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「他人に興味が持てない」これって悪いこと? ビジネスシーンでの「他者」との関係性について考える

[最終更新日]2021/11/09

「他人に興味がない」のは悪いこと?

私たちはプライベート以外にも、仕事で日々たくさんの他者と接しています。
家族や友人とは異なり、職場の人間関係にはある程度線引きをしている方も少なくないでしょう。

中には「他人にまったく興味が持てない」という方もいるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、「リモートワーク」の普及も進んだ2020年以降、他者との距離感について改めて考え直してみるのもいい機会だと思います。

目次

他人に興味が持てないのは悪いこと? 人に興味が持てない背景は?■自分の行動を制限されるのが嫌 ■過去に人間関係で嫌な思いをした ■コミュニケーションが不得意 ■自分のことで精一杯/余裕がない 興味を持てないのは悪いことじゃない■フラットな付き合いができる ■人間関係のストレスを受けにくい しかしビジネスシーンではこんな影響も… その1視野が狭まり新しい価値観を取り入れづらい その2仕事で正しい評価を受けにくい その3困った時に頼れる相手がいない 「変わりたい!」と思った時は。POINT1会話では「聞き役」に。「傾聴力」を鍛える POINT2今までの価値観を白紙に。他者から新しく学ぶ姿勢が大切(学習棄却)

1)あなたが「他人に興味が持てない」理由は何?

まずは、あなたが他人に興味が持てない理由について考えてみましょう。
人により様々な理由があると思いますが、ここでは大きく4つ挙げてみます。

#1 他人によって自分の行動を制限されるのが嫌だから

特徴1 他人によって自分の行動を制限されたくない

仕事で関わる人の数が多いほど、「自分らしく振る舞うこと」が難しい局面も増えてくるものです。
たとえば複数の上司がいる状況での飲み会では、なかなか自由に発言ができないのはある意味当然のことと言えます。

しかし、他人に興味を持たない人ほど、上記のように自分の行動・発言を制限されることに強い抵抗感を持ちます
また、上記のようなシチュエーションをなるべく避けるために、誘いを断り、一人でいられる時間を大切にしている方もいらっしゃるでしょう。

このように、「相手に合わせることによって、自分が我慢を強いられる状態が嫌だから」というのは、「他人に興味を持たない」時に考えられる理由の1つです。

#2 過去に人間関係で嫌な思いをしたことがある

特徴2 過去に人間関係で嫌な思いをしたことがある

他人に興味を持てなくなってしまった原因を遡った時に、「過去に人に裏切られた・ひどい目に遭ったから」という方もいらっしゃいます。
このような場合、自己防衛として「人と深く関わろうとしない」状態を生み出していることが考えられます。

過去の出来事・記憶を忘れて気持ちをリセットできる人もいれば、心に負った傷としてその後の人との関わり方にも影響が出る人もいます。どちらが良い・悪いというわけではありません。

#3 そもそもコミュニケーションが得意じゃない

特徴3 コミュニケーションが不得意

そもそも、職場の同僚・上司など、関係性の薄い他者とコミュニケーションを取ること自体が得意ではない人もいらっしゃることでしょう。
初対面の人と何を話したらいいのかが分からない」「会話が続かない」という悩みは、なかなか当事者でないと理解されにくい側面もあります。

一方で、「仕事で重要なのは人間関係」「社会人としてコミュニケーション力は必須」という考え方も、まだまだ一般的な通念として存在するのも事実です。
「コミュニケーションは苦手だけど、働くうえでは克服する必要がある」という局面も相応に訪れるのは理解しておくべきでしょう。

#4 自分のことで精一杯・余裕がない

特徴4 自分のことで精一杯/余裕がない

今現在、自身が抱えている仕事で忙しい時、「そもそも他の人に関心を向けてる暇がない」という状態であることも考えられる理由の1つです。

また、「誰かに相談・力を借りて解決する」という選択肢も浮かばずひたすら苦しんでいる状態だとしたら、精神的にもかなりの負担がかかっていることでしょう。

外部の要因によって実質的に人と関わる時間が持てず、かつそれが苦痛に感じられる場合は、現在抱えている問題の早急な解決が望まれるでしょう。

2)「他人に興味がない」ことによって起こりうるデメリット

仕事をするうえで「必要最低限のコミュニケーション」を取れていれば、他人に興味を持てなくても問題はないように思えますが、一方で以下のようなデメリットが発生する可能性もあります。

裏を返せば「他人に興味を持つよう心がけていけばクリアできること」でもありますので、一度チェックしておくことをおすすめします。

視野が狭く、新しい考えや価値観を取り入れづらい

その1 視野が狭く、新しい考えを取り入れづらい:視野の広がりは、「何のために働くのか」という仕事のモチベーションの獲得にも繋がる

仕事の習熟において重要なのはインプットとアウトプットです。
インプットにおいては、独学などで一人でこなせる範囲もあるかもしれませんが、それで全てが賄えるわけではありません。時には同じ職場で働く上司や同僚などの「他者」から見聞きする情報によって、私たちは様々な考え方を手にしているのです。

そのため、「他人に興味がない」というスタンスで仕事を続けていると、第三者からの情報も遮断してしまうかたちとなり、結果として視野狭窄に繋がってしまいかねません。

たとえば下図をご覧ください。

視野の広がり

視野の範囲とは、「自分」から徐々に家族→友人・知人→職場→社会…と広がりを見せていきます。
たとえば「自分の働きによって、どのような貢献ができるか」と考える時、その人の視野は「社会」まで見据えていることになります。

視野の広がりは「何のために働くのか」というモチベーションにも結び付いています。
逆を言えば、視野が狭い状態では、今現在自身が働いている意義を見失ってしまう可能性もあるのです。

仕事で評価されにくい

その2 仕事で評価されにくい:昇給や昇進に関わる評価制度には対人スキルも含まれている

昇給や昇進に関わる評価制度は、従業員の貢献度や業務における能力を見て決定していきます。
この場合の貢献度とは、業務に関する成果だけではなく、そこに至る過程、たとえば「チームワークを高めていくために積極的であったか」など、対人スキルも対象となります

「他人に興味がない」というスタンスでのコミュニケーションは、他者から見るとややドライで冷たい印象を与えてしまうこともあります。
そうなった時に、業務で十分な成果を上げていたとしても、なかなか正しい評価に結び付かない可能性もあります。

管理職やマネージャーなど、役職のあるポジションほど、対人スキルは強く求められます。
社会人としてのスキル・キャリアアップを念頭に置いている場合、「他人に興味がない」ことがネガティブに働いてしまう可能性もあるのです。

困った時に頼れる相手がいない

その3 困った時に頼れる相手がいない:力を貸す/借りる関係性は日頃のコミュニケーションから築かれる

業務において、困っている人に手を差し伸べる、または自分が困っている時に誰かが力を貸してくれる、という状況は、日頃からコミュニケーションを取り、関係性を構築しているからこそ可能になります。

他人に興味を持たず、人間関係の構築において無意識であると、いざ自分が困った時に頼れる相手がいない状態を作ってしまいます。
また、誰かが困っている状況にもなかなか気づきづらい側面があると思います。

ビジネスシーンにおいては、自分一人ではどうしても完結できない局面も必ず訪れるはずです。
そのような場合に苦労を強いられてしまう可能性は理解しておくべきでしょう。

3)しかし、「他人に興味がない=悪いこと」ではない

ここまで「他人に興味を持てないことで起こりうるデメリット」について解説してきました。
しかし、他人に興味を持てないことが、そのまま「悪いこと」を指すかというと、決してそうではありません。以下で詳しく解説していきます。

誰とでもフラットに付き合うことができる

誰とでもフラットに付き合える

「他人に興味がない人」というのは、見方を変えれば「誰とでもフラットに接することができる人」でもあります。
「あの人とは考え方が合わないから嫌」といった感情的な理由で人と接する態度の選り分けが少ない分、誰かを傷つけたり不快な気分にさせてしまうことも比較的少ないと言えるでしょう。

しかし、他者からそう認識してもらうためには、あなたがそのような人間であるという状態を周知しておいてもらうことが前提となります。
そのためには、日頃から必要最低限のコミュニケーションを取っておくことはやはり肝要となるでしょう。

また、初対面の人にとっては、相手の個性をすぐに理解するのは難しいことです。
「この人、私と話していても興味が無さそう。つまらない人間だと思われているのかな?」と相手を不安にさせてしまうリスクもあることは頭の片隅に置いておくべきかもしれません。

人間関係でのストレスを極力避けられる

人間関係のストレスを極力避けられる

リクナビNEXTの調べによると、転職を決意した人の理由の第3位に「人間関係」があります。
それだけ多くの人にとって、「一緒に働く人との関係性」は重要な問題であることが窺えます。

そもそも、なぜ人間関係によってストレスが生じてしまうのかを紐解いてみると、多くの場合、相手に対して「一方向的な期待」をかけてしまっていることが原因にあります
相手に対して「このように接してほしい」という要求が高いほど、それが叶わなかった時のギャップが強くなってしまうのです。

そういう意味では、他人に対して過度な期待や興味を持っていない人は、同様に人に対して「こうあってほしい」という要求もありません。
したがって人間関係でのトラブルや軋轢に対して一定の距離を保っておくことができるのです。

無理を強いてまで人と関わろうとする必要はない

無理をしてまで関わろうとする必要はない

特にビジネスシーンにおいて、同僚や上司などの他者に対してもっと積極的に関わりを持っていこうとする働きかけ自体は非常に大切です。
しかし仮にそれが、あなた自身への負担となってしまうなら、無理を押してまで人に興味を持とうとする必要はありません。

たとえば今現在、業務に支障を来すレベルで他者とのコミュニケーションができていない状態なら、必要最低限のコミュニケーションを行えるよう努力をする必要はあるかもしれません。

しかし、業務を問題なくこなせている場合、無理に行動を起こすことによりかえってこれまでのペースを崩してしまったり、精神的なストレスに繋がってしまうおそれもあります。

長く働いていれば、相手がどのような人間であるのか、どのような個性の持ち主であるのかは自ずと分かってくるものです。
その中で自身にとって心地よく、かつ相手に不快を与えない距離感を見つけられれば十分だと思います。

4)それでも「変わりたい!」と思っている人へ

今現在、「他人に興味を持てるように働きかけていきたい」と考えている方もいるはずです。
他人に興味が持てない状況を脱却するための働き方について2点ご紹介します。

会話では「聞き役」に徹し、相手の話をしっかり理解することから始めてみる(傾聴力)

まずは相手の話を「聞く(傾聴力)」【傾聴力のポイント】■価値観の違いを受け入れる ■相手との共通点を見つけ、共感する ■適宜質問を挟む ■パラフレーズを意識する

会話やコミュニケーションにおいて、無理して自己開示をしなくても、相手に安心感を与えることは可能です。まずは「聞き役」として、相手の話をきちんと受け入れてみることから始めてみましょう。相手の気持ち・要求に寄り添い、時に共感する能力は「傾聴力」と呼ばれ、ビジネスシーンでも役立つ基礎スキルです。

傾聴力を身につけるために大切なポイントは以下の通りです。

  • 価値観の違いを受け入れる
  • 相手との共通点を見つけ、共感する
  • 適宜質問を挟む
  • パラフレーズを意識する

価値観の違いを受け入れる

相手の話を聞くうちに、自身との考え方・価値観の違いを見出すこともあるかもしれません。
しかし傾聴力に大切なのは、「その考え方は間違っている」と否定することではなく、いかに相手の価値観を受け入れることができるかです。

相手との共通点を見つけ、共感する

そもそも他人と自分の考えに違いがあるのは当然のことです。傾聴力においては、相手との違いよりも「共通点」を見出すことの方が大切です。
話し手側としても、共感を持ってくれる相手の方がより親近感を持ちやすくなります。

適宜質問を挟む

ただむやみに質問をすればよいのではなく、相手の意見や体験など、「その人にしか答えられない問い」であることが望ましいとされています。
また、「5W1H」を満たす質問を投げかけるのも効果的です。

パラフレーズを意識する

パラフレーズとは、「相手の言葉・真意を要約して言い換える」ことを指します。
たとえば相手が「部下が言うことを聞いてくれないし、上司も無茶な依頼ばっかりしてくる」と言ったとすれば、「板挟みになって大変だね」と返すことで、より相手の話を聞き理解していることが伝わりやすくなります。

「傾聴力で大切なポイント」について詳しく見る

「自分にはまだ必要な知識が揃っていない」という前提で動いてみる(学習棄却)

「まだ必要な知識が備わっていない」という気持ちで動く(学習棄却)【学習棄却の実践方法】STEP1 内省・振り返りを行う STEP2 自分を外の世界にさらす STEP3 情報・価値観の取捨選択を行う

自身の仕事について「まだ自分には学ぶべきことがたくさんある」「その知識は他人から受け取ることがきでる」という前提で過ごしてみることで、相手との関係性が深まる・相手に興味を持つことに繋がります。

近年、社会人においてもキャリアに関わらず新しい情報・価値観を学び直していく「アンラーニング(学習棄却)」が注目されています。
自身がこれまで積み上げてきた知識や経験を一度「白紙」に戻すことで、新たな情報・価値観を取り入れるための容量が生まれるのです。

ビジネススキルは不動のものではなく、時代や社会の変化に伴って移ろっていきます。
新しい価値観を吸収し、成長を続けていくためには、自分一人ではなく他者とのやり取りの中で習得できるものは多いと考えられます。

アンラーニング(学習棄却)の実践方法

  • STEP1 内省・振り返りを行う
  • STEP2 自分を外の世界にさらす
  • STEP3 情報・価値観の取捨選択を行う

まずはこれまでの自身の働き方やその結果について「客観的」に振り返りを行います。

内省のプロセス=#1「どんな出来事があったか」→#2「私は、それをどう感じ、受けとめたか」→#3「その後、どんな行動をとったか」→#4「プロセスを振り返ってみて、今思うことや感じることは…。」

業務を通じて経験した出来事について、自分はどう感じたか、その後どのような行動を取ったかを振り返ります。
その時の自身の行動が「適切であったかどうか」を見つめ直すことが、アンラーニングの最初の一歩となります。

続いて、自身の価値観とは異なる考えを持つ人や、他部署の人員と、意識的に関わりを持っていくようにします。
「自身の考え方が絶対ではない」と知ることで、自身の「当たり前」を相対化し、比較・検討することができるようになります。

はじめにアンラーニングとは「これまでの考え方・価値観を一度白紙に戻すこと」とお伝えしましたが、他者から得た新しい価値観を全て受け入れ刷新する必要はありません。
自身の成長に取り入れられそうな要素を取捨選択するプロセスが重要となります。

また、その時には新しい価値観でも、当然時間が経てば古いものへと変化していきます。
アンラーニングは一度で完結するものではなく、適宜ブラッシュアップを図っていくものであることも意識しておくと良いでしょう。

「アンラーニングの実践方法」について詳しく見る

まとめ)「自身の成長」の延長に「他者への関心」が生まれる

たとえばあなたが心を開ける友人のことを思い出してみてください。
多くの場合、自身が興味のあるものについて「話が合う」ことがきっかけで仲が深まったというケースが多いのではないでしょうか。

社会人になり、ビジネスを通じて知り合う他者に対しては、共通点を探すことの難易度が増すのは確かです。
そんな時は、まず念頭に「自分自身が成長すること」を置いてみてください。

これから社会人としてさらに成長していくためには、他の人の話を聞いてみるのもいいかもしれない
そうした動機で他者と関わっていくのも決して間違いではありません。

本記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。

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