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「柔軟性」を面接でアピールするには?効果的な自己PR例を紹介

[最終更新日]2021/08/19

面接で「柔軟性」をアピールするには

転職の採用選考では、しばしば自己PRを求められます。
その際に、「柔軟性」をアピールしたいと考えている人もいるでしょう。

柔軟性という言葉は抽象的な面があるため、伝え方をよく考えておかないと印象に残りにくい漠然とした自己PRになってしまう恐れがあります。

目次

1)企業が求める「柔軟性」とは?ビジネスで重視される柔軟性を理解しよう

柔軟性とは:その場や状況に応じて行動や機能などを素早く変化して対応することができるような性質のこと

はじめに、柔軟性という言葉の定義について確認しておきましょう。

「柔軟性」
その場や状況に応じて行動や機能などを素早く変化して対応することができるような性質のこと。臨機応変な性質。(実用日本語表現辞典より)

一般的な意味での柔軟性の定義は上記の通りです。
では、ビジネスで重視される柔軟性とはどのような性質を指すのでしょうか。

企業が求める柔軟性について理解を深め、効果的に自己PRするための土台を作っておくことが大切です。
そこで、「業務遂行」「人間関係」「環境」の3つの観点から、企業が求める柔軟性について整理していきます。

業務遂行に対する柔軟性

業務遂行に対する柔軟性=臨機応変な対応力

業務を遂行する中で想定外の出来事に遭遇したり、臨機応変に対応しなくてはならない場面に立ち合ったりすることはめずらしくありません。

「決められたルールだから」「予定していた進め方があるから」といって、目の前の事態にそぐわない対応をしてしまうと、業務が円滑に進まない原因となるケースも考えられます。

ビジネスにおいては、予想していなかった事態にも冷静に対応でき、その場で適切な解決策を選べる柔軟性が求められます。

業務遂行に対する柔軟性は、「臨機応変な対応能力」と言い換えることができるでしょう。不測の事態にも落ち着いて対応できる柔軟性の高い人材は、業務遂行の難易度が高ければ高いほど重宝される傾向があります。

人間関係に対する柔軟性

人間関係に対する柔軟性=コミュニケーション力・円滑な人間関係を築く力

希望する転職先がどのような業界・職種であっても、自分一人だけで職務を遂行するケースは稀なはずです。

たいていはチームや部署といった単位で職務にあたることになるため、円滑な人間関係を築くことができる人材は高く評価されます。

自分とは異なる意見や主張を適切に聞き入れられるバランス感覚や、相手を尊重してコミュニケーションを図ることができる能力は、多くの企業から求められる資質の1つと考えてください。

人間関係に対する柔軟性は、「コミュニケーション力」や「円滑な人間関係を築く力」と言い換えることができるでしょう。

こうした資質は「この人と一緒に働きたい」と思ってもらう上で重要なポイントとなるため、自己PRを考える際にも見過ごすことができない点といえます。

環境に対する柔軟性

環境に対する柔軟性=適応力

採用が決定し入社すると、前職とは就業環境や仕事内容が大きく変化します。

たとえ前職で優れた成果を挙げてきた人材であっても、新たな環境に適応できなければ能力を発揮しきれない可能性もあるでしょう。

新たな職場環境に適応できる柔軟性があることは、採否を分ける重要な要素となるはずです。入社後にしっかりと定着してくれる人材かどうかを見極める上でも、柔軟性は評価ポイントとなる場合があるのです。

また、入社後は異動や転勤によって働く環境が変わることも考えられます。

場合によっては、新規事業を推進する部署に配属され、前例のない仕事に取り組まなくてはならないケースも出てくるかもしれません。

環境に対する柔軟性があれば、慣れない環境にも素早く馴染んで仕事を遂行していくことができるはずです。環境に対する柔軟性は、「適応力」と言い換えることもできるでしょう。

2)応募書類や面接で柔軟性を自己PRするメリット

企業が応募者に対して求める柔軟性をアピールできれば、採用に至る可能性を高めることができます。

さらに、応募書類や面接で柔軟性を自己PRとして伝えることによって、採用担当者の期待値を高める効果が期待できたり、印象をより良いものにできたりする場合もあります。

採用選考の自己PRで柔軟性を伝えるメリットについて理解を深めましょう。

即戦力として活躍することへの期待を高められる

#メリット1 即戦力として活躍することへの期待を高められる

多くの企業では、中途採用者に対する研修に新卒採用者ほど長期間を費やすことを想定していません。

企業によっては即戦力として迎えることを前提に採用していたり、入社後間もない時期に成果を挙げることが期待されていたりするからです。

業務遂行に対する柔軟性を自己PRで伝えることによって、即戦力として活躍することへの期待値をより高められるでしょう。

ほぼ同等の経験・能力が見込まれる人材が複数人応募していた場合、より柔軟性が高いと思われる人材を優先的に採用するのは想像に難くありません。

柔軟性に優れた人材と印象づけることは、採用に至る確率を高めることにつながるはずです。

円滑な人間関係を築ける素直さを印象づけられる

#メリット2 円滑な人間関係を築ける素直さを印象づけられる

転職するにあたって、採用決定=転職成功とは限りません。入社後に既存の従業員と円滑な人間関係を築き、職場に馴染んでいけるかどうかが重要なカギを握っているのです。

実際、転職先が決まったものの入社後に周囲の社員と折り合いが悪く、居心地が良くないと感じる原因となったミスマッチの事例は決して少なくありません。

円滑な人間関係を築くには、相手に合わせるコミュニケーション力や、職場の人間関係を鋭く見抜く洞察力が求められます。

職務を遂行するための能力やスキルだけでなく、人間性の面も重視して採否を判断する企業が多いのはこのためです。

柔軟性に優れた人材であれば、周囲の社員から好感を持ってもらえる素直さを備えていると評価してもらえる可能性が高いでしょう。

新たな職場環境・仕事内容への適応力をアピールできる

#メリット3 新たな職場環境・仕事内容への適応力をアピールできる

中途採用者が入社後、どの程度の期間で職場に溶け込み違和感なく業務がこなせるかは、人によって大きく差が開くことも十分にあり得ます。

「初めての仕事なので慣れていない」「以前の職場と仕事の進め方が違う」といったことに囚われ続けてしまう人もいれば、すぐに要領をつかんで戦力になっていく人もいるのです。

企業としては、後者のタイプの人材を採用したいと考えるのは自然なことといえるでしょう。

柔軟性を発揮することができれば、新たな職場環境・仕事内容にもスムーズに適応していくことができるはずです。

自己PRで柔軟性について伝えることで、短期間で職場に馴染めることを連想させ、入社後にいきいきと働いている姿を想像してもらうことにつながるのです。

3)柔軟性をアピールするための効果的な自己PR例

自己PRのアピールポイントとして柔軟性を伝える場合の例文を見ていきましょう。

自己PRには具体的なエピソードを盛り込み、どのような場面で柔軟性を発揮してきたのかイメージしやすくすることが重要です。

業務遂行・人間関係・環境のそれぞれの面で柔軟性をアピールポイントとする自己PR例を挙げますので、自分のケースに当てはめて自己PRを作成する際の参考にしてください。

①業務遂行に対する柔軟性をアピールする自己PR例

業務遂行に対する柔軟性アピール:自分の頭で考え判断した結果、業務が円滑に進んだことをエピソードを踏まえ話そう

私の強みは臨機応変に対応できる柔軟性があることです。

前職では人事部にて採用業務を担当しておりましたが、面接官によって面接の時間が延びる傾向がある方と、比較的短時間で終了する方がいることに気づき、面接の予定を組む際に面接後の空き時間や面接の実施順序を調整していました。

その結果、「〇〇さんが面接のスケジュールを組むと、その日の面接が予定通りに無理なく終わる」と言っていただけるようになり、面接のアポイントを主に任せていただけるようになりました。

仕事に携わる人ごとに適切な対応を考え、自分で判断していく柔軟性を、貴社で事務のお仕事をする際にも活かしていきたいと考えております。

自己PRのポイント

定型的な仕事の進め方に留まらず、自分の頭で考えて判断した結果、業務が円滑に進んだエピソードを添えるといいでしょう。

ただし、決められたガイドラインやルールをきちんと守り、その範囲内で工夫を加えていたと伝えることが重要です。

ルールを無視して独自の判断をしていたエピソードを挙げてしまうと、扱いにくい人材という印象を与える恐れがあるため注意が必要です。

②人間関係に対する柔軟性をアピールする自己PR例

人間関係に対する柔軟性アピール:相手の意見や主張を聞き入れ、人間関係を円滑化したエピソードを話そう

立場やものの見方の違いを考慮し、柔軟に人間関係を築いていくことができるのが私の強みです。

前職では技術部門でアプリの開発に携わっておりましたが、しばしば「営業が無理な要望を持ってくるので困る」と周囲の開発者が話しているのを耳にしていました。

そこで、あえて同期の営業担当者とランチに行くようにし、営業の立場からはどう映っているのか聞くように心がけました。

すると、営業担当者も「必ず聞き入れてもらえる」と考えているわけではなく、「もし可能なら技術部門で検討してほしい」といったニュアンスで要望を伝えているケースが多いことに気づきました。

それからは、まず要望をお聞きし、具体的にどこまで実装可能かを相談しながら決めていくスタイルに変え、営業担当者と信頼関係を築くことができたと感じています。

貴社の開発部門に配属していただけましたら、他部署の方々とも積極的にコミュニケーションを図っていきたいと考えております。

自己PRのポイント

考え方やものの感じ方の違いが誤解を招き、人間関係が悪化する原因となることは十分に考えられます。

相手の意見や主張を柔軟に聞き入れ、人間関係を円滑化した経験をエピソードとして伝えることで、人間関係に対する柔軟性をアピールする上で説得力を持たせることができるはずです。

③環境に対する柔軟性をアピールする自己PR例

環境に対する柔軟性アピール:入社直後や異動や転勤に伴い新たな環境に馴染めたエピソードを話そう

環境の変化に適応できる柔軟性が私の強みです。前職では二度の転勤を経験し、転勤先で地域性の違いや配属先ごとのローカルルールの違いに戸惑うこともありました。

しかし、同じ会社内でこれまでと異なる経験ができる貴重な機会と前向きに捉え、新たな発見をすることを楽しむように心がけてきました。

その結果、どちらの転勤先でも「これまでのどの転勤者よりも早く馴染んでくれた」と言っていただくことができ、異動後も社内の良き相談相手として連絡を取り合っている人が大勢います。

貴社に採用していただけましたら、私の強みである柔軟性を活かして1日も早く仕事に慣れ、職場の皆さまと良い関係性を築いていきたいと考えております。

自己PRのポイント

転職や部署異動は環境の変化を伴いますので、入社後に異動の可能性があれば採用候補者に柔軟性を求めている可能性は十分にあります。

入社直後に仕事を覚えていった時期や、異動や転勤に伴い新たな環境に馴染むことが求められた時期のことをエピソードとして挙げ、どのような心がけをしてきたのかを伝えるといいいでしょう。

4)自己PRで柔軟性をアピールする際の注意点

柔軟性をアピールすることは、一見すると自己PRにおいて効果的な面ばかりのようにも思えます。

しかし、自己PRの軸として柔軟性を掲げる場合、いくつか注意点があることも忘れるべきではありません。次に挙げる3点は、自己PRで柔軟性をアピールする際に注意しておくようにしましょう。

柔軟性は「優柔不断」と紙一重であることを認識しておく

POINT1 柔軟性は「優柔不断」と紙一重であることを認識しておく

柔軟性が高いことは、捉え方によっては「優柔不断」「流されやすい」と映ることもあり得ます。

人の意見に流されやすい・自分自身の意見や主張がないと思われてしまうと、応募する業界・職種によってはかえって選考で不利になることもないとは言い切れません。

柔軟性をアピールする一方で、一貫した考えを持って柔軟な対応をしてきたことが伝わるよう工夫する必要があります。

たとえば、立場が異なる人の意見を聞き入れる際、自分の考えに固執せずより良い結果をもたらすアプローチをバランスよく判断していたことが伝われば、柔軟性を発揮したことで結果につながったことが伝わりやすくなるでしょう。

このように、単に周囲に流されていたのではなく、自分なりの意図や考えをもって柔軟な対応をしていたことを明確に伝えることが大切です。

具体的なエピソードを添え、抽象的な自己PRに終始しないようにする

POINT2 具体的なエピソードを添え抽象的な自己PRに終始しないようにする

柔軟性という言葉は人によって解釈に幅があり、何を指して柔軟と捉えているのかつかみづらい面があります。

そのため、自己PRで柔軟性をアピールする際に「柔軟に対応することができる」「コミュニケーションで柔軟性を発揮できる」といった伝え方をするだけでは、捉えどころがない漠然とした印象を与えがちです。

自己PRには必ず具体的なエピソードを添え、どのような場面で柔軟性を発揮したのかを伝えることが大切です。

前項で挙げた自己PR例のように、業務遂行・人間関係・環境のうちどの方面で柔軟性を発揮してきたのかを絞って伝えることで、論点がぶれるのを防ぐことができるでしょう。

自己PRを作り終えたら、抽象的で伝わりにくい内容になっていないか、改めてチェックしておきましょう。

応募先企業の業務で持ち前の柔軟性が強みになることを伝える

POINT3 応募先企業の業務で持ち前の柔軟性が強みになることを伝える

柔軟性があることは疑う余地のない長所と思われがちですが、応募先企業が知りたいと考えているのは「この人材を採用したら、どのようなメリットを得られるか」という点であることを忘れるべきではありません。

応募先企業で携わることになる仕事内容や業務の性質をリサーチし、理解を深めておくことが大切です。
その上で、持ち前の柔軟性をどう活かせるのか、強みを発揮できる場面をできるだけ具体的に伝えましょう。

渾身の自己PRをしたにも関わらず、面接で不採用になってしまうケースの多くが「長所をアピールできているものの、その長所が実際にどう役立つのかがイメージできない」といった理由によるものです。

柔軟性は一般的に「良い傾向」「評価すべき特徴」と思われやすいからこそ、応募先企業の業務でどう活かせるかをはっきりと伝える必要があります。

まとめ)「柔軟性」を掘り下げて、効果的な自己PRへとつなげよう

自己PRイメージ

自己PRは採用選考のプロセスの中でも応募者が伝えられるメッセージの自由度が高く、自身の長所や強みをアピールする上で絶好の機会といえます。

だからこそ、柔軟性という汎用的な長所をどこまで掘り下げ、具体性のあるメッセージとして伝えられるかが採否を分ける重要なポイントとなるのです。

今回解説してきた自己PRのポイントや例文を参考に、ぜひ柔軟性についてさらに掘り下げてください。

そもそも柔軟性とは何か、なぜ柔軟性が仕事をする上で重要なのか、といった基本的な部分から丁寧に振り返っておくことが大切です。

柔軟性を自己PRで十分に伝えられれば、業界や職種を問わず強力なアピールポイントとなり、採用決定に大きく資するメッセージとなるはずです。

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