スポーツインストラクターとしての夢を実現したい。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 教育機関
- 職種
- 支援学校教諭
- 従業員規模
- 120名
- 年収
- 450万円
転職後
- 職業
- スポーツジム
- 職種
- スポーツインストラクター
- 従業員規模
- 20名
- 年収
- 350万円
目次
ももこさんの転職ストーリー
1これまでの私
スポーツインストラクターの夢を断念し。

私は大学生の頃に、「保健体育一種免許」「柔道2段」を取得しました。
その成果を買われ、卒業後に隣町の県立支援学校の中学部教諭に採用されたのです。
支援学校に通う生徒たちは、時々急に暴れたりすることもあるので、そういった際に力持ちの先生がいると頼りになるから、という理由でした。
元々私は、スポーツのインストラクターになるのが夢でした。
しかし、せっかく私のスキルを買っていただいての採用でしたので無下にもできず、何となくで働き始めてしまったのです。
それでも、生徒たちと過ごす時間は楽しいものでした。
特に体育の授業で一緒にリズム体操をやったりするときは、生徒たちの笑顔を見て、こちらまで嬉しくなります。
同時に、インストラクターとしての自分、も垣間見えたりして。
かつての夢に心が刺激される、そんな毎日でした。
2転職のきっかけ
通っているスポーツクラブで、運命の出会い。

インストラクターになるには養成コースに通い、資格を取得せねばなりません。
日々忙しい中学教諭の仕事では、そのための時間を捻出するのがかなり難しい状況でした。
また、養成コースに通うにはそれなりの金額と、都市部まで通わなければいけないことなども、私の足を遠のかせていた一因です。
教諭の仕事自体は、とても順調でした。
校長や、他の教諭陣からも評価をいただき、「このままでもいいのかも」そんな気持ちになってまた一日が過ぎる。そんな繰り返しでした。
そんな日々を変えるきっかけとなったのは、私が通っているスポーツクラブでのことです。
仕事帰りに立ち寄った時に、よく顔を合わせる会員の方がいたのですが、その方から
- 会員
-
「あなた、インストラクターに向いてると思いますよ。体つきもいいし、時々人に教えてたりするじゃないですか、すごく的確で、わかりやすいなって思って聞いてます」
と声をかけられたのです。
しかもその帰り、ふとスポーツクラブの掲示板を見ると「インストラクター養成コース開催」の文字が。
すぐに申し込みました。
運命、のような気がしたのです。
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3転職活動中
夢のスポーツインストラクターデビュー。

養成コースは基本的に夜の時間帯だったため、仕事の後でも問題なく通うことができました。
養成コースで学ぶ時間は、とても有意義なものでした。
その時になって気づいたのですが、やはりこれまでは、自分の夢をかなり押し殺しながら働いていたようです。
かなり前向きに資格取得に向けて努力し、そのモチベーションで、日中の教員業務も乗り切っていました。
そして資格を取得と同時に、教員を辞めました。
すぐに正社員とはなりませんでしたが、まずはスポーツジムの専属アルバイトから、晴れてインストラクターデビューを果たすことができたのです。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

アルバイト期間は時給制になりますので、所得はだいぶ不規則になりました。
しばらくは生活が苦しい状況が続きました。
しかしインストラクターとしての仕事はとても楽しく、そんな生活も乗り切ることができました。
職場の雰囲気はとにかく縦社会、といった感じです。
先輩は軒並み厳しかったですね。
体育会系なのでそれは慣れていましたが、凹むときはとことん凹みました……。
公務員の仕事と違うところは、残業代が支給されるのと、頑張った分だけ評価され、給与に反映されるところです。
やる気を持ち続けて働くことができています。
5その後、どうなったか。
夢は思うだけでなくて、叶えるもの。

「夢は思うだけでなくて叶えるもの」
それを実現できたことは自分自身の飛躍、そして自信に繋がったと思いました。
後悔していることも少しあります。
一番はやはり、自分が受け持っていた生徒たちの卒業を見送ってあげたかったです。
その後も学校にはたまに顔を出すようにしています。
そもそものスポーツインストラクターとしての夢を思い出させてくれたのも、あの子たちとの体育の時間があったからです。
彼らのことは、一生忘れることはないでしょう。
◇ ◇ ◇
スポーツクラブには実に様々な年齢層の方がいらっしゃいます。
特に高齢者の方は、自分自身の健康の維持のために通う方が多いです。
今後は、そんな高齢者の方々に対し、リハビリ関係の知識をつけてサポートしていきたいと考えています。
また、直近ですと、ついに社員昇格が決まりました。
本当に嬉しいです。
今後もたくさんの経験を積み、お越しくださる皆さまのサポートに尽力していきたいです。