営業事務への転職は難しいの?仕事内容と将来性・未経験から正社員を目指すポイント
[最終更新日]2023/03/09

「営業事務の仕事ってどうなんだろう…」
「未経験からの転職は難しいの?」
「営業事務に転職できたとしても、キャリアパスや将来性が気になる」
営業事務への転職を選択肢に掲げている人で、このように悩んでいる人は少なくないでしょう。
求人によっては「事務職(営業事務)」などと表記していることもあるため、事務職との違いが気になっていた人もいるのではないでしょうか。
営業事務とは、具体的にどのような仕事をするのでしょうか。また、未経験から営業事務へ転職することは可能なのでしょうか。
目次
1)そもそも営業事務とはどんな仕事?
営業事務の主な仕事内容

管理業務
営業事務は、営業担当者のサポートをする仕事です。営業担当者が仕事を進めやすいよう、営業活動に関するあらゆる管理業務を担います。
業務範囲は企業によって異なりますが、営業事務が携わる主な管理業務は下記の通りです。
- 見積書・契約書・発注書・納品書・請求書などの発行
- 売上管理
- 在庫管理
- 入金状況の確認
- 交通費や出張費の精算
イメージとしては、営業担当者の秘書的な役割を担う仕事と捉えるといいでしょう。社外で営業活動を行う担当者に代わって、社内で必要な業務を進めるのが営業事務の職務といえます。
資料作成
営業活動にはさまざまな資料が必要です。営業担当者が求める資料を速く正確に作成し、営業活動に役立ててもらうのも営業事務の仕事となります。作成する資料は多種多様ですが、代表的なものとして下記の資料が挙げられます。
- 提案書
- プレゼン資料
- 顧客台帳
- 社内会議資料
- 売上推移などのデータ集計
資料の出来栄えが思わしくないと、顧客に不信感を与えたり重要な契約を逃してしまったりすることもあり得ます。また、売上推移などの社内資料に誤りがあると、事業方針の策定など重要な判断に支障をきたすことも考えられます。営業活動の成果を大きく左右しかねない、重大な責任を負う仕事といえるでしょう。
クライアント対応
クライアントの要望に対して迅速に対応するのも営業事務の大切な仕事です。
営業担当者は基本的に社外で営業活動に従事するため、クライアントの要望に外出先で応じるのは難しいケースも少なくありません。その際、営業担当者に代わって対応するのが営業事務です。
具体的には、次に挙げる対応が必要になります。
- 問い合わせメールへの返信
- カタログなどの資料発送
- 商品サンプルの発送
- 展示会に向けた準備
クライアントにとって、営業事務は「問い合わせると最初に対応してくれる人」のため、いわば会社の顔ともいえる存在です。迅速かつ丁寧な対応が求められる仕事といえます。
電話対応
既存顧客や見込み顧客から電話がかかってきた際、社内で対応するのも営業事務の仕事です。
営業部門には「すぐに回答が欲しい」といった急ぎの要件が多く寄せられることから、電話による問い合わせの割合が高い傾向があります。具体的には、次のような電話に対応する必要があります。
- 商品に関する問い合わせ
- 在庫状況の問い合わせ
- 納品事故などのクレーム対応
電話対応では正確に答えるだけでなく、丁寧で印象の良い対応をすることも重要です。顧客にはさまざまなタイプの人がいますので、相手に合わせた臨機応変な対応ができることも営業事務として必要な資質といえるでしょう。
営業事務と一般事務の違い

事務職には、営業事務のほかに「一般事務」と呼ばれる職種もあります。
両者の主な違いは、次のようにまとめることができます。
営業事務 | 一般事務 | |
---|---|---|
担当部署 | 営業部門 | 社内の全部門 |
仕事の目的 | 営業活動の効率化 | 組織全体の円滑な運営 |
仕事の概要 | 営業担当者の社内業務代行 | 事務作業や庶務が中心 |
顧客との接点 | 多い | やや少ない〜中程度 |
非定型業務の割合 | やや高い | 低い |
一般事務は事務作業が仕事の主軸となるのに対して、営業事務は営業担当者のサポートに特化している点が大きく異なります。
営業担当者に代わって顧客対応をする頻度も高いことから、非定型業務の割合が高く、コミュニケーションスキルがより強く求められるのが特徴です。
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2)営業事務の仕事の将来性・キャリアパスは?
営業事務からのキャリアパス

営業事務は事務職の中でも業務領域が営業部門に特化されています。
その特性を活かして、営業やマーケーター、そのほか経理事務や英文事務、秘書といった専門性の高い職種へのキャリアチェンジを目指せるでしょう。
また、営業事務として昇進し、リーダーや管理職に登用されるケースもあります。
営業事務は営業担当者ごとに役割分担することも多いため、全体をまとめるマネジメントのポジションが重要な役割を果たすのです。
営業事務の将来性
営業事務を目指す人で、「営業事務の将来性はどうなんだろう」と懸念視する人は多いです。
その背景には、近年の「DX推進」をはじめとするIT化の動きが挙げられるでしょう。
オンライン会議やチャットツール、顧客管理ツールなどのクラウドサービスの浸透もあり、営業および営業事務の働き方は数年前と比べて大きく様変わりしています。
また、近年注目を集めているカスタマーサクセスという営業支援も、(その目的・役割自体は営業事務とは異なるものの)会社によっては営業事務業務の一部と重なることもあるでしょう。
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営業担当者にとって、顧客や社内の状況を深く理解し、適切に対応してくれる営業事務は欠かせません。
ですが、営業のあり方自体に変化が見え始めている現代において、この先10年、20年のスパンで営業事務の仕事が今と同じようにあり続けるかはわかりません。
一方で、営業事務は一般事務と比較して「キャリアを積み上げやすい」メリットがあります。
これから営業事務を目指す人は、そのアドバンテージを活かしつつ「営業事務のその後」のキャリアプランについても考えておくことが大切です。
3)営業事務に求められる4つの知識・スキル
営業事務の業務範囲は幅広く、求められる知識・スキルも多岐にわたります。また、企業によって営業事務が担う役割は異なるため、必要なスキルも職場ごとに異なるのが実情です。
一般的に営業事務として求められる知識・スキルとして、次の4点が挙げられます。これまでに経験した業務で下記のスキルを身につけてきた人は、営業事務として経験を活かせるでしょう。
営業事務に求められる4つの知識・スキル
- #1 コミュニケーションスキル
- #2 事務処理能力
- #3 オフィス系ソフトを扱えるPCスキル
- #4 スケジュール管理能力
コミュニケーションスキル

社外から見たとき、営業事務は会社の「窓口」として映ります。
さまざまな顧客に適切な対応をするには、高いコミュニケーションスキルが必要です。営業事務に求められるコミュニケーションスキルには、大きく分けて2種類があります。
1つは、相手の要望を正確に聞き取り、ニュアンスも含めて営業担当者に伝える伝達能力です。
問い合わせを受けた際、口調が穏やかであっても顧客が不満を抱えていることはあり得ます。
相手の話を注意深く聞き、営業事務だけで対応可能か、あるいは営業担当者に取り次ぐ必要があるか、判断する必要があるでしょう。
もう1つは、顧客に対して好印象を与え、信頼される対応ができることです。
「営業担当者に直接聞かないと確信が持てない」のではなく、「いつも対応してくれる〇〇さんが言うのなら間違いない」と思ってもらえることが大切です。
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事務処理能力

営業活動は常に時間との闘いです。
たとえば、「他社よりも早く見積書が届いたので、契約締結を決断した」といったケースは実際によく見られます。
顧客側も発注・納品を急いでいることは十分に考えられますので、事務処理に時間を要してしまい、機会損失につながるのは避けたいところです。
よって、営業事務には速く正確に事務処理を進める能力が求められます。業界の商習慣や顧客ごとの特性を理解し、迅速で的確な事務処理を行う必要があるのです。
事務処理能力を高めるには、日頃から与えられた仕事の進め方に終始するのではなく、常に改善点を見いだしながらPDCAを回し、改善を図っていく必要があります。
仕事の進め方を自発的に工夫し、改善を図っていく積極性も営業事務として重要な資質といえるでしょう。
オフィス系ソフトを扱えるPCスキル

営業事務はPCを使って仕事を進めるケースがほとんどです。とくにExcelやPowerPointといったオフィス系ソフトを扱う機会が多いことから、こうしたソフトを問題なく扱えるスキルは必須となります。
Excelに関しては、基本的な表計算だけでなく、ピボットテーブルやマクロといった機能も扱えるレベルに達しているのが望ましいでしょう。
機能自体を把握しているだけでなく、実務のどのような場面で活用できる機能であるかを理解していることが大切です。
PowerPointについては、プレゼン資料や提案資料の作成時に使用するケースが多いはずです。
資料の見栄えもプレゼンの質を決定づける重要な要素となるため、基本的なデザインの知識も持ち合わせていると有効に活用できるでしょう。
営業担当者にとって使い勝手の良い資料を作成できる人は、多くの職場で重宝されます。
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スケジュール管理能力

営業担当者は複数の顧客を担当し、同時並行で商談を進めていくケースがほとんどです。
出荷や請求といった処理は期日が厳密に決まっているため、事務処理に遅延が生じると顧客との信頼関係に関わります。
やるべきことを期日から逆算してスケジュールを立て、着実に遂行していくスケジュール管理能力が問われます。
営業担当者は基本的に社外で仕事をしており、顧客の予定に合わせて行動していることが多いはずです。
商談が長引いたり、急用で予定を変更したりすることは決してめずらしくありません。
重要な期日については営業事務が把握しておき、必要に応じて営業担当者へ注意を促す連絡を入れるなど、能動的に行動することが求められるでしょう。
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4)営業事務の転職で意識すべき3つのポイント
営業事務の仕事に対する理解が深まったでしょうか。次に、未経験者が営業事務に転職する際、どのような点を意識したらよいかを見ていきます。
営業事務は業務領域が幅広いことから、転職時にアピールポイントとなる点が数多くあります。別の見方をすると、自分自身の強みをどうアピールするかを決めておくことが非常に重要です。
とくに次の点については、転職活動を始める前に検討しておく必要があるでしょう。
営業事務の転職で意識すべき3つのポイント
営業事務の仕事に求められる人物像を知っておく

営業事務は社外との接点が多く、会社の顔として活躍する仕事のため、企業は採用選考で「求める人物像に合致しているか?」を重視する傾向があります。
よって、営業事務の仕事に求められる人物像をしっかりと把握しておくことが大切です。
営業事務に求められる人物像
- 人と協力して仕事を進めるのが好き
- 速く正確に仕事をこなすことができる
- コミュニケーションを図りながら仕事を進めるのが得意
- 計画的に仕事を進め、スケジュールを調整するのが得意
- 臨機応変に柔軟な判断、対応ができる
- 自発的に考え、行動に移すことができる
イメージとしては「営業担当としても活躍できそうだが、事務処理能力が高いので営業事務として採用したい」と思ってもらえることが重要です。
資格取得は知識の裏付けになる

営業事務に転職する上で必須の資格はありません。しかし、資格を取得しておくことで知識やスキルの裏付けとなり、より有利に選考を進められる可能性があります。
次に挙げる資格は、取得していれば営業事務に応募する際にアピールポイントの1つとなるはずです。
営業事務で活かせる資格の例
- MOS(とくにExcel・PowerPoint・Word)
- 日商PC検定
- 秘書検定
これらの資格のポイントは、選考時に優遇される可能性があるだけでなく、入社後に実務がスタートしてからも役立つという点です。
MOSや日商PC検定を取得済みであれば、実務で支障のないレベルのPCスキルを持っていることを証明できるでしょう。
秘書検定を取得していれば、一般的なビジネスマナーや顧客対応時の注意点を把握していることを伝えられます。
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営業事務の支援実績が豊富な転職エージェントを活用する

営業事務の特徴として、職場によって求められるスキルの傾向が大きく異なる点が挙げられます。
必要なスキルは業務内容や携わる産業、社風によって違いますので、一般的な事務職に求められるスキルの水準をクリアしていたとしても入社後にミスマッチが生じる可能性は十分にあるのです。
ただ、実際にどのような仕事を担当することになるのかは、入社してみないと分からない面も多いでしょう。できる限りの情報収集はしておくべきですが、個人がアクセスできる情報には限度があるはずです。
そこで、営業事務の転職支援実績が豊富な転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントは人材を求める企業の採用担当者とコンタクトを取り、求める人物像や必要なスキルレベルについて詳細にヒアリングしています。
自分に合った企業を客観的な視点から提案してもらえるため、入社後のミスマッチを防ぐ効果が期待できるのです。
スキル不足が心配なら派遣社員から始めてみるのもアリ
未経験から営業事務への転職を目指す際、スキル面で通用するのか不安に感じる人もいるはずです。
もしスキル不足への不安が拭えないようなら、派遣社員からチャンレジし、将来的に正社員を目指すのも1つの方法でしょう。
新商品の販売開始時や季節商戦など、仕事が集中しやすい時期に営業事務を増員するケースがよく見られます。
繁忙期に限り派遣社員を採用することも多いため、営業事務として自身のスキルを試すには絶好の機会といえます。
派遣社員としてスキルが通用することが実感できれば、営業事務経験者として次のステップに進みやすくなるはずです。
能力の高い派遣社員は、派遣会社を通じて正社員登用を打診されることもあり得るでしょう。派遣社員から営業事務のキャリアをスタートさせるのは、未経験者にとって現実的な選択肢の1つといえます。
5)営業事務への転職におすすめのエージェント
ここからは、営業事務への転職を検討している方向けに、おすすめの転職エージェントを、「正社員向け」「派遣社員向け」にそれぞれ紹介します。
正社員として営業事務を目指す人は、doda・リクルートエージェント
正社員として営業事務を目指したい人は、はじめにdodaとリクルートエージェントへの登録をおすすめします。
dodaとリクルートエージェントは営業事務の求人が他サービスと比べて非常に多く、豊富な候補から希望に合う条件のものを検討しやすいからです。
2サービスに登録後、マッチする求人の多さや担当エージェントとのコミュニケーションの取りやすさを見て、メインで使用するサービスを絞っていくとよいでしょう。
doda|担当エージェントからの積極的な支援・自分でも求人を選べる
dodaは国内大手転職エージェントのひとつで、常時15万件を超える求人を保有していること、担当エージェントが積極的に求人紹介を行ってくれることが特徴です。
2022年10月時点で、営業事務の求人は約3,000件あります(公開求人のみ)。
また、dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり営業事務の求人チェックしたい」という方は転職サイトのサービスを利用し、その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
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リクルートエージェント|豊富な求人数、担当エージェントのスピーディ・効率的な対応
リクルートエージェントは国内No1の求人数と転職支援実績を誇る転職サービスです。
転職先を選ぶにあたって、なるべく多くの求人を比較したい人にリクルートエージェントはおすすめです。
2022年10月時点で、営業事務の求人は非公開のものを合わせて約7,000件あります。
最大手の転職エージェントということもあり、リクルートエージェントのサポートは非常に統制が取れています。
担当エージェントは求職者の意向や希望転職時期に合わせて適切なスケジュールを提供し、職務経歴書の作成や面接対策については専用の支援ツールが用意されています。
効率的に転職活動を進めたい人におすすめのサービスです。
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派遣社員として営業事務を目指したい人は、テンプスタッフ・スタッフサービスの派遣会社がおすすめでしょう。両社ともに営業事務の案件が非常に豊富です。
ただし、派遣会社は「担当コーディネーターとの相性・やりやすさ」も重要です。
営業事務の仕事に配属したのちも担当コーディネーターとのやり取りは続き、業務や契約更新時の相談にも関わるからです。
2つ以上の派遣会社に登録しつつ活動をする人は多いです。自分に合った派遣会社を見つけるうえでも、はじめに両方登録しておくとよいでしょう。
テンプスタッフ|「女性が働きやすい環境づくり」をサポート
テンプスタッフは6万件を超える求人数を保有しており、数ある派遣会社の中でもトップクラスの求人数となっています(※2022年10月時点)。営業事務の派遣求人は約8,000件と、非常に豊富に取り揃えています。
対応している職種に関しても、一般事務をはじめとするオフィスワークはもちろんのこと、営業やクリエイティブ系、保育・介護といったように、幅広い職種に対応可能です。
その他にも、テンプスタッフには以下のようなメリットも挙げられます。
- 「有給休暇」「育児・介護休業」などの制度が充実している
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スタッフサービス|人材派遣会社でトップクラスの求人数
スタッフサービスは創業1981年の大手人材会社であり、創業当初から派遣求人をメインに取り扱っている老舗企業です。
多くの企業との取引実績があることから、保有している求人数は派遣会社の中で最も多く、職種・業種ともに多様な領域をカバーしています。貿易事務の派遣求人は、2022年10月時点で約3,500件あります。
その他にも、スタッフサービスには以下のようなメリットも挙げられます。
- 就業後も派遣先へ訪問しフォローをしてくれる
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まとめ)営業事務は未経験からも目指せる。キャリアプランを描いたうえで進もう
営業事務の仕事内容や、一般事務とは異なる仕事の特徴について解説してきました。
営業担当者を支える職種として、営業事務は社内外から頼られる存在です。人の役に立ちたい、自分で工夫しながら仕事を進めたいと感じている人に適した仕事といえるでしょう。
一方で、営業担当者の代理として窓口を務めることから、大きな責任も伴う仕事です。
求められる知識・スキルは多岐にわたりますが、そのぶん自身の強みを活かせる可能性も秘めています。
事務処理能力やスケジュール管理能力、コミュニケーションスキルなど、自分の強みを活かせる仕事を探している人は、営業事務に挑戦してみる意義が十分にあるでしょう。
先にお伝えした通り、営業事務はキャリアの積み上げを果たしやすい職種です。
将来のキャリアプランを掲げることによって、営業事務の経験はあなた自身の市場価値を高めていくことにも大きく寄与されるでしょう。