティブな理由から転職を始めるのも、わかるような気がします。
もちろん、だからといってずっとネガティブな理由のままで転職面接に臨んではさすがに厳しいものがあるでしょう。かといって、中身のない建前だけの理由になってしまってもNGです。
──ではいったいどうすれば良いのか。
次の章で、具体的なケースとその対策について見ていきましょう。
2)そのまま伝えない方がいい、代表的な「ネガティブな転職理由」
前章では、転職を決意する方の多くは「ネガティブな理由」が根底にあることをお伝えしました。
では、なぜ「ネガティブな理由」をそのまま伝えることを避けた方がいいのでしょうか?
ここでは代表される3つの「ネガティブな転職理由」を例にとり、詳しく解説していきたいと思います。
理由その①「職場の人間関係が合わなかった」

職場の人間関係が悪く、転職を決意される方は多いかと思いますが、面接の際はありのままを伝えるのは避けておくのがベストです。
なぜならそれを聞いた面接官は「また同じ理由で辞めてしまうのではないか」といった懸念を、当然抱くことになるからです。
人間関係をリセットするために転職したからといって、転職先の職場の人間関係も、いざ入社してみないと分からない部分は多くあります。
そのようなギャップが起こった際に、再び辞めてしまうリスクのある人材は、企業側としても敬遠してしまうのです。
そのため、人間関係が一番の理由の場合は、「チームワークの良い環境で、連携を取りながら働きたい」といった、ポジティブな言い替えが不可欠です。
理由その②「会社の方針と自身の方向性に相違があった」

「前職の会社の方針が合わなかった」「上層部の考えについていけなかった」という理由も、転職するうえでブラッシュアップすべき理由の1つです。
社長や上司がワンマンの企業によく見られがちな傾向ですが、多くの場合で採用活動を行う面接官もまた、その企業の上層部的立ち位置である可能性が高いのです。
その際に「会社(上司)と考えが合わず……」といった理由を伝えてしまうと、反感を与えてしまうかもしれません。
これもまた1つ目の理由と同様「自分の意見をきちんと言える環境で、目標を持って働きたい」など、ポジティブな言い替えが必要です。
理由その③「前職では残業が多かった」

多くの方にとって、既定の労働時間を越えた残業はマイナスな感情を誘因しやすいものです。
よって「残業時間が多かったから」転職をしたいという気持ち自体に間違いはないでしょう。
しかし、どの会社でも多かれ少なかれ残業時間は発生するものです。
「残業時間が多かったから」で終わらず、そこからさらに自分の気持ちを紐解いてみましょう。
そもそも「残業の発生しない仕事」とは、言い換えると「効率よく進められる仕事」ととることもできます。
そのため「効率よく働いて、成果を挙げたい」「オンとオフを切り替え、メリハリのある働き方がしたい」など、ポジティブな表現に変換が可能です。
3)企業側が転職者の方に求めているのは、「マイナスをプラスに変換する力」!
建前であったり、付け焼刃的な転職理由は、それがどんなに良い言葉であっても、企業(採用担当)からは裏を返して、読み解かれてしまうことが多くあります。
以下の採用担当Bさんのコメントを見てみましょう。
IT企業(200名規模) 採用担当 Bさん
- 採用担当
-
転職の元々の理由がネガティブなものであったとしても、そこはそれほど気にしません。というか、大抵はそんなものですよね。
それよりも、そのネガティブな感情をそのままで終わらせずに、何かしらポジティブな気持ちにスイッチしてほしい。そして、面談に臨んでほしいですね。逆に、建前だけの自己PRされると、ちょっと、「この人、本当はどう思ってるかな」って思ってしまいますね。
たまに、「御社のような伸び続けている成長企業で働きたい」という理由で志望してくる転職者の方がいるんです。まあ、当社が成長企業だということを評価してくれてのコメントなのでしょう。
ですが、私たちが本当に欲しい人材は、「業績が悪くなったら転職する」ような社員ではなく、「苦しい時に残って一緒に頑張ってくれる」──そんな社員なんですよね。
──採用担当のBさんがお話している通り、大切なのは現状の本音の転職理由を、ポジティブなものに変換することです。
そして、求人企業が求めているのは、「マイナスをプラスに変換する」思考能力を持った転職者の方々です。
どうやってマイナスをプラスにしていくのかというと、例えば、「仕事が忙しすぎる」というネガティブな転職理由でしたら、以下のように見方や考え方を変えることもできるでしょう。

- 仕事が忙しすぎる
↓ - 自由な時間を持てないでいる
↓ - 物事をしっかり見据えて考えて行動を取れる時間が取れない
↓ - 常に深い洞察を持ちながら業務に臨むためにも、適度な時間の余裕を取りながらの仕事をしたい
そのほか、「上司と関係性が悪化してしまった」という場合でしたら、以下のように言い換えることもできるかもしれません。

- 現状、上司の考えや価値観に共感できないでいる。または、そこから新しい気付き、発見を得られない状態でいる
↓ - 自身の行き詰まり感を打破していくためにも、新しい気付きや出会いのきっかけを求めている
↓ - 今後の自身の成長と、社会への価値発揮を高めていくために、より適した環境を求めたいと思っている
という風に考えることもできるかもしれません。
どちらの理由も、最初のネガティブ理由と比べると、大きく印象が変わって見えるのではないでしょうか。
もちろん、上記がどの人にとっても当てはまる理由になるとは限りませんし、理由を聞く企業や採用担当の価値観によっても捉え方は変わってくるでしょうから、画一的なものになってしまわないよう、ご注意ください。
また、「そうはいっても、ネガティブな理由をポジティブに変えるやり方がわからない…」という方もいらっしゃることでしょう。そこで続いては、「グロース・マインドセット」について紹介していきたいと思います。
4)ネガティブな理由は「フィックスト・マインドセット」であることが殆ど。「グロース・マインドセット」を手に入れる!
ネガティブな転職理由をポジティブなものに変えていくために必要な思考、「グロース・マインドセット」。

グロース・マインドセットとは、その名の通り、「成長していこう」という意識付けのことです。
グロース・マインドセット思考とは
- 「成長していこう」という強い気持ち
- 学ぶことを楽しんでいる
- 「能力は高められるもの」と考える
- 失敗を恐れない
- 他人からの評価よりも自分の成長を喜ぶ
- フィードバックを求める
これだけ聞くと、「なんだ、当たり前のことじゃないか」と思われたかもしれませんね。ですが、人は齢を重ねるごとにこの「グロース・マインドセット」はどんどん失われてしまう傾向にあるのです。
グロース・マインドセットの対極にあるのは、「フィックスト・マインドセット」と言われています。これは、「成長や、よりよい未来」よりも「現状への不満や恐れ」への意識が強くなっている状態です。──そして、ネガティブな転職理由になっているときは、この思考が強まっている場合が殆どです。
上記のホワイトボードに記載されている、「フィックスト・マインドセット」と「グロース・マインドセット」を見てみたときに、皆さんはどちらの方に意識が寄っていると思いますでしょうか?──知らずのうちに、フィックスト・マインドセット思考になっていたということはありませんか?
グロース・マインドセットは意識付けだけで、どんどん変えていくことが出来ると言われています。もし現状において「自分はフィックスト・マインドセット寄りだな・・・」と思われるようでしたら、まずはグロース・マインドセットを意識するところから始めてみましょう。
グロースマインドセットの育て方
グロースマインドセットの思考にしていく為には、まずはそれを「意識」することです。
常に「グロースマインドセットであろう」という意識を持ち続けること──これだけで人はグロースマインドセットに寄っていくと言われています。
「グロースマインドセットのイメージが持ちにくい」という方は、以下の3つのポイントを意識してみてください。

- 「自分は自分」他人と比較しない
- 「結果はしょせん、過去のもの」結果よりも、現在の行動を大切にする
- 「成功が必ずしもゴールではない」成功よりも、成長を目指す。
グロースマインドセットの言葉の「グロース(成長)」にあるように、大切なのは「成長すること」への意識です。
そして、人は本来「成長したい」という欲求を持っているものです。
「他者からの評価の目」や「失敗への恐れ」が、その自然な欲求を抑制する要因になっていないかを振り返りながら、「自分はこれから先、どんな成長をしていきたいか」に目を向けていくことによって、自然とグロースマインドセットは育まれていきます。
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5)ひとりだけの思考はネガティブになりがち。必要に応じて、早めのタイミングでキャリアアドバイザーに相談を
人がネガティブな気持ちになるのは、本能が「現状のままでは良くない」と伝えているからです。そして、そこから現状を打破していくための行動に出るためには、ポジティブな意識に変換していくことが大切です。
そして、転職活動も同じです。ネガティブな感情からポジティブな感情に変えていくことで、転職に向けた活動もよりエネルギッシュにしていくことができるでしょう。
ですが、転職活動は得てして孤独なものです。孤独な状態だと、一度入ったネガティブ感情からはなかなか脱却できません。その場合は、早いタイミングで身近な人や転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談されることをおすすめいたします。
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まとめ)ネガティブな気持ちのままでは、転職成功は難しい。自身のポジティブな気持ちにも目を向ける!

ここまでお読みになられて、いかがでしたでしょうか。
最後に、少し私の転職体験談についても触れておきます。
30代前半に「転職活動をしよう」と思い立って、転職エージェントや転職サイトを利用して多くの求人企業に応募しました。
面接をした企業は約20社ほど。──ところが、全部「不採用」でした。
何故不採用だったかはいくつか理由がありますが、その中で大きな要素としてあったのが、当時の私が「前職に対する不信感」が非常に強く、それが面接でも顕わになっていた───ということがあります。
最終面接まで到達した企業も少なくありませんでしたが、そこで「転職理由」を聴かれたとき、私は前職の環境がいかに劣悪であったかを、一生懸命説明していたのです。
担当された面接官の方々は興味深く聴いてくれていましたが、(当然ながら)きっとあまりいい印象ではなかったと思います。
あるとき、とある最終面接で面接官の方が私にこう訊いてきました。
「では、その職場の人達を、今も恨んでいますか?」
その言葉を受けて、私はハッとしたのを覚えています。
私がしたかったのは、「より良い職場で働けるようになること」で、前職の人達に対する愚痴を話したかったわけではありません。ですが、私の転職理由を聴いた面接官からは、そのようには受け止められなかったのでしょう。
人は、ネガティブな意識が高まるとどうしても視野が狭まりがちです。そのような状況では、相手から「この人と一緒に仕事をしたい」と思われることはあまり期待できないでしょう。
残念ながらその面接も不採用となりましたが、その機会は私自身、転職活動をどう進めていくかを改めて考えるきっかけとなりました。
その後私は無事にある一社から内定をもらえ、転職活動を終えることができましたが、このときの気づきがなければ、活動期間はもっと長期化していたかもしれません。
転職は、人生の中でも特に大きなライフイベントのひとつです。皆さんが今後の働き方やキャリアアップについて検討をされた際に、今回の記事が少しでもお役に立てることを、心より願っています!